マツダの「斬新“4人乗り”SUV」に「顔がスゴイ」と反響多数! オシャな「“砂丘”内装」もカッコいい! 2ドア&屋根も取れちゃう「HAKAZE」に“熱視線”集まる!
くるまのニュース / 2024年11月18日 21時10分
現在のマツダ車が「魂動(Kodo)デザイン」を採用する前、「Nagare(流れ)デザイン」コンセプトが存在してました。そんなNagareデザインを採用するコンセプトモデルのひとつ「葉風(はかぜ)」に対し、SNSなどではさまざまな反響が寄せられています。
■今思うと「過渡期のデザイン」だった!?
国内外で高い評価を集めるマツダのデザインコンセプト「魂動(KODO)」ですが、その以前には「Nagare(流れ)」デザインが採用されていました。
そんなNagareデザインのコンセプトカーのひとつである「葉風(はかぜ)」に対し、SNSなどでは多くの声が集まっています。
Nagareデザインのコンセプトモデルにはいくつかのモデルがあり、第1弾が「流(ながれ)」、第2弾が「流雅(りゅうが)」、そして今回紹介する「葉風(はかぜ)」が第3弾となります。
なお、その後第4弾の「大気(たいき)」が発表され、Nagareのデザインコンセプトは“魂動”へ受け継がれていきました。
Nagareのコンセプトは、止まっているときでさえしなやかに風を切って走っているかのようなデザインをイメージしており、動きが感じられる意匠が最大の特徴です。
そんなデザインをもとに誕生した葉風は、2007年のジュネーブモーターショーにて初公開されました。
アクティブなライフスタイルを送る30代から40代の人々にターゲットをおいたクーペスタイルの4人乗りコンパクトクロスオーバーSUVとして、欧州のデザインセンターでデザインされたものです。
ボディサイズは、全長4420mm×全幅1890mm×全高1560mm、ホイールベース2650mm。
パワートレインは、2.3リッター「MZR」DISIガソリンターボエンジンを搭載し、6速ATとアクティブ・トルクコントロールカップリング4WDを組み合わせています。
外観は、ボディサイドに風の流れを感じさせる風紋のようなテクスチャーが施された個性的なスタイル。ゴールドのボディカラーは、砂漠をイメージしたといいます。
ドアは大型の跳ね上げ式で、風を切って走るというイメージ通り羽根を思わせる形状となっています。
大型ガラスルーフの後部は脱着が可能となっており、取り外すことでオープンエア感覚が味わえる構造なのも、オープンカー「ロードスター」を大切にするマツダらしいユニークな点でしょう。
内装も開放感を強調したレイアウト。当時の担当デザイナーによると「砂浜の景色からインスピレーションを得た」といい、海辺の貝が砂に半分埋もれたような面形状だと話します。
そんなショーカーらしい華やかな装飾が施されるいっぽうで、葉風はその後の市販化も視野に入れて開発されていたとの噂もあったといいます。
その視点であらためて見返してみると、現実味を帯びたクロスオーバーSUVテイストのフォルムとなっている点も興味深いところ。
その後2012年に登場する初代「CX-5」(こちらは魂動デザインを初採用)に通じる雰囲気もあるのも面白く、Nagareから魂動への関係性も想像せずにはいられません。
※ ※ ※
そんなタイミングで登場した「葉風(はかぜ)」に対し、SNSなどではさまざまな反響が寄せられています。
多かったのは「流れデザイン懐かしい」「プレマシーにあったなあ」など、当時を思い出す声でした。
また有機的なフロント形状に対し「ザクレロっぽい」など、ロボットアニメに登場する戦闘型ロボットを想起したという声もあります。
いっぽうで「(その後の)魂動デザインを知ったあとではちょっと違和感ある」「線で描いたような形状が不思議」など、熟成が足りないとするコメントもあり、今振り返るとこの頃がマツダデザインの過渡期であったことがうかがえるものとなりました。
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