「前を走るパトカー」“追い越し”て大丈夫？ 抜かす派VS抜かない派で賛否両論!? 「やっちゃダメ」な要注意項目とは

クルマで走行している時に前方にパトカーが走っている時がありますが、この場合パトカーを追い越すことは問題ないのでしょうか。これについてユーザーからさまざまな反響が集まっています。

■前にパトカー！ 追い越す派？ 抜かない派？

　クルマで走っていると、前方にパトカーが走っている状況に遭遇することがあります。このパトカーに対する追い越しに関して、ユーザーから多くの反響が集まっています。

　パトカーが前方を走っていると、通常の他の車両に比べてより一層運転時に身が引き締まると感じる人もいるでしょう。

　パトカーを追い越しても良いのか疑問になる点として挙げられるのが速度の問題です。

　パトカーを追い越そうとする際にスピードを出し、速度超過として違反になってしまうのではないかと不安の声があり、実際にSNSでは「法定速度ぎりぎりで走っているパトカーを追い越す瞬間に捕まるんじゃないかな？」といった声がありました。

　では、パトカーの追い越しは問題ないのでしょうか。都内警察署の交通課担当者は、以下のように話します。

「パトカーを見かけても通常のクルマと同様に追い越しても問題はありません。ただしスピード違反をしないように気をつけてください」

　注意すべきことについても「周囲を走る他のクルマとの対応と同じです」と話しており、道路交通法をしっかり守り走行していれば問題ないといえます。

　またクルマに備わるスピードメーターは、道路運送車両によって誤差範囲が規定されており、クルマの製造時期によっても異なるものの上下合わせておよそ時速10km以内で製造されています。

　メーターを見て速度が多少オーバーしていてもすぐに検挙される可能性は低いといえるでしょう。

　このほか別の警察署の交通課担当者は、以下のように話します。

「特に追い越してはいけないというルールはないので、問題はありません。

　ただ実際に高速道路で時速120キロから140キロのスピードを出しパトカーを追い越して、スピード違反で取り締まったといったケースもあるため、スピード違反には十分注意してください」

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　前出の警察官の回答にあるようにパトカーの追い越しについて特に問題ないとのこと。一方でユーザーからは意見の割れる意見が集まっていました。

「私は抜かす。何回もやってるけど捕まったことないです」「パトカー気にせず抜かしちゃうなあ」など、パトカーがいても抜かすという意見。

　反対に、「私は抜かさない。後ろについてる」「抜かないなあ。車間距離もまあまあ空ける」「なんか抜かすと目をつけられそうな気がしちゃう。パトカーが遅すぎることもないと思うし」と抜かさない派の意見も。

　なかには「定速度だからこの道はこの速度で走るのが基本なんだなぁと参考にしてる」との声もありました。

「パトカーを見ると抜かしにくいからコンビニ寄っちゃう」といった声もあり、例え悪いことをしていなくても目立ちたくないという心理から抜かさないという意見が多数寄せられていました。

■一般車が注意すべき点はほかにも…

　上記のほか、一般車の注意すべき点について、前出の担当者は、「サイレンが鳴っているパトカーの場合は、交通の妨げにならないよう注意してください」と説明します。

注意すべきことは他にも？

　緊急時や現場へ急行する際など、パトカーがサイレンを鳴らして走行する場合があります。

　サイレンを鳴らすパトカーが走行している場合、一般車は道路の左側によって進路を譲らなければなりません。これは道路交通法第40条にて定められています。

　守らなければ道路交通法違反になるのはもちろん、パトカーの進行を妨げることで、一刻を争う緊急を要する事態への対応が遅れてしまうため、十分注意しましょう。

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　パトカーの追い越しについてユーザーによって意見が大きく分かれることが分かりました。

　追い越しすることは問題ないものの、うっかりスピードを出しすぎれば速度違反になる可能性もあるため、無理な追い越しは控えるのが望ましいでしょう。