約950万円! トヨタ新「クラウンマジェスタ」がスゴイ! “5年ぶり”に復活も「セダン」じゃないタフボディ採用! 最上級モデル「マジェスタ」サウジ仕様とは?
くるまのニュース / 2024年12月30日 8時10分
トヨタには1991年から2018年まで、クラウンの最上級モデルとして「クラウンマジェスタ」が存在していました。しかし2023年にその名前を復活させたモデルが登場しています。マジェスタはどのような歴史を辿り、どう復活したのでしょうか。
■「マジェスタ」はどのような形で復活した?
「クラウン」は言わずと知れたトヨタを代表する高級車ですが、実はかつて「マジェスタ」という最上級モデルが展開されていたことはご存知でしょうか。
そして海外では、2023年にマジェスタの名前が復活し話題となりました。
一体どのようなクルマなのでしょうか。
伝統の「クラウン マジェスタ」はどう進化してきたか?
マジェスタは、1991年に9代目クラウンと同時に初代がデビュー。
同車は、よくクラウンと同時期に展開していた高級セダン「セルシオ(当時の海外名はレクサス「LS」)」に次ぐセカンドポジションとみられがちですが、セルシオは世界基準の最高級車として、マジェスタは日本市場に特化した最高級車としてそれぞれ独自のポジションに位置づけられていました。
車名のマジェスタは英語の「majestic」からきており、「威厳がある」「堂々とした」などの意味があります。
しかし当時日本ではまだレクサスを展開しておらず、日本でセルシオはトヨタから発売。
セダンでトヨタの高級車といえばクラウンと相場が決まっていたようなものでしたが、同じトヨタの高級車としてセルシオが登場したことで、クラウンが危うい立場に立たされました。
そこでセルシオにはない魅力を模索し、4リッターV型8気筒エンジンを搭載した「4000ロイヤルサルーンG」という最上級グレードを、1989年にクラウンに設定したことで引き続きクラウンのブランドが保たれました。
そしておよそ2年後に4000ロイヤルサルーンGは販売終了しますが、その実質的な後継車種として登場したのがマジェスタとなります。
エンジンは、セルシオと同じく静粛性が高い上にハイパワーな4リッターV型8気筒エンジンを搭載。
ほかにも電子制御エアサスペンションや、ヘッドアップディスプレイ、また当時のセルシオにも非搭載のエレクトロマルチビジョンなど、先進技術を詰め込んだ1台でした。
その結果セルシオとの住み分けは成功し、クラウンに憧れていた世代はマジェスタに乗りたいと想いを抱き、最上級モデルかつ高価でありながら人気車種となりました。
これらの成功から1995年には2代目マジェスタが製造され、デザインも初代から一新。
のちのマジェスタのアイコンとなる「縦型テールランプ」が、この2代目で初めて採用されました。
そこから進化しつづけたものの、最後となる6代目では初代からずっと続いていたマジェスタの専用ボディを廃止。
あくまでクラウン内のマジェスタシリーズとして、14代目クラウンの派生モデルといった位置づけとなりました。
さらにV型8気筒エンジンから、2.5リッター直列4気筒エンジン及び3.5リッターV型6気筒エンジンを用いたハイブリッドモデルとなり、上記で紹介したマジェスタのアイコンである縦型テールランプも消滅。
マジェスタを象徴していた様々なデザインやパワートレインが廃止されて、歴代積み重ねてきた個性が薄れてしまいました。
そして2018年4月に生産終了し、同年6月に在庫が完売したことをもってマジェスタは27年の歴史に終止符を打ち販売終了となったのです。
しかし、2023年にサウジアラビア市場でクラウンシリーズの最上級グレードが“マジェスタ”と名づけられました。
マジェスタという名前が登場するのは5年ぶりで、クルマ好きのなかで注目が集まりましたが、日本で販売されていたマジェスタと直接的な関係はないとされています。
なお、2024年11月現在も日本でマジェスタが復活するかについてトヨタから一切情報は出ておりません。
このサウジアラビアのマジェスタは、基本的に日本でも販売されている「クラウン クロスオーバー」と同じもの。
2.4リッター直列4気筒ターボエンジンにモーターを搭載したハイブリッドモデルです。
ちなみに価格は、22万9195サウジアラビアリヤルで、日本円にして約950万円で販売されています。
※ ※ ※
時代の流れで、日本においてマジェスタの需要が失われていきましたが、根強いファンは今なお存在しており、マジェスタ復活を願う声もあります。
レクサスなど他の高級車にはない魅力をもつマジェスタが今後日本で復活するのか、動向を見守っていきたいところです。
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