「6ドア」で6人乗り! 日産の斬新「高級SUVミニバン」がスゴい! パカッと開く「デカいドア」で開放感サイコー! 豪華インテリアで大迫力の奇抜モデル「クラーザ」とは
くるまのニュース / 2024年11月30日 11時10分
日産は過去に、6人乗りでかつ6ドアという非常に斬新な特徴を持つSUVミニバンを披露していました。
■衝撃の「6ドアSUVミニバン」 さすがに市販化は難しいか
「ジャパンモビリティショー」などの国内外の自動車ショーでは、発売予定のニューモデルだけでなく、新時代に向けての最新技術を用いたコンセプトカーが発表されます。
なかには市販化は難しそうでも、非常に画期的なデザインや機構を持つものもありますが、日産が2005年に初公開したSUVミニバンも、まさにそんな1台でした。
2005年1月9日から23日にかけ、米国デトロイトで「北米自動車ショー(NAIAS・通称デトロイトショー)」が開催。日産では2台のコンセプトカーと7台の市販車を出展しました。
そのコンセプトカーのひとつが「クラーザ」です。伸びやかなデザインが特徴の大型3列シートSUVで、日産の高級ブランド「インフィニティ」のコンセプトカーとして登場しました。
公開当時、日産はクラーザついて、「乗る人全員に快適さ、心地良さ、ゆとりを等しく提供する、将来のSUVのデザインを提案するもの」と説明しています。
エクステリアは「FX」や「M45」、「ムラーノ」「スカイライン」などとも類似する、当時の日産車に共通する縦長のヘッドライトや楕円形状のフロントグリル、ワイドに膨らんだフェンダーなどを採用。
フロントフェイスは実に市販車らしく、非常に現実味のあるデザインとなっていました。
一方で、ボディサイドからリアにかけてはかなり斬新です。フロントフェイスとは裏腹に、スクエアなイメージを持つAピラーや直線的なフロントガラスに、中央からリアにかけて上部に向かって膨らみをもたせた形状のルーフを組み合わせました。
このようにリアが高くなったことで、3列目の乗員の頭上スペースが広くなっていることを想像させます。
そしてリアはほぼ垂直につながっていますが、テールランプやリアバンパー周辺はフロントフェイスと同様に丸みを帯び、ボクシーなスタイリングと曲線美が組み合わさっています。
インテリアは「自然素材と先進技術を組み合わせ、極めて贅沢なインテリア環境を創り出している」と説明。
エクステリア同様、曲線と直線を組み合わせたインパネやドアトリムに、ステッチ入りの本革素材やウッドパネル、アルミ素材などを組み合わせ、豪華な雰囲気を演出します。
シートバックの形状は着物をイメージしたもので、生地の層は十二単(じゅうにひとえ)のデザインがモチーフです。さらにシートバックのインフィニティロゴは家紋が備わる場所をイメージしているとされています。
また、1列目から3列目までアーチを描くように連続した形状のセンターコンソールによって、左右シートを隔てており、6つのすべてのシートが独立。乗員はどこに座っても自分のリラックス空間を確保できるようになっています。
そんなクラーザの最大の特徴は、左右それぞれに3つのドアを設けた点です。フロントのドアは通常ですが、リアドアはクオーター部も開く観音開き構造とすることで抜群の開放感を実現しました。
これはクラーザの目指す「すべての乗員は平等に扱われるべき」という思想を体現したもので、通常は窮屈で使い勝手の悪い3列目も、前席同様のホスピタリティをもたらしています。
パワートレインやボディサイズなどは一切不明で、デザイン以外の詳細情報は不明ですが、大人数が快適に乗れるミニバンと都会派SUVを見事に融合させた新時代の高級車を感じさせるものでした。
6ドアという構造上、さすがに市販化は無理があったようで、公開から現在に至るまでクラーザの直接的な市販モデルは登場しませんでしたが、インフィニティの最高級SUV「QX56」(先代)などとは強い共通性が感じられます。
※ ※ ※
現在、SUVはアウトドアレジャーの浸透などから人気を獲得している一方、3列シートが備わり、ミニバンのように扱えるモデルは少数派です。
6ドアの実現は難しいかもしれませんが、3列目の乗員もしっかりと座れるSUVミニバンは今求められる1台なのかもしれません。
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
全長5.4m! 日産が超豪華な「新型3列SUV」を実車展示! “450馬力”の「V型6気筒エンジン」搭載した新型「QX80」がスゴい! 2025年1月に加国登場!
くるまのニュース / 2025年1月4日 20時10分
-
ホンダ「オデッセイSUV!?」がスゴい! 車高アップ×「タフすぎデザイン」が超カッコイイ! 上質ウッド内装も採用した「オデッセイ “クロス”」は今欲しい1台
くるまのニュース / 2024年12月30日 11時10分
-
ランボルギーニの「3列ミニバン」は“V型12気筒エンジン”搭載! 超パワフルな“460馬力”の「モンスターミニバン」が凄い! ガルウイングも採用した「ジェネシス」は伊国ベルトーネも協力!
くるまのニュース / 2024年12月15日 21時10分
-
トヨタの最新型「SUV“ミニバン”」がスゴイ! 全ドア「スライドドア」採用&斬新3人乗り仕様もアリ!? タフ外装が超カッコイイ「クロスバン」とは
くるまのニュース / 2024年12月12日 14時10分
-
全長6.2mで「7人乗り」! トヨタの斬新「めちゃ長いミニバン」に反響殺到! 「どこに置くんだ」「駐車場オーバーしそう」 超豪華「ソファシート」に冷蔵庫&ゲーム機も搭載の米「シエナ」が凄かった
くるまのニュース / 2024年12月7日 6時10分
ランキング
-
1あおり運転が原因で大人3人が涙…「あおってきた意外な人物」とその理由とは
日刊SPA! / 2025年1月5日 8時52分
-
240代「唇がいつの間にか老けてる問題」セザンヌの“600円ペンシル”で大改善。あるとないとで全然違う
女子SPA! / 2025年1月5日 15時46分
-
3脳疲労の具合は頭を触ることで確かめられる 過去への後悔、スマホ閲覧、スポーツでも脳は疲労する
東洋経済オンライン / 2025年1月5日 13時0分
-
4極寒だけど暑い!? 北海道旅行するなら知っておくべきこと【服装・防寒対策】
北海道Likers / 2025年1月5日 20時0分
-
5【ビアードパパ】ファン投票1位「生チョコシュー」が復活!7年ぶりに期間限定で販売だって。
東京バーゲンマニア / 2025年1月5日 19時49分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください