トヨタの「高級SUV」何がイイ? 高額ハイブリッドが売れ筋に!? 登場4年の「ハリアー」人気が衰えないワケとは
くるまのニュース / 2024年11月6日 19時10分
2020年に登場した4代目トヨタ「ハリアー」が根強い人気となっています。現在のSUVの代表格にして、高級感もスポーティ感もあるマルチプレイヤー的な存在ですが、どのような魅力があるのでしょうか。
■完成度が高くカスタムいらず! ハイブリッドで燃費も良好
「高級サルーンの乗り心地と快適性を兼ね備えるSUV」として、1997年にトヨタ「ハリアー」がデビューしました。
4代目に当たる現行型も2020年に登場して以来、新車販売台数ランキングでも常に上位につけるなど、4年が経過した今でも根強い人気となっています。
SUVをメインストリームに押し上げた立役者でもありますが、一体どのようなところが魅力となっているのでしょうか。
日本自動車販売協会連合会が発表している「乗用車ブランド通称別順位(新車販売ランキング)」によると、2024年度上半期(2024年4月~9月)のランキングでは、ハリアーは12位(3万2477台)にランクイン。
それより上位に、トヨタ「カローラ」や「ヤリス」といったコンパクト&SUV連合チームや「シエンタ」や「ルーミー」、ホンダ「フリード」などのトールワゴン、日産「セレナ」や「アルファード」、「ノア」「ヴォクシー」といったミニバンがランクインしています。
これだけを見ると「ハリアーの人気はそれほどでもない」と勘違いされそうですが、恐るべきはその価格。
ガソリン車のエントリーグレード「S」は312万8000円ですが、ハイブリッド車は411万9000円(G・2WD)からと、400万円を軽く超える高級SUV。それが庶民的な多人数乗車できるファミリーカーと対等に売れている、という人気ぶりです。
その理由は、「カッコいい高級SUVだから」に尽きます。もともと初代・2代目にはハリアーをベースにしたレクサス版も存在していたこともあり、「人よりちょっと高級で良いもの」を求めるユーザー心理を巧みについてくるわけです。
3代目・4代目(現行型)はその傾向が顕著で、タフなスタイルを特徴とするミドルクラスSUV「RAV4」と基本コンポーネンツを共有しながら、上質でスタイリッシュな内外装を採用し、まったく異なるキャラクターを成立させています。
現行型は2リッターガソリン・2.5リッターハイブリッド・2.5リッタープラグインハイブリッドと幅広いラインナップを用意。
全車「Toyota Safety Sense」を標準装備し、用途や予算に合わせて2WD・4WDが選択できるなど、幅広いユーザーにマッチしています。
ネット上ではオーナーから「デザインが好み」という声が多く寄せられているように、そのスタイルの良さと存在感に惚れ込む人が多いようです。
そして根強い人気の証拠とも言えるのが、高値で推移する中古車価格。トヨタディーラーの販売スタッフに聞いたところ、高級SUVだけあり、高額なハイブリッドモデルが約4割を占めるのだとか。
国内はもちろんですが、海外でも人気で、輸出される中古車も多いとのこと。そのため下取りしたくても、オークションで流れてしまうケースが多いと教えてくれました。
また、販売スタッフによると、購入時にオプション装着可能な「モデリスタ」や「GR」のエアロパーツも人気があるといいますが、そのままでも「エクステリアの完成度が高い」と満足しているオーナーも多いそうです。
全長4740mm×全幅1855mm×1699mmのサイズを誇るSUVでありながら、燃費(WLTCモード)はガソリンモデルが14.7km/L~15.4km/L、ハイブリッドモデルが26.3km/L~27.4km/Lという低燃費を記録。
経済的であることも、ハリアーが人気となっている理由のひとつでしょう。
また、スタイリッシュなデザインに組み合わされる大径ホイールが用意されているのも見逃せないポイント。上級グレードには当たり前のように19インチが用意されているのも、ハリアーのスゴいところです。
以前よりも納期がかなり短縮され、現在では3~4か月で納車が可能になっているとのこと。数年乗っても下取りが高い可能性は十分あるのですから、まだ当分ハリアー人気は衰えないでしょう。
※ ※ ※
スタイリッシュで、実用性も高く、乗り心地も燃費も良好、という超優等生SUVだけに、ハリアーは人気が衰える気配を感じさせません。
唯一の懸念点といえば、人気がありすぎて街で見かける数が多いことぐらい。いま新車で購入しても長い間楽しめそうです。
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
人気のトヨタ最新「プリウス」お得に手に入れるには「新車」「中古車」「サブスク」どれがいい?「謎のUグレード」どんなモデル?
くるまのニュース / 2024年11月6日 10時30分
-
ニッサンが新型「高級SUV」を世界初公開! 10年ぶり「日本復活」なるか!? 新型「ムラーノ」が国内導入される“可能性”とは
くるまのニュース / 2024年10月23日 10時25分
-
トヨタ「ハリアー“リンファン”」新発表に反響多数! “最も美しい”「高級SUV」に「可愛い」の声も! “約57万円”の値下げも実施の「美麗モデル」中国に投入で話題に
くるまのニュース / 2024年10月20日 13時40分
-
トヨタ新型「RAV4」公開に反響多数! 豪華“内装”化&オシャグリーン追加に「欲しい」「カッコイイ」の声! “約16万円値下げ”も実施の「大人気SUV」中国に登場で話題に
くるまのニュース / 2024年10月17日 12時30分
-
ホンダの新型「コンパクトSUV」なぜ一番売れている? 全長4.3mの小型サイズで室内広々!? 「ヴェゼル」が人気すぎるワケとは
くるまのニュース / 2024年10月14日 14時10分
ランキング
-
1男性のトイレ「立つ」「座る」どっちが多い? 便器への飛び散りや尿モレへの影響は - 大王製紙が調査
マイナビニュース / 2024年11月6日 15時27分
-
2結局「セブンの弁当は“上げ底”」は本当なのか? 3大コンビニの容器を比べて分かった「明らかな違い」
女子SPA! / 2024年11月6日 8時46分
-
3これならできる!「1000万円貯蓄」がある人の習慣4つ
オールアバウト / 2024年11月5日 21時40分
-
4「頭が痛くて割れそう!」耳から出てきたモノに仰天 10年間綿棒でキレイにしていたのに…耳鼻科医「同じ症状の患者さん多い」
まいどなニュース / 2024年11月6日 6時50分
-
5どんな人が『大腸がん』になるの? - 大腸がん最前線について、専門医師が解説した
マイナビニュース / 2024年11月6日 13時16分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください