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「洗車してたらドアが勝手に開いて車内がびしょ濡れになりました…どうしたら良いのですか」 なぜ「スライドドア」が勝手に開いた? 意外とある「洗車機で水浸し」 開く理由と対策は?

くるまのニュース / 2024年12月31日 10時10分

近年はボタンやリモコン操作で開閉できる電動式のドアが普及するなか、センサーが勝手に反応して洗車中にスライドドアやトランクドアが開いて、車内が水浸しになるリスクが懸念されます。びしょ濡れにならない為には、どのような対策が必要なのでしょうか。

■開く理由と対策は?

 洗車機でクルマを洗っていると突然ドアが開いてしまうことがあるようです。
 
 なぜそのようなことが起こってしまうのか、そうなる前にするべきことはあるのでしょうか。

 近年、ミニバンや軽自動車に普及しているスライドドア。その中にはスマートキーやセンサーを活用して自動開閉機能がついた電動ドアも増えてきています。

 最近では、両手が荷物でふさがっている状態でも、トランクの開閉をハンズフリーで開けられるようになってきました。
 
 このように便利になるドアの開閉機能の一方で、洗車機がスライドドアのボタンを押してしまったり、センサーが誤作動してしまい、車内が水浸しになってしまうケースが報告されています。

 ドアが開いてしまうと、シーツやカーペットが水浸しになるだけでなく、電装部品が濡れてしまうという重大な被害を及ぼすかもしれません。

 SNSでは、「洗車中に自動ドアが開いて車内が水浸しになってしまった」という文とともに水浸しになった車内の様子を投稿している人も見受けられます。

 実際の洗車中のトラブルに関して、ガソリンスタンドの担当者は次のように話します。

「洗車中にセンサーの誤操作でドアが開いてしまったという報告を聞いています。

 洗車機で洗車する際は、必ず窓やドアを閉めていただくことはもちろんですが、スイッチやセンサーが反応しないように、エンジンや電源のオフをお願いしております」

 前出の担当者によると、洗車機の注意書きに誤操作を防ぐために電源をオフにしてくださいと書かれているものの、しっかり読んでいない人が多い印象だそうです。

■ドアが開かないように対策できることは?

 このような大事にならないために、事前に対策できる方法はあるのでしょうか。

 たとえば、トヨタ「ノア」の説明書によると、ハンズフリーパワースライドドアは、電子キーが作動範囲内にあるとき、洗車や大雨でロッカーモールに水がかかると誤作動する恐れがあるようです。

 そのため、誤作動を防ぐためには、電子キーを作動範囲外にするか、キックセンサーをオフにすることが推奨されています。

 ノアを含め、スライドドアやトランクのドアに電動機能がついているクルマの多くは、ハンドルの周辺にスイッチがあります。洗車前にスイッチの位置を確認し、機能を切るようにしましょう。

 スマートキーの電波を察知して作動してしまうパターンもあるため、スマートキーの設定を節電モードなどにすることも効果的です。

「せっかく洗車をしに行ったのに水浸しになってしまった」ということがないように、ドアはしっかり施錠しましょう。

スライドドア車は事前にスイッチをオフに!スライドドア車は事前にスイッチをオフに!

 それでは、自動ドアが開かないように設定したつもりでも、万が一ドアが開いてしまった場合、どのように対処するべきなのでしょうか。

 もし洗車機の近くにスタッフがいて、ドアが開いてしまった状況を伝えられるのであれば、緊急停止をしてもらいましょう。

 車内が水浸しになってしまった場合は、シートの乾燥などを自分で対処するとさらなる被害が起きる可能性があるので、専門のクリーニング業者に行ってもらうことも大切です。

 また、手洗いで洗車する場合でも、水圧によってセンサーが誤作動してしまうこともあるので、クルマを洗うときは電動ドアのスイッチはオフするように心がけるといいかもしれません。

※ ※ ※

 せっかく愛車を綺麗にしに行っているのに、逆に愛車を傷つけることがないように、洗車時はスイッチやセンサーにも気を配りましょう。

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