「なんで“鳴らした”!?」 後続車の「クラクション」に“イラ”っと! 一度は感じる「ブレーキ問題」! 見直すべき“ブレーキ技術”とは
くるまのニュース / 2024年11月25日 5時50分
クルマの運転中、慎重にブレーキをかけたのに、後続車からクラクションを鳴らされた経験はありませんか?原因はなんだったのでしょうか。正しい“ブレーキ”の使用は安全運転の基本です!
■ブレーキの使い分けは重要な技術です!
運転中、信号や渋滞に合わせて丁寧にブレーキをかけた際、後続車からクラクションを鳴らされてしまうことがあるといいます。
このような状況には、いくつかの原因が考えられます。
1つ目は、「ブレーキのタイミングや強さへの不満」が考えられます。
後続車があなたのブレーキ操作に対して予期できず、急ブレーキや急な減速と感じた可能性があります。これにより、後続車が驚いてクラクションを鳴らしたかもしれません。
2つ目は、「後続車の不適切な運転」が考えられます。
後続車が十分な車間距離を取らず、あなたの減速に適切に対応できなかった場合、苛立ちからクラクションを鳴らした可能性があります。
3つ目は、として「意図の伝わりやすさ」も考えられます。
減速の際にウインカーやハザードランプを使用していなかった場合、後続車には何らかの意図が伝わりにくかった可能性があります。たとえば、渋滞や停車準備であれば、ハザードを点けることで後続車に意思を示せます。
そして4つ目には、「運転マナーや感情的な行動」です。
後続車のドライバーが苛立ちや焦りからクラクションを鳴らしただけのケースも考えられ、特に混雑時や交通環境が悪い状況では感情的な反応が出やすい傾向があります。
以上のような原因が考えられますが、自分のブレーキのかけ方が悪かったのかもと感じるかもしれませんが、実際には後続車が車間距離を十分に保っていない場合がほとんどのようです。
では、どうすれば安全運転を心がけながら、後続車からのトラブルを避けられるのでしょうか。
全日本交通安全協会(以下、全安協)が編集・発行する「交通教本」には、正しいブレーキ操作として、「早めに」「段階的に」「滑らかに」を挙げています。
急ブレーキを避け、後続車に減速の意図を伝えることで追突事故を防ぐ効果があります。特に段階的なブレーキでは、まず軽くブレーキを踏み、徐々に減速を強めることで後続車に十分な対応時間を与えます。
さらに、エンジンブレーキを組み合わせることで、車の減速をよりスムーズに行うことができます。エンジンブレーキはアクセルを離すだけで速度を抑えられるため、ペダル操作が少なくて済み、クルマの挙動を安定させる効果もあります。例えば、坂道や長い下り坂ではエンジンブレーキを活用することで、フットブレーキの過熱を防ぎ、クルマ全体の負担を軽減できます。
適切な車間距離を取ることも、安全運転の重要なポイントです。
JAF(日本自動車連盟)によると車間距離の目安は「停止距離」だといいます。一般道では時速40kmで約22メートル、時速60kmで44メートルが目安です。
一方、高速道路では時速80kmで76メートル以上、時速100kmでは112メートル以上の距離を確保しましょう。
この距離が保たれていれば、前方車両がエンジンブレーキを使用したり、段階的なブレーキをかけた場合でも十分に対応できます。
しかし、後続車が車間距離を詰めてくる場合は、焦らずに対処することが大切です。
まずは早めにブレーキランプを点灯させることで、後続車に減速の意思を伝えましょう。また、無理にブレーキをかけず、安全な場所で車線を譲ることで、トラブルを未然に防ぐことができます。
ブレーキは単なる減速の手段ではなく、運転全体の安全を支える重要な技術です。
段階的なブレーキとエンジンブレーキをうまく組み合わせることで、クルマの挙動を安定させ、後続車とのトラブルも回避できます。
クラクションを鳴らされたとしても、自分が正しい操作をしていることを信じ、冷静に対応することが安全運転の鍵です。
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
「ワザとノロノロ運転」は違反になる? 過去には「10キロおじさん事件」、最近では「岡崎の妨害運転」も… 後ろのクルマ「通せんぼ行為」 法律ではどう書いてあるのか
くるまのニュース / 2024年12月24日 8時10分
-
「AT車」の「MTモード」なぜ搭載されている? 使ったことない人も多い!? “手動で変速”したほうが良い意外な場所とは?
くるまのニュース / 2024年12月22日 18時10分
-
車の車線変更「絶対にいれないマン」が生まれるワケ。年間走行距離2万kmのゴールド免許保持者が怒りの問題提起
日刊SPA! / 2024年12月22日 15時54分
-
超キケン! 「“非常識”な車線変更」! “タイミング”次第で「大事故」に発展!? 意外と“知らない”道路に記された「解決策」とは
くるまのニュース / 2024年12月7日 12時10分
-
速度超過”じゃない”「スピード違反」ってなんだ!? 高速道路の“渋滞”にも関係してる「のろのろ運転」が引き起こす“負の連鎖”とは
くるまのニュース / 2024年12月6日 9時10分
ランキング
-
1「覆面パトカーだ!」 道行く「“隠れ”パトカー」すぐわかる「見分ける方法」は? ひっそり走る「地味ぃな“国産セダン”」がポイント?
くるまのニュース / 2024年12月26日 11時10分
-
2トースターでお餅を焼くと中がかたいまま…上手に焼くコツをタイガーが伝授!「予熱」より「余熱」がおすすめ
まいどなニュース / 2024年12月25日 17時45分
-
3【MEGA地震予測・2025最新版】「能登半島地震以上の大きな地震が起きる可能性」を指摘 北海道・青森、九州・四国、首都圏も要警戒ゾーン
NEWSポストセブン / 2024年12月26日 11時15分
-
4「別にいいじゃない」ホテルのアメニティを大量に持ち帰る彼女にドン引き。ファミレスでも“常識外れの行動”に
日刊SPA! / 2024年12月26日 8時52分
-
5「DV夫から逃げた妻」がその後20年近く苦しんだ訳 命がけで逃げた母と息子の「現在」
東洋経済オンライン / 2024年12月26日 12時0分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください