トヨタ「セリカ」復活に大反響! 「世界初のユニット」&「日本初のエンジン」など革新的技術採用の“スペシャルティカー”に「新技術搭載」を期待する声集まる!
くるまのニュース / 2024年12月5日 7時10分
トヨタの中嶋副社長の「『セリカ』、やっちゃいます」発言で話題となっているセリカですが、歴代モデルには数々の世界初及び日本初の技術が取り入れました。このことに対してネット上では、多くの反響が集まっています。
■革新的技術搭載してきた歴代セリカに反響集まる!
2024年11月に愛知県と岐阜県で開催された「ラリージャパン2024」のトークショーで、トヨタの中嶋副社長が「『セリカ』、やっちゃいます」と復活をほのめかす発言を行い、話題となりました。
セリカは、スポーティなデザインながら快適性と居住性を兼ね備えた日本初の“スペシャルティカー”として多くの革新的技術を採用し進化を遂げたモデルで、ネット上では多くの反響が集まっています。
まず1970年発売の初代セリカでは、ユーザーがエンジンや外装、内装の組み合わせを自由に選べる「フルチョイスシステム」を日本で初めて導入しました。
その選択肢は27種類に及び、さらにオプションやカラーを加えると数百万通りの組み合わせが可能となりました。
トヨタはこれを実現するため、注文情報を即時生産計画に反映する「デイリー・オーダー・システム」を採用。
納車期間を平均10日前後に短縮し、顧客満足度の向上と販売効率化を達成しました。この仕組みはセリカの独自性を高める要因となりました。
そして1982年の3代目セリカには国産初のツインカムターボエンジンを搭載した「1800GT-T」が登場。
1.8リッターの直列4気筒DOHCエンジンはトヨタ製ターボを採用し、160psの最高出力と21.0kgmの最大トルクを発揮しました。
このエンジンは当時の国産車でトップクラスの性能を誇り、競技用に開発された特別仕様車「1800GT-TS」はWRCでの成功に貢献しました。
特にサファリラリーでは1984年から1986年にかけて3連覇を達成し、セリカのスポーツカーとしてのイメージを確立しました。
これらの技術は、セリカの独自性と高い競争力を象徴し、現在もトヨタの技術基盤に影響を与えています。
さらに5代目セリカは、1989年に世界で初めて量産車にアクティブサスペンションを搭載しました。
このシステムは、センサーと油圧制御によって車体の動きを抑制し、快適な乗り心地と高い運動性能を両立。
カーブでの車体の傾きを通常モデルの4分の1、ブレーキ時のノーズダイブを半分に軽減しました。
高価な技術ゆえ価格差は120万円と大きく、当時の軽自動車1台分に相当するものでしたが、現在の電子制御技術の基礎となる重要な革新でした。
※ ※ ※
セリカ復活への期待が高まる中、その歴史的価値が再評価されています。
ネット上では「これまでにないシステムやユニットを搭載することも期待したい」「度々レースに参戦して開発進めたりしているらしいから、次期セリカに世界初の水素エンジン搭載とかあるかも」など、歴代モデルと同様に新技術の搭載を期待する声が多く集まっています。
また「昔乗った時はアクティブサスがカーブの時に上下動がなくてビックリしたのを覚えている」「画期的なフルチョイスシステムで色んな仕様のモデルがあって見ている方も面白かった」など、当時の革新的技術を体験したユーザーのリアルな感想も。
ほかにも「あの頃はセリカで色んなところへドライブして楽しかった」「特にダルマセリカは喉から手が出るほど憧れたわ」など、歴代セリカを懐かしむ声も見られました。
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