トヨタが「現代版セリカ GT-FOUR!?」実車公開! 「欲しい!」の歓喜も!? スポーツ4WD搭載の「スゴいハチロク」誕生、米・SEMAで展示
くるまのニュース / 2024年11月6日 12時10分
トヨタはアメリカ合衆国・ネバダ州ラスベガスで開幕した「SEMAショー2024」にて、往年の名車「セリカ GT-FOUR」が蘇ったようなモデルをお披露目しました。
■「セリカ GT-FOUR」が蘇った!? GRカローラのパワートレインを全移植した最強の「GR86」誕生!
2024年11月5日よりアメリカ合衆国・ネバダ州ラスベガスで開幕した「SEMAショー2024」にて、トヨタは往年の名車「セリカ GT-FOUR」が蘇ったようなモデルをお披露目しました。
いったいどのような特徴があるクルマなのでしょうか。
SEMAショーはSEMA(Specialty Equipment Market Association、米国自動車用品工業会)が1967年より年に一回開催している、アフターマーケットの見本市です。
クルマのカスタムやエンジンのチューニングだけでなく、タイヤやホイール、塗装、リペア用品、カーケア用品、カーラッピング、電装品、工具、整備用品など、さまざまな会社・ブランドが出展します。
また、カスタムの傾向も開催当初はアメリカらしくホットロッドやオフロード、ピックアップトラックが中心でしたが、ここ十数年は日本車人気の煽りを受け、スポコンやドリフト系に関連する展示も目立っており、その市場規模は全体で476億ドルに達します。
自動車メーカーによる展示も醍醐味のひとつです。
よく比較される日本の東京オートサロンでは見ることのできないようなド派手なカスタムやチューニングは、そのメーカーがどれほどその業界へコミットしているかを表しています。
単なる車体のカスタムにとどまらず、エンジン換装といった大掛かりな「ビルド」などは、著名チューナーとのコラボレーションやメーカーのチューニング部門で実現され、来場者の話のタネとなります。
日本メーカーの出展内容も以前より充実しており、ここ近年のビッグ3(フォード、シボレー、クライスラー)による展示の縮小とは対照的な印象です。
トヨタもエキゾチックなビルドを毎年出展することで有名です。
例年通りトヨタは複数のカスタムカーを今年も展示しましたが、中でも「GR86ラリー・レガシー・コンセプト」はSEMAショー開幕前からネット上で大きな話題を呼びました。
2024年のSEMAショーに向けて制作されたこのGR86は、トヨタがかつてWRCに投入した「ST185」や「ST205」といったトヨタ「セリカ GT-FOUR」からインスパイアを受けています。
車体こそは2024年型GR86(パフォーマンス・パッケージ付き)ですが、ボンネットの下には北米市場で熱い支持を受ける「GRカローラ」から譲り受けたG16E-GTS型1.6リッター直列3気筒ターボエンジンを搭載します。
これに加え、駆動系統も同じGRカローラの四輪駆動システム「GR-FOUR」を移植したことで、過酷なラリーの現場でも戦える四輪駆動のGR86が誕生しました。
G16E-GTSに換装するにあたり、サブフレームの加工から専用エンジンマウントといった多くの改造が施されました。
また、駆動系統を完璧に移植するためにも足回りはGRカローラのハブやアクスルを採用、完璧なハンドリングを求めてステアリングラックまで手が加えられました。
さらに電子制御でエラーを起こさないよう、GRカローラ純正のディファレンシャルがリアに丸ごと移植されたとのこと。
より良いパフォーマンスを求め、エンジン周りはインタークーラーとオイルクーラーのアップグレードが施されています。
出力とトルクはGRカローラの純正値である300 hp/370 Nmのままですが、トヨタによれば、「この数値は今後のチューニングで向上させていきたい」と言います。
外装は純正色である「クリスタルホワイトパール(北米名:Halo White)」をベースに、かつてWRCに参戦したトヨタのワークスチームが採用した「カストロール・カラー」から着想を得たデザインをまといます。
それだけでなく、セリカ GT-FOURのような大型のリアスポイラーや赤色のマッドフラップ、フロントバンパー上部の4連ライトポッド。
さらには6本スポークのスピードラインを装着したことで、今日では見ない、往年のラリーマシンの雰囲気を醸し出しています。
司会を務めたラットレッジ・ウッド氏(現地撮影:加藤博人)
実際のブースでは、アメリカの放送会社「NBC」のNASCAR番組における司会としても有名なラットレッジ・ウッド氏がブースの案内ツアーをおこないました。
GR86ラリー・レガシー・コンセプトはあくまでコンセプトカーですが、ウッド氏は「これが本当に実現したら欲しい!」と力強く紹介、ブース来場者からも同意の拍手が湧き上がりました。
これ以外にも、トヨタの著名デザインスタジオ「CALTY」が担当したランドクルーザー250のバンカットカスタム。
ラットレッジ・ウッド氏がプロデュースした1JZ換装・ドリフト仕様の1994年型ハイラックスなど、他では見られないようなカスタムビルドがSEMAショーのトヨタブースを彩ります。
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
トヨタが現代版「セリカ」を初公開! 伝説の「GT-FOUR」完全再現した「新型“4WD”スポーツカー」発表! GRの名車「2モデル合体」で米国登場!
くるまのニュース / 2024年11月6日 7時10分
-
セリカGT-FOUR の魂を『GR86』に、300馬力の「ラリーレガシーコンセプト」発表…SEMAショー2024
レスポンス / 2024年11月5日 21時0分
-
トヨタが現代版「セリカ“GT-FOUR”!?」初公開! 「おかえりなさい、セリカGT-FOUR」声も! 直列3気筒×4WD搭載の“2ドアクーペ”登場! 数時間後に米国でGR86展示
くるまのニュース / 2024年11月5日 7時10分
-
トヨタが現代版「セリカ“GT-FOUR”!?」初公開へ! 高性能「直3×4WD」搭載の「GR86」!? まさかの“GRカローラ”組合せた「“2ドア”クーペ」まもなく米国で披露
くるまのニュース / 2024年10月24日 12時10分
-
トヨタが「現代版セリカGT-FOUR?」初公開へ!? GR86×GRカローラ組合せた「夢のマシン」誕生! まもなく米国で披露
くるまのニュース / 2024年10月8日 7時10分
ランキング
-
1結局「セブンの弁当は“上げ底”」は本当なのか? 3大コンビニの容器を比べて分かった「明らかな違い」
女子SPA! / 2024年11月6日 8時46分
-
2これならできる!「1000万円貯蓄」がある人の習慣4つ
オールアバウト / 2024年11月5日 21時40分
-
3「頭が痛くて割れそう!」耳から出てきたモノに仰天 10年間綿棒でキレイにしていたのに…耳鼻科医「同じ症状の患者さん多い」
まいどなニュース / 2024年11月6日 6時50分
-
4東京に「座るにも金が要る街」が増えた本質理由 疲れてもカフェに入れず途方に暮れるあなたへ
東洋経済オンライン / 2024年11月6日 8時30分
-
5市場は「トランプ氏が勝利」と予想? 米大統領選後のドル・株・金利はどうなるか
マイナビニュース / 2024年11月6日 7時0分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください