ランボルギーニの「3列ミニバン」は“V型12気筒エンジン”搭載! 超パワフルな“460馬力”の「モンスターミニバン」が凄い! ガルウイングも採用した「ジェネシス」は伊国ベルトーネも協力!
くるまのニュース / 2024年12月15日 21時10分
ランボルギーニは、1988年にイタリアで開催された「トリノオートショー」にて「3列ミニバン」のコンセプトカーを出展していました。一体どのようなクルマなのでしょうか。
■ランボルギーニが開発した「ミニバン」はV12エンジン搭載!
イタリアの高級スーパーカーおよびSUVメーカーとして知られるランボルギーニですが、1988年にイタリアで開催された「トリノオートショー」では、3列シートを備えた「ミニバン」を出展し、意外な方向性を模索していました。
ランボルギーニのミニバンとは、一体どのようなモデルだったのでしょうか。
ランボルギーニが開発した「ミニバン」はV12エンジン搭載!
そのモデルの名は「ジェネシス」。
手掛けたのは、同じくイタリアの名門カロッツェリア(車体のデザインや製造を担う業者)であるベルトーネで、正真正銘ランボルギーニの部品を使って製造されています。
ボディサイズは、全長4475mmでホイールベースは2650mm、車両重量は1800kg。全幅や全高については正確な数値は判明していません。
エクステリアの特徴は、前部ドアにガルウイングドア採用し、後部ドアをスライドドアとした点にあります。
そのほか、極端に短いリアオーバーハング(後輪の中心から車体の後端までの水平距離)や、開放感あふれる大きなフロントウインドウ、そして下段のみ開閉できる2段式のサイドウインドウも特徴的でした。
そんなジェネシスのインテリアは、「2+1+2」という珍しいシート配列となっており、見るものの目を惹きつけます。
一般的なミニバンの場合、3列目に移動するためには2列目を動かしたり背もたれを倒す必要がありますが、ジェネシスでは2列目をセンター1座のみとすることで、3列目へのアクセスを容易にするという斬新な設計が取り入れられていました。
そのため3列目シートの足もとは広々としているほか、助手席と2列目シートは後ろに向けることも可能で、後席と向い合わせになって団らんすることもできます。
また車体後部にはミニバンらしく、リアゲートとラゲッジスペースを備えており、実用性も考えられていたことが分かります。
搭載するパワーユニットは、最高出力460馬力を発揮する5.2リッターのV型12気筒エンジンを3速ATのトランスミッションと組み合わせたもの。
驚くことにエンジンの搭載位置はミッドシップではなくフロントとなっており、前部座席の乗員は「V12エンジンの上に座る」というかつて無いレイアウトを強いられました。
そのため、前席に乗るためにはフロントタイヤのタイヤハウスを乗り越える必要がある、という欠点があったのも事実です。
※ ※ ※
このように、ランボルギーニとベルトーネが技術力を持ち寄って開発した、個性派ミニバンのジェネシス。
シート配列やボディ形状にかつて無い構造を採用した、遊び心が詰まったクルマでしたが、出展から約36年が経過した現在も市販化は果たしていません。
ジェネシスの市販化、および似たような車種の生産は当時計画されていたという話はありますが、結果的には実現せず、残念ながら現在では過去の遺産となっています。
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
「斬新ドア」採用の高級「2ドアセダン」実車展示! RR駆動に「水平対向エンジン」×パカッと開くガルウィングが凄い! 4人乗れる「前衛的モデル」 ポルシェ試作車が登場
くるまのニュース / 2024年12月2日 22時10分
-
スズキの巨大な「3列シートSUV」! 7人乗れる“本格クロカン”は「6気筒エンジン」搭載! 力強い「ラダーフレーム構造」採用した最大級モデル「グランドエスクード」とは!
くるまのニュース / 2024年12月2日 18時10分
-
ホンダ「2列×6人乗り」小型ミニバンが凄い! まさかの「前席に3人並ぶ」斬新シート採用! 全長4.3mで「最高にちょうどいい」サイズの“エディックス”とは!
くるまのニュース / 2024年11月20日 19時10分
-
新車135万! スズキのコスパ最強「“7人乗り”ミニバン」が凄い! ほぼ「軽自動車」の全長3.7mに“3列シート”搭載! 画期的レイアウト採用した「ランディ」とは!
くるまのニュース / 2024年11月19日 12時45分
-
CX-80「魂動デザインと少し違う」と言われる訳 ヒントは海外向け「CX-9/CX-90」との関係性に
東洋経済オンライン / 2024年11月16日 9時0分
ランキング
-
1「酒じゃないから」と油断しちゃダメ “ノンアルコールビール”飲み過ぎで病気リスク増 医師が警鐘するワケ
オトナンサー / 2024年12月15日 7時10分
-
2【NGです】金運がダダ下がる! 年末年始に「やりがちな3つのルーティン」とその対策
オールアバウト / 2024年12月14日 8時35分
-
3「スタッドレスタイヤ」溝が残ってるのに“使用NG”なことがある!? 寿命は何年? 覚えておきたい「危険なタイヤ」の見分け方とは?
くるまのニュース / 2024年12月13日 21時10分
-
4デヴィ夫人、“紀州のドン・ファン”元妻の無罪判決に「驚嘆」。野崎氏の人柄も明かし「全く腑に落ちない」
オールアバウト / 2024年12月13日 19時10分
-
5「クリパの翌日に」死んだ愛猫の腸内にあった異物 イヌや鳥も…年末年始にペットの死が多い理由
東洋経済オンライン / 2024年12月15日 8時0分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください