全長2.7m!? 49万円のスズキ「極小マシン」がスゴい! 5速MTも搭載! 軽初の画期的システムも斬新だった「Twin」どんなモデル?
くるまのニュース / 2024年11月15日 6時40分
スズキはかつて「ツイン」という超小型の軽自動車を販売していました。一体どのような特徴があったのでしょうか。
■ハイパーコンパクトなスズキ「ツイン」
スズキはこれまでに数多くの軽自動車を販売してきましたが、なかには高い注目を集めながらも、販売不振により短い期間で消えてしまったモデルがあります。
例えば、2003年に登場した「ツイン」は、チャレンジングなコンセプトで話題になったものの、約3年で市場から消えてしまったクルマです。
ツインはスズキが2003年1月に発売した2人乗りの軽自動車です。ボディサイズが非常にコンパクトなため、軽自動車のなかでも小さな軽マイクロクーペに分類されます。
ツインの特徴は、先述のように「コンパクトなサイズ」です。ボディは全長2735mm×全幅1475mmと非常に小さく、ドアは左右の2つのみ。
さらにリアゲートは無く、後方の小さなガラスハッチが開くだけというシンプルな構造になっています。
エクステリアは全体的に「丸」を用いたデザインを採用。ヘッドライト・リアライトも丸いデザインのものが用いられており、小さなサイズのボディも相まって、まるで「おもちゃのクルマ」のような見た目でした。
このおもちゃのようなかわいらしいボディには、最高出力44馬力の「K6A型エンジン」を搭載。直列3気筒DOHCの4バルブエンジンで、スズキの軽自動車の多くに採用されてきた名機です。
ガソリンモデルだけでなく、5kWのモーターでアシストする「ハイブリッドモデル」もラインナップされており、軽自動車のハイブリッドモデルは、このツインが初めてでした。
また、トランスミッションはガソリンモデルが3速ATと5速MT、ハイブリッドモデルは4速ATが用意されていました。
ガソリンモデルのうち、5速MTモデルは約49万円と低価格となっており、これは必要最低限の装備のみとすることで実現した価格。
装備を充実させたグレードもありましたが、それでも68万円と低価格で販売され、後に追加されたハイグレードモデルでも78万円と総じて手ごろな価格でした。
一方、ハイブリッドモデルは販売価格が135万円からと、ガソリンモデルの約2倍。
このハイブリッドモデルの燃費は34km/L(10・15モード)と、26km/Lのガソリンモデルよりも優れていましたが、これだけ価格の差があるとさすがにユーザーの目線は厳しく、ほとんど売れませんでした。
後にハイブリッドモデルは受注販売へと変更。ガソリンモデルもコンパクトで低価格だったものの、売れ行きは芳しくなく、いずれも2005年12月で販売を終了しています。
※ ※ ※
ツインは注目を集めたものの、1万台ほどしか生産されず、約3年間で消えてしまったクルマでした。
しかし、現在では「小さくてかわいいクルマ」として根強い人気がある一台。とはいえ、販売期間の短さと販売台数の少なさから、程度の良い中古車は少ないようです。
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
スズキ新型660cc「5速MT車」発売に反響多数! マルチユースなコンパクトバン「エブリイ」登場! パキスタンの仕様や価格差に驚きの声
くるまのニュース / 2024年11月12日 8時10分
-
約150万円で5MTのみ! スズキが新型「軽バン」発売! 全長3.4mの“お手頃サイズ”が魅力の「新型エブリイ」パキスタンで発売
くるまのニュース / 2024年11月5日 16時10分
-
全長2.7m! 49万円のスズキ「めちゃ小さいクルマ」に大注目! 軽量ボディに「5速MT」も搭載! 一番スズキらしい「挑戦的モデル」が最高に楽しい!
くるまのニュース / 2024年10月29日 6時40分
-
5速MTあり! ダイハツ最上級の「フラッグシップセダン」なぜ消滅? パカッと開く「斬新リアゲート」が凄かった! 本気で“独自開発”とした渾身の「旗艦モデル」とは
くるまのニュース / 2024年10月28日 20時10分
-
スズキ新型「“3列7人乗り”ミニバン」がスゴイ! 「全長4.3m級」ボディ&“精悍エアロ”がカッコイイ! 「MT設定」もあるスポーティな「エルティガ」とは?
くるまのニュース / 2024年10月21日 14時10分
ランキング
-
1トヨタ、投稿動画めぐり謝罪と改善発表 “ずんだもんへの愛が足りなかった”
おたくま経済新聞 / 2024年11月14日 15時15分
-
2「姦」という漢字はどう読むのが正しいのか…「平安時代の辞書」に記されていた"すさまじい読み方"
プレジデントオンライン / 2024年11月14日 18時15分
-
3世界で日本だけ……夫婦同姓「最後の国」に国連が4度目の勧告。夫婦別姓トラブルで軌道修正する国も?
オールアバウト / 2024年11月14日 18時30分
-
4更年期以降に急増する【尿漏れ・頻尿】を自分で治す!骨盤底ケア習慣とは【医師解説】
ハルメク365 / 2024年11月14日 22時50分
-
5中村憲剛、12・14引退試合に向けて「みなさんが楽しんでもらえる一日になれば」
ORICON NEWS / 2024年11月15日 0時0分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください