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首都高羽田線「大改造計画」いよいよ本格化へ!? 羽田トンネル「上下線分離」で渋滞緩和!? 「謎の高架橋」復活で「5車線化」のスゴさとは

くるまのニュース / 2024年11月28日 7時40分

混雑が激しい首都高羽田線で、機能をパワーアップする更新工事が始まろうとしています。一体どうなるのでしょうか。

■首都高羽田線「5車線化」へ!?

 首都高1号羽田線は、湾岸線の西側に並行して抜けていく路線で、平和島や羽田を経て、大師JCTで東京湾アクアライン方面へ接続します。
 
 そんな羽田線ですが、機能をパワーアップする更新工事が始まろうとしています。東京都は2024年11月25日、都市計画変更の素案を公表しました。

 今回進められているのは、大森から海老取川を越えて羽田空港区域へ入るところにある「羽田トンネル」です。

 羽田トンネルは地下を「2車線+2車線」で走りますが、1日あたり9万2000台というものすごい交通集中があり、混雑が課題となっていました。

 そこに、トンネル施設の老朽化が訪れ、抜本的なリニューアルに迫られることになりました。

 トンネルを工事しているあいだは、通行止めをせざるを得ませんが、大交通を止めてしまうと甚大な影響があります。しかし都合のいいことに、羽田トンネルには「羽田トンネルバイパス路」という「高架橋」が並行して存在しているのです。

 このバイパス路には「羽田可動橋」があり、船の通行にあわせて橋桁をぐるっと回転可能な、ダイナミックな構造をしています。しかし現在は運用停止中でした。これを工事中の代替路に使うこととなったのです。

 そこで、「せっかく代替路に使うのなら、これを本番の道路にしてしまおう」という方針が決定しました。2024年1月のことです。

 ※ ※ ※

 羽田トンネルのリニューアル後の構造は、以下のように上下線が分離され、車線増加することになります。
・上り線は高架橋。3車線に拡幅
・下り線は地下トンネルのまま。旧上り線の空間は、空港西出口のランプに活用

 完成すれば上り線は容量アップによって混雑緩和が期待されます。

 気になる進捗ですが、今回の都市計画素案の公表で、事業化に向けて一歩前進したことになります。現時点で完成予定年度はまだ発表されていません。

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