三菱「爆速エボ」がスゴイ! 「500馬力&1000Nm」超えד巨大ウイング”装備! メーカーが本気で作った「謎のスーパーカー」とは?
くるまのニュース / 2024年11月18日 22時10分
三菱はかつてスーパーカー級のスペックを持つ「エボ」を公開し、クルマ好きから注目を集めました。一体どのようなクルマなのでしょうか。
■三菱のスポーツカーの方向性を示した「爆速エボ」とは?
三菱は現在、軽自動車からミニバンやトラックまで、幅広いクルマをラインナップしていますが、スポーツカーは販売されていません。
かつては「ランサーエボリューション」といったセダン型及びステーションワゴン型のスポーツカーを展開していましたが、10代にわたって進化したのち2016年に販売を終了。
以降、三菱のスポーツカーは登場していません。
そんななか、2014年にスーパーカー級のスペックを持つ「エボ」を公開し、クルマ好きから注目を集めました。
一体どのようなクルマなのでしょうか。
そのクルマとは「コンセプト XR-PHEV エボリューション ビジョン グランツーリスモ(以下XR-PHEVエボVGT)」です。
このモデルは、ソニー・コンピュータエンタテインメントが展開しているレースゲーム「グランツーリスモ」が手掛けるプロジェクト「ビジョン グランツーリスモ(Vision Gran Turismo、以下VGT)」によって誕生しました。
このプロジェクトは、グランツーリスモ15周年を記念して、開発者の山内一典氏が「各自動車メーカーにとって理想のGTカーをデザインしてほしい」と呼びかけたことが始まったもので、実在の自動車メーカーが未来のGTカーを想像し、ゲーム内で走らせることができるという革新的な活動です。
これまでメルセデス・ベンツ、BMW、アウディ、フォルクスワーゲン、プジョー、さらにはフェラーリやランボルギーニなどの著名メーカーが参加し、2024年現在では35種類以上のVGTモデルが登場しています。
各メーカーが提供するVGTは、単なるゲーム内の車両を超えて、モーターショーなどで実物モデルが展示されることもあるほどです。
VGTはメーカーの未来ビジョンを反映し、コンセプトカーの役割を担っています。
これにより、各社のブランドが目指す方向性やテクノロジー、デザイン哲学がゲームを通じて表現されているのです。
三菱もそのプロジェクトに参画し、2014年にXR-PHEVエボVGTを公開しました。
これまで三菱はSUV「パジェロ」やスポーツカーであるランサーエボリューションで、ラリー競技で数多くの輝かしい実績を残しています。
これらのモデルと同様に、XR-PHEVエボVGTには、ラリーで培った技術やデザインのエッセンスを注ぎ込んだもので、開発にはデザインチームだけでなく、先行車両研究グループや空力技術開発チームも参画。
まるでワークス体制で臨むような、総合的な技術力を結集した1台です。
ベースとなっているのは、2013年の東京モーターショーで公開された「コンセプト XR-PHEV」で、そのデザインや性能を大幅に進化させています。
デザインの特徴であるアスリートフォルムはさらに磨きがかけられ、車両全体にスポーツカーの力強さを強調。
フロントグリルは、当時の三菱のアイコンである「スリーダイヤ」マークから車体後方へ向けて流れるウェッジ状のデザインが採用され、まるでアスリートがスタートダッシュの瞬間に集中力を高める様子を彷彿とさせます。
また、前後のフェンダーは張り詰めた筋肉のように造形されるほか、巨大なウイングを装備し、ダイナミックな印象を与えています。
足元には20インチの大径アルミホイールが装備され、足元のスポーティな雰囲気を一層引き立てています。
パワートレインには、最先端のプラグインハイブリッド(PHEV)システムを採用。
最高出力510馬力・最大トルク103.5kgf-m(1015Nm)を誇り、これらに8速DCTが組み合わされます。
くわえて三菱の車両運動統合制御システム「S-AWC(Super All Wheel Control)」が搭載されており、4輪に最適なトルク配分を行うことで高いハンドリング性能を実現。
走行安定性が強化され、ドライバーはスポーツカーとしての高性能を存分に体感することができるとしています。
ボディには炭素繊維強化プラスチック(CFRP)を使用した構造が採用され、徹底した軽量化が図られているほか、エアロフォルムには前後のディフューザーが組み込まれ、車両に強いダウンフォースを発生させる構造となっています。
この空力設計により、旋回時の安定性も大きく向上しており、速さと高いコーナリング性能が両立しています。
そんなXR-PHEVエボVGTは、単なるコンセプトカーにとどまらず、三菱の今後のスポーツカーの方向性や、電動化の可能性を示唆する象徴的なモデルとして注目を集めました。
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
ホンダ斬新「“MR”スポーツカー」がスゴイ! 400馬力超え「直4VTEC」&900kg以下の“超軽量ボディ”採用! “左右対称内装”も特徴的な「スポーツ VGT」とは?
くるまのニュース / 2024年12月15日 10時10分
-
「次期“GT-R”!?」 700馬力超え「V6」搭載のニッサン「“和製”スーパーカー」に反響多数! 「丸テール」も採用の斬新マシン「CONCEPT 2020VGT」に“熱視線”集まる!
くるまのニュース / 2024年12月15日 8時0分
-
全長4.2m! ホンダの「“MR”スポーツカー」に反響多数! 900kg以下の「超軽量ボディ」&400馬力超え「直4」採用に「カッコイイ」の声! 斬新「左右対称“内装”」も話題の「スポーツVGT」とは
くるまのニュース / 2024年12月4日 11時45分
-
日産の「和製“V8”スーパーカー」がスゴイ! 全長5m級ボディの「ビッグクーペ」に称賛の声! ド迫力ウィングも超カッコイイ「インフィニティC VGT」が話題に
くるまのニュース / 2024年11月29日 11時10分
-
トヨタ新型「和製スーパーカー」まもなく登場に期待の声! 爆速「V型10気筒エンジン」搭載もある「超ロングノーズ」がスゴイ! 開発進む「GR最強モデル」に反響殺到!
くるまのニュース / 2024年11月25日 14時10分
ランキング
-
12024年の「ドラマ視聴率トップ10」驚きの結果 流行語「ふてほど」は?1年のドラマ総まとめ
東洋経済オンライン / 2024年12月24日 7時40分
-
2M-1創設者がバッテリィズに泣きそうになった理由 理論派が目立ってきたM-1に2人が与えたこと
東洋経済オンライン / 2024年12月23日 18時38分
-
3電話番号を変更したらメルカリにログインできなくなりました。どうすればいいですか?
オールアバウト / 2024年12月23日 21時5分
-
4「日本新三大夜景」に横浜市が初認定 ヨルノヨなど評価 6位から躍進
カナロコ by 神奈川新聞 / 2024年12月23日 22時30分
-
5中森明菜「2024年の復活劇」でファンに与えた衝撃 今年はたくさんの歌声と元気な姿を披露してくれた
東洋経済オンライン / 2024年12月24日 9時0分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください