トヨタ「“最小級”SUV」がスゴイ! 全長3.7m級の「ちょうどイイサイズ」! 精悍スタイルも超カッコイイ「アイゴX」とは
くるまのニュース / 2024年12月5日 19時10分
欧州のトヨタが販売するAセグメントのコンパクトSUV「アイゴX」とは、どのようなクルマなのでしょうか。
■「パッソ」級サイズの「極小SUV」は日本でも売れそう!
日本が世界に誇る自動車メーカー、トヨタ。実は日本国内で販売されていない海外専用モデルがたくさんあります。
なかでも、欧州で販売されているトヨタ最小級の超コンパクトSUV「アイゴ」は注目の1台といえます。
アイゴは、欧州トヨタがチェコ工場で製造する「Aセグメント」に属するコンパクトカーです。
セグメントとはクルマを大きさで分類する名称で、欧州を中心に使用されている区分方法。Aから順番にFまであり、Aセグメントは全長おおよそ3.7m以下の小型車を区分しています。
現在国内でAセグメントに該当する新車は、軽を除けばどのメーカーのラインナップにもありませんが、直近ではダイハツ「ブーン」とそのOEM車、トヨタ「パッソ」がありました(2023年生産終了)。
日本には世界でも類を見ない「軽自動車」の法制度があり、全長3.4m以下という規格が定められています。
全長3.6m級のブーン/パッソは、軽に対抗する狙いもあったようですが、多くのコンパクトカーは全長約4m以下の「Bセグメント」以上が主流となっています。
欧州の都市部では道が狭いところが多くありAセグメントの需要が比較的高く、こういった事情から欧州トヨタは、Aセグメントにアイゴを投入しています。
アイゴは、2005年に初代がデビューしました。その後、2014年、2022年の2回フルモデルチェンジを実施し、現在は3代目がクロスオーバースタイルを取り入れたこともあり「アイゴX(クロス)」の車名となって販売されています。
アイゴXは、全長3700mm×全幅1740mm×全高1525mm、ホイールベース2430mmというボディサイズ。
軽自動車より30cm全長が長いだけの非常にコンパクトなクルマですが、全幅は日本でいう3ナンバー枠のワイドボディとなっています。
プラットフォームは、トヨタ「ヤリス」「ヤリス クロス」「シエンタ」「JPNタクシー」、レクサス「LBX」といったクルマに採用されるBセグメント用の「GA-Bプラットフォーム」が使われています。
パワートレインは、1リッター直列3気筒ガソリン「1KR-FE型」、トランスミッションは5速MTを基本とし、CVTが仕向け地によって設定されています。
なおこのエンジンは、日本市場で販売されるヤリスの1リッター車に搭載されているものと同じ型式です。
スタイリングは欧州車らしいアバンギャルドなデザイン。インテリアでは曲線を多用した機能的なレイアウトとなっています。
■日本のデザイナーともコラボしていた「アイゴX」
欧州トヨタでは、たびたびアイゴXに特別仕様車を設定しています。
2022年4月には、スパイスカラーを内外装に採用した「ジンジャー」を販売。2023年3月には「UNDERCOVER(アンダーカバー)」とコラボレーションした限定車、その名も「UNDERCOVER」を発売しています。
限定車“UNDERCOVER”は「裏原宿」系ブランドとのコラボモデルです
日本人デザイナー高橋盾氏が立ち上げたUNDERCOVERは東京・原宿に旗艦店をもち、「裏原宿系ブランド」の代表格といわれており、欧州でも注目のブランドとなっているようです。
そして限定車“UNDERCOVER”は「固定概念を打破する」という高橋盾氏のデザイン哲学をアイゴXに落とし込み、専用に開発されたバイトーングレーにレッドの差し色というカラーリングで、日本でも注目を集めました。
さらに2024年10月には、ウェッジルーフラインや大型フロントグリル、スキッドプレート風のバンパーを採用し、リア周りとルーフをブラックアウトした大胆なデザインを施した特別仕様車「JBLエディション」を発売しています。
オーディオメーカー「JBL」とのコラボレーションで誕生しており、特別開発されたオーディオシステム「プレミアムJBLサウンドシステム」を装備しています。
アイゴXの特別仕様車が出るたびに、好感的な反響と同時に日本発売を望む声が上がりますが、前述した日本市場でのAセグメント普通車の需要の低さが影響してか、現在のところトヨタからは国内販売のアナウンスが出ていません。
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