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ホンダ斬新「“3列6人乗り”ミニバン」がスゴイ! ガバッと開く「画期的ドア」&“スケスケ”なボディ採用! “めちゃうすシート”搭載の「スカイデッキ」とは?

くるまのニュース / 2025年1月4日 6時10分

「TOKYO AUTO SALON 2025」がまもなく開催されますが、ほかにも日本には様々なモーターショーがあり、特に「JAPAN MOBILITY SHOW」では多くのコンセプトカーなどが展示されます。実際に市販車のもととなったモデルもあり、2009年のホンダが展示した斬新ミニバンもその1台です。一体どのようなクルマなのでしょうか。

■ホンダ「ジェイド」の起源となった謎のミニバンとは?

 2025年1月10日から12日に、幕張メッセ(千葉市美浜区)にて「TOKYO AUTO SALON 2025(東京オートサロン2025)」が開催されますが、オートサロン以外にも日本には様々なモーターショーが存在しています。
 
 特に「JAPAN MOBILITY SHOW(以下JMS)」では、各自動車メーカーから様々なコンセプトカーや最新の市販モデルが出展される日本最大級のモーターショーで、毎年クルマ好きや業界人を始め、多くの来場者で賑わいます。
 
 実際に披露されたなかには、のちに市販化されたり、市販モデルにアイデアが活きたモデルも存在しており、その一例としてホンダが2009年にJMSの前身となる東京モーターショーに出展した斬新なミニバンもそれに該当します。
 
 一体どのようなクルマなのでしょうか。

のちに市販車のモチーフにもなった「スカイデッキ」とは?のちに市販車のモチーフにもなった「スカイデッキ」とは?

 そのクルマとは「スカイデッキ」です。

 同車は、当時まだハイブリッド車が普及する前段階にありながら、より自由で個性に応じたハイブリッドカーの可能性を広げるという目的で開発されました。

 様々な年齢層やライフスタイルにマッチし、趣味や日常の移動をサポートするクルマとして設計されています。

 ボディサイズは全長4620mm×全幅1750mm×全高1500mm、ホイールベース2885mmというサイズ感で、特に低い全高によってスタイリッシュなシルエットを実現。

 全体にかかる滑らかなラインが印象的で、空力性能とデザインの美しさが調和しています。

 また、長いフロントノーズと大きなロアグリルには、同時発表された「CR-Z コンセプト」との共通したデザイン要素も見られます。

 ほかにも外観の特徴として、前方のイルミネーション付きのシザースドアや、後部には斜めスライド機構のリアドアを採用し、視覚的なインパクトと実用性を兼ね備えています。

 室内には3列に2席ずつ配置した6人乗り仕様を採用。

 1列目と2列目の超薄型シートはセンターコンソールに取り付けられ、あたかも浮き上がっているかのようなレイアウトとなっています。

 そして3列目シートに乗り込む際には、2列目シートが1列目シートの下に滑り込み、広大なアクセス空間を確保。

 この3列目シートも超薄型で、荷物を載せる際には床下に沈み込ませることができ、フラットで広大な荷室空間を生み出すことができるのも魅力の1つです。
 
 また、天井にはスカイデッキという名にふさわしく、広いガラスルーフが採用され、開放感のあるキャビンとなっています。

 パワートレインには詳細は公表されていませんが、ハイブリッドシステムを搭載し、小型軽量のユニットをセンタートンネルに配置することで、低床化と低重心化を実現。

 この設計によって広々とした室内と高い走行性能を両立しています。

 なお、このスカイデッキは2024年12月現在に至るまで市販化はされていません。

 しかし、後に登場したホンダの6人乗りステーションワゴン「ジェイド」には、強いキャラクターラインを持たないシンプルなボディパネルや、Aピラー及びルーフライン意匠、3列6人乗りのシートレイアウトなど、スカイデッキのデザインや機能が反映されました。

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