登場2年半経過のホンダ「ステップワゴン」まもなくマイチェンか!? シンプル路線の評価はどう? ライバル車にはない“独自の魅力”とは?
くるまのニュース / 2024年12月13日 11時10分
2022年にフルモデルチェンジしたホンダ「ステップワゴン」には、ライバルにはない独自の魅力があります。どのようなところが評価されているのでしょうか。
■発売から2年半が経過した「ステップワゴン」どんなモデル?
ホンダのミドルサイズミニバン「ステップワゴン」は、現行モデルの6代目が2022年5月に発売されました。
デビューから2年半が経過し、一部では2025年にマイナーチェンジするのではないかという噂も聞こえています。
ライバルのミニバンにはない、ステップワゴンならではの魅力はどのようなものなのでしょうか。
初代モデルは1996年に登場。第一次ミニバンブームが到来した当時、商用バンをベースにしたミニバンが主流のなか、ホンダは既存のコンポーネンツを上手に活用して誕生させたのが、FFミニバンのステップワゴンでした。
その形状はボンネットを持たせつつもほぼ長方形の“箱型”ボディを採用。華美な装飾を排除し車内スペースを最大限確保した「使い方が自由な移動する空間」という割り切りが特徴で、その思い切った戦略がミニバン好き以外の人にも飛び火し、大ヒットモデルとなりました。
快適装備が充実したライバルたちに対抗すべく、モデルチェンジのたびに装備を充実させていったステップワゴンですが、2005年に登場した3代目から苦戦が目立ちはじめます。
多くのライバルが誕生したことも影響し、快適性や安全装備の充実、さらには「オラオラ系」とも呼ばれるコワモテ顔を採用した「スパーダ」路線への注力などもあり、本来の魅力だった「使い方が自由な移動する空間」という軸が薄れてしまいました。
そこで6代目の現行モデルでは原点回帰を目指し、初代を彷彿させるシンプルなデザインのエクステリアを採用。
時代のニーズ(環境性能)を満たすハイブリッドモデル「e:HEV」を軸に展開し、従来モデルから引き続きスパーダを設定したうえで、クリーンなデザインの「エアー」を追加しています。
直近2024年11月のミニバン登録台数を見てみると、ミドルサイズのモデルでは、日産「セレナ」(6837台)、トヨタ「ノア」(5982台)、トヨタ「ヴォクシー」(5838台)に次いで、ステップワゴン(3792台)という成績です。
この現行ステップワゴンのシンプル路線が時代のニーズと逆行していると捉えられ、思ったような人気を獲得できずにいる可能性も否定できません。
実際にネット上でも「デザインがシンプルすぎる」や、全車3ナンバー化されたことによる「大きくなりすぎた」という評価が存在。もちろん、このシンプルさを好むユーザーも大勢いるのですが、ライバル車に比べて迫力不足に感じる人もいることでしょう。
つまりは、最近人気となっているエアロなどをまとった派手なミニバンと比べた場合、ステップワゴンはシンプル&クリーンなイメージが強くなりすぎてしまったというのが、販売面にも影響しているようです。
一方で、原点回帰したことで広々とした車内空間がさらに拡大され、シートを跳ね上げてバイクも積むという「トランスポーター」として活用されているケースも見受けられます。
また、ステップワゴンの魅力のひとつに走りの良さが挙げられます。
低重心をウリとするホンダ車ならではの安定感で「強風にあおられても安定している」「コーナーでもよれる感じがしない」など操縦安定性は高評価を得ているのです。
ひとつ残念なのは、5代目に装備されていた独自のバックドア「わくわくゲート」が現行モデルで廃止されてしまったこと。
わくわくゲートとは、横開き式のサブドアを設け、大きなバックドアを開けるスペースがなくてもラゲッジから荷物が取り出せると高評価だった装備。
5代目ステップワゴンのオーナーからは「とても便利」「よく使っている」といった声も聞かれたのですが、6代目に装着されなかったことから、現行モデルへの買い替えを見送ったという人もいたようです。
現行モデルにも、標準装備とはいかずともオプションなどに設定があったならば、そのような買い替え需要も進んだ可能性はあるでしょう。
※ ※ ※
初代を知る世代からすれば、現行ステップワゴンのシンプル路線は高評価なのでしょうが、分かりやすい豪華さも必要なのかもしれません。
あくまでも筆者(金田ケイスケ)の予想ですが、マイナーチェンジでは多少は派手なエクステリアに刷新されるような予感がします。
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
ホンダ新型「ステップワゴン」まもなく登場!? 新デザイン採用? 価格アップ? 受注停止!?が話題の人気ミニバン「新モデル」はどうなる?
くるまのニュース / 2024年12月18日 18時10分
-
トヨタ「新型RAV4」!? 精悍顔の「シティ派」に!? 流麗ボディ化の「新SUV」を大胆予想したCGがイイ
くるまのニュース / 2024年12月13日 12時5分
-
ホンダ新型「コンパクトミニバン」5ナンバーサイズが“ちょうどいい”! 新型「フリード」発売半年の評価はどうなのか?
くるまのニュース / 2024年12月11日 22時10分
-
ホンダ「ステップワゴン」生産終了の噂に大反響! 「“わくわくゲート”復活して」「ハイブリッド4WD欲しい」の声! “マイチェンで値上げ説”も浮上…どうなる?
くるまのニュース / 2024年12月9日 11時10分
-
なぜ? ホンダ「ステップワゴン」生産終了? 25年4月で? カクカクデザインのミドルミニバン! 改良するの? 噂の真相は
くるまのニュース / 2024年12月2日 16時10分
ランキング
-
1【美容室】どうせ髪切るし…「寝癖」がひどいまま来店はOK? 直すべきか 本音を現役美容師に聞く
オトナンサー / 2024年12月20日 20時50分
-
2ハッピーセット絵本に「誤植」複数…… マクドナルド謝罪「お詫び申し上げます」
ねとらぼ / 2024年12月20日 19時26分
-
3ゴールド免許だと「違反が消える」ってホント? 5年後の“更新”で「ブルー免許に格下げ」される条件は? 実は難しい「ゴールド維持」条件とは!
くるまのニュース / 2024年12月20日 17時10分
-
4災害時にも役立つ! 「ハンドソープ」の便利な持ち歩き方 警視庁が公開
オトナンサー / 2024年12月20日 22時10分
-
5「ストレス解消方法」ランキング! 2位「好きな食べ物を食べる」…“5200人超”がおすすめする1位は?
オトナンサー / 2024年12月20日 19時10分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください