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トヨタが公開した「86」の“オープンカー仕様”に世界が注目! 美しすぎる「86 オープンコンセプト」は市販化の可能性も!? クルマの“運転の楽しさ”実現した「FRスポーツモデル」とは!

くるまのニュース / 2024年12月11日 15時10分

トヨタの「86(ハチロク)」シリーズは2ドアクーペタイプのスポーツカーです。しかし過去には「オープンカータイプ」も開発されていました。

■トヨタが「86」のオープンカーを開発!?

 トヨタの「86(ハチロク)」シリーズは、現行のスポーツカーの中でも高い人気を誇る一台です。
 
 初代モデルは2012年に発売、2021年には2代目の「GR86」が登場しましたが、ともにボディタイプは2ドアクーペ。
 
 しかし、過去には幻とされる「オープンカータイプ」も開発されていました。

トヨタが「86」のオープンカーを開発!?トヨタが「86」のオープンカーを開発!?

 86は、トヨタがスバルと共同開発したスポーツカーです。

「AE86」の愛称で親しまれ、かつてトヨタが手掛けた往年の人気スポーツカー「カローラレビン/スプリンタートレノ」(4代目)を由来とする車名を持ち、AE86と同じ「FR・軽量・コンパクト」という特徴を持っています。

 まず2009年に、86のプロトタイプのコンセプトカー「FT-86」が登場しました。

 正式発表はまだでしたが、すでにこの時点で「86が復活するのか!?」と大きな話題になります。

 その後、2012年2月に正式に“86”の名で市場デビューすることが発表され、同年4月6日に発売されました。

 ちなみに共同開発したスバルでは「BRZ」という名前を採用し、姉妹車という形で2012年3月28日にデビューしています。

 そして86の発売から約1年半後の2013年11月に開催された「第43回東京モーターショー2013」において、トヨタは86のオープンタイプとなるコンセプトカー「FT-86 Open concept」を公開。

 同車は「将来のスポーツカーのスタディモデル」として開発されたモデルで、先述のようにベースは「86」ですが、ルーフ部分を取り除き、電動開閉式のソフトトップを装備しているのが特徴。

 軽量コンパクトなFRスポーツの魅力はそのままに、オープンタイプならではの開放感や「自然との一体感」が楽しめる1台となっています。

 また、エクステリアとインテリアには特別なカラーコーディネートが施され、「高級感とスポーティさ」を感じさせる仕上がりに。

 そのほか、フロアマットやシートにはゴールドカラーを追加。ルーフを開けた際のスタイリングにアクセントが出るよう、こだわったデザインが施されていました。

 このFT-86 Open conceptは、市販化を想定して開発された車両だけに完成度は高く、発売もそう遠くないのではと予想されました。

 しかし、残念ながら市販化はされず。そのまま初代86は販売終了となってしまいました。

 このように、美しいスタイリングで多くの人を魅了したものの、市販化されることがなかった「幻のオープンタイプ」の86。

 2021年登場の2代目(GR86)でも、オープンタイプは現状ラインアップされていませんが、要望が多く集まれば、今後再び登場する可能性は否定できません。

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