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満タン1000km走れるスバル新型「クロストレック」を残価設定ローンで払う場合月々いくら?

くるまのニュース / 2024年12月11日 23時10分

スバルのSUV「クロストレック」の新グレードは次世代型ハイブリッドシステムを搭載しており、その価格が2024年12月5日に発表されました。同車種を残価設定ローンで契約する場合、月々の支払額はいくらになるのでしょうか。

■スバル待望のストロングハイブリッド! そもそもクロストレックとは?

 2024年12月5日、スバルのクロスオーバーSUV「クロストレック」に次世代型ハイブリッドシステムを搭載した新グレードが登場しました。

 クロストレックは「XV」の後継モデルで、2022年9月の第3世代へのモデルチェンジに伴い、海外市場での名称に統一されました。

 コンパクトなボディ、独自のシンメトリカルAWDをベースとした本格的なSUV性能を誇り、都会からアウトドアシーンまで幅広く活用できるクルマとなっています。

 個性的なラギッドかつスポーティなデザインは名称変更前から継承する特徴です。

 ボディサイズは全長4480mm×全幅1800mm×全高1580mmと、使い勝手の良いサイズに収まっています。

 グレードは基本的な「Touring」と装備を充実させた上級モデルの「Limited」の2種類を用意。

 それぞれに駆動方式は2WDと4WDが設定されています。Touringが301万4000円(消費税込み。以下同)から、Limitedが323万4000円からです。

 そして今回、「Premium S:HEV」が新グレードとして発売されました。

 状況に応じてエンジンとモーターを効率よく使い分けるパラレル方式の次世代型ハイブリッドシステム「ストロングハイブリッド」が搭載されたモデルです。

 このシステムでは燃費性能の向上とタンク容量の拡大により、1回の給油で1000km以上も走ることが可能になりました。加えて新開発の2.5L水平対向エンジンを搭載し、心地よく加速することができます。

 ストロングハイブリッド専用のメーターなどを装備し、従来のグレードとは一線を画しています。

 さらに最新鋭の運転支援システムである「アイサイトX」も搭載した「Premium S:HEV EX」も設定。人工衛星から得られる正確な位置情報を用い、高速道路を快適に運転することができます。

 販売価格はPremium S:HEVが383万3500円から、Premium S:HEV EXが405万3500円からです。

■残価設定ローンを使えば月々この価格で乗れちゃう!?

 新システムを搭載しているため従来のクロストレックよりも高額となっており、基本的には現金一括ではなくローンを組んで契約することになるでしょう。

 一般的なローンもありますが、スバル販売店では残価設定ローンを利用した契約もすでに案内されているようです。

 残価設定ローンとは、数年間の契約期間後の買い取り額(残価)を販売店が保証する仕組みで、ユーザーは車両価格からその買い取り保証額を差し引いた金額と金利を支払います。

 クルマの所有者はディーラーという扱いで、契約期間後は返却、新車への乗り換え、残価を支払ってそのまま購入のいずれかとなります。

残価設定型クレジット(残価設定ローン)の仕組みについての図(画像:スバルファイナンス)残価設定型クレジット(残価設定ローン)の仕組みについての図(画像:スバルファイナンス)

 基本的には返却が想定されているため、走行距離や車両の状態には制限があり、金利相場も約3%〜5%と通常のローンに比べてやや高い設定です。

 これらのデメリットがあるものの、月々の支払額を通常のローンよりも抑えられるため、近年では残価設定ローンを利用するユーザーも少なくありません。

 車両価格中で占める残価率は、言い換えればリセールバリューの高さの値でもあり、一般的な国産車は、3年契約で50%程度、5年契約で35%程度が平均的なレベルです。

 スバル販売店担当者によると、現在最も人気のグレードはPremium S:HEV EXで、その残価率は3年で54%、5年で42%に設定されているようです。

 これは前述の平均的なレベルと比較すると、「リセールバリューがやや高いクルマ」と言えます。

 この新型クロストレックを例に、走行距離1000km、金利3.9%、頭金やボーナス追加支払いはなしという前提で前出の残価率を適用して計算してみましょう。

 すると3年契約での月々の支払額の総額は、本体価格の46%である約185万円に金利を加えて約230万円、それを36回払いするため月々の支払額は約6万6000円となります。

 5年契約の場合は、月々の支払額の総額は本体価格の58%である約234万円に金利を加えて約295万円、それを60回払いするため月々の支払額は約5万円です。

 実際の契約の際にはこの金額に加えて、オプション費用や各種税金・保険料、販売諸経費などを払う必要があります。

 さらに契約後を考慮して駐車場代や任意保険料、ガソリン代などの維持費を加えるとさらに月々数万円が上乗せされるでしょう。

 ただ、通常ローンで一般的な5年契約の場合は、本体価格に毎年の金利を加えて、それを60回払いするため、月々の支払額は約7万3000円となります。

 つまり残価設定ローンならば短い契約期間であっても、より長期間で契約する通常ローンよりも安い月々の支払額で、クロストレックの新グレードに乗ることができるのです。

 ストロングハイブリッド搭載のクロストレックは予約の段階から注目が集まっており、正式発売後もより一層人気となっている現状です。可能な限り支払額を抑える残価設定ローンを利用して注目のクルマに乗ってみてもよいのではないでしょうか。

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