三菱の軽オフロードワゴン「デリカミニ」カッコかわいい“ゴツ顔”に「一目惚れ」する人続出!? 4WD性能スゴい! ライバルにはない強みとは?
くるまのニュース / 2024年12月16日 21時10分
三菱「デリカD:5」のイメージを受け継いだクロスオーバー系の軽スーパーハイトワゴン「デリカミニ」が人気を集めています。どのようなところが魅力となっているのでしょうか。
■「デリカ」譲りのタフさが魅力!
SUV並みの卓越した悪路走破性と、多人数乗車を含む高い実用性を併せ持つ唯一の「オールラウンダーミニバン」として根強い人気を誇る三菱「デリカD:5」。
このイメージを上手に取り込み、人気の「軽スーパーハイトワゴン」に落とし込んだのが「デリカミニ」です。
2023年5月の発売から1年半が経過し、街でも見かけることが多くなったデリカミニですが、一体どのような魅力があるのでしょうか。
デリカミニは、それまでの「eKクロス スペース」の実質的な後継モデルで、同車のマイナーチェンジを機に、さらにオフロードテイストあふれる軽スーパーハイトワゴンへと刷新されました。
デリカD:5が持つ“オールラウンダー”なイメージを巧みに取り入れ、ライバルのクロスオーバー系の軽スーパーハイトワゴンとはひと味違う個性を持たせることに成功。
三菱のアイデンティティである「ダイナミックシールド」デザインに半円形のヘッドライトを組み合わせ、単なるゴツさだけではないキュートさを併せ持ったデザインが魅力となっています。
オフロードテイストなのは見た目だけではなく、エンジンは自然吸気とターボを用意。加速時にモーターアシストが加わる「マイルドハイブリッド」も採用され、卓越した4WD技術を持つ三菱らしい悪路走破性に寄与する装備も搭載されているのがポイントです。
たとえば雪道や泥地といった悪路で片側の駆動輪が空転したとき、グリップしている駆動輪の駆動力を集中させる「グリップコントロール機能」や、険しい傾斜を検知し自動的に低速をキープする「ヒルディセントコントロール」など、実用かつ高い悪路走破性を実現する機構を搭載しました。
それでいて、普段使いでは軽スーパーハイトワゴンらしい高い実用性を確保。リアシートは最大320mmのスライド機能を持たせ、レーダークルーズコントロールなどの運転支援機能「e-Assist」も搭載されます。
さらにリアカメラの映像をルームミラーに映す「デジタルルームミラー機能」を用意するなど、装備面でもライバルたちに負けない豪華さを誇っているのです。
そんなデリカミニに対するネット上で反響を見ると、やはりエクステリアに関してはかなり高く評価されており、「個性的」「カッコかわいい」「一目惚れした」など、見た目で購入を決めた人が多くいることがわかります。
リアシートに関しては「座面が小さい」という指摘があるものの、スライド機能などにより快適性も確保されていて、不満が少ない傾向も見て取れます。
さらに、後部座席用にもドリンクホルダーが装備されているなど、細かい配慮が効いた装備も好評となっているようです。
その一方で、デリカミニの短所として指摘されているのが、車重の重さによる燃費の伸びが悪いこと。ライバル車より50kg~120kgも重いことから、燃費は実質的には15km/L前後とされており、もう少し頑張ってほしいところだといえるでしょう。
また、悪路での走破性をアピールするものの、最低地上高は低めの160mmとなっており、これをカバーすべく、1インチ(約4cm程度)のリフトアップカスタムが人気となっているといいます。
リフトアップした足回りにオフロードタイヤを組み合わせることで、さらにアウトドア感を演出するのがトレンド。
乗り心地は少々悪化するようですが、そもそもオフロード感がほしくてカスタムしているユーザーからは、ゴツゴツした乗り心地が逆に味があると喜ばれているそうです。
※ ※ ※
三菱いわく「卓越した悪路走破性と高い実用性」を古くから持つ「デリカ」のマインドを「デリカネス」と呼ぶといいます。
その観点から見れば、デリカミニは高い実用性と悪路での走破力を高める装備も搭載し、立派にデリカネスを継承した軽自動車だといえるでしょう。
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