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日産が「新型エルグランド!?」お披露目してた! エクストレイル顔の「SUVミニバン」に市販化熱望の声も!? イマ求められる「グラシア」とは?

くるまのニュース / 2024年12月16日 15時30分

多彩なカスタムカー&チューニングカーが登場する年に1度の祭典「東京オートサロン」がまもなく開催されます。自動車メーカーなど様々な出展がありますが、前回は学生のカスタムカーに注目が集まりました。

■約1年前に登場した「新エルグランド」とは? 学生の想いこもった1台とは

 まもなく、年に1度の「東京オートサロン」が開催されます。

 次回2025年も多彩なカスタムカー&チューニングカーが登場すると思われますが、前回2024年には驚きのカスタムカーが登場しました。

 それが 日産・自動車大学校の学生が制作した「エルグランドグラシア」でした。

学生が製作した「新たなエルグランド」学生が製作した「新たなエルグランド」

 日産は日本全国に5校(栃木校・横浜校・愛知校・京都校・愛媛校)の自動車大学校を展開しています。

 それぞれ、将来自動車整備士などを目指すためのカリキュラムが存在しており、自動車整備の国家資格取得を目指す学科に加え、モータースポーツ系や車体系(板金・塗装)の課程を持っています。

 5校の中で京都校と愛知校は、学生達が製作したカスタムカーを東京オートサロンや大阪オートメッセで展示しています。

 とくに京都校は、これまでも「ムラーノ」をベースにした「シーマSUV」や「フェアレディZ SUV」など、ファンからも「市販化して!」という声が絶えない個性のあるカスタムカーを製作してきました。

 そうした中で、東京オートサロン2024や大阪オートメッセ2024では、「ELGLAND GLASSIER(エルグランドグラシア)」と「SETO(セト)」をお披露目しました。

 エルグランドグラシアの見た目は、フロントにオフロード感を出すために「エクストレイル(T33)」のフェイスを採用。

 リアには学生らしい「今ドキ感」を感じさせる一直線のテールランプをあしらい、スタイリッシュな印象に仕上げました。

 ボディカラーは、夜明けをイメージして学生がオリジナルで調色。夜から朝にかけて広がる幻想的なグリーンをベースに、朝焼けの雲に照らされるオレンジを差し色としてリップスポイラーやサイドステップ、インテリアに施しました。

 さらには、災害時に悪路を走行することを想定し、車高はベース車両の「エルグランド(E52)」から4cmアップ。

 ルーフには大型テントも設置し、万が一の時にも大切な家族を守るというアイディアが詰まっています。

 そんなエルグランドグラシアは、当時の4年生が6か月の期間で製作。車両コンセプトは、「両親と二人の兄弟と祖父母、仲の良い6人家族にお乗り頂くことをイメージした」と言います。

 さらには、家族全員でキャンプを楽しみ、笑顔が絶えないクルマをいうことを目指すとともに、アウトドアを満喫しながら家族の絆を深めて欲しいという願いを込めています。

※ ※ ※

 なお2023年12月7日にエルグランドグラシアが完成したことを京都校のSNSで投稿した際には「#新型エルグランド」「#newエルグランド」というハッシュタグを付けていました。

 もちろんこれは、日産本体の新型エルグランドではないものの、学生達がイチから製作した「新しいエルグランド」ということにはかわりはありません。

 また現行エルグランドは2010年に登場しており、2025年で15年目となります。そうしたことから、実際にエルグランドグラシアを見たユーザーからは「これが新型エルグランドで良い!」「次期エルグランドはこれで決まり!」「売って欲しい」など市販化を望む声が多数ありました。

■2024年の京都校もう1台は「キューブ?」 そして2025年は?

日産自動車大学校 京都校の学生が手掛けた「SETO」(東京オートサロン2024)日産自動車大学校 京都校の学生が手掛けた「SETO」(東京オートサロン2024)

 もう1台のセトも4年生が6か月の期間で製作しました。

 コンセプトは「過去と現在の架け橋」となり、前述の仲の良い6人家族の姉(22歳)がお洒落なカフェや都会のナイトライフをクルマと共に楽しむシーンをイメージし、ユニークで可愛いパイクカーに。

 見た目はベース車両の「キューブ(Z12)」に、「ブルーバード(410)」のフロントフェイスとテールランプを用いています。

2025年には何が登場? このベース車はどう変わるのか?(画像提供:日産京都自動車大学校)2025年には何が登場? このベース車はどう変わるのか?(画像提供:日産京都自動車大学校)

 そして2025年に向けては現在、急ピッチで製作作業が進められています。

 2025年も2台を製作するといい、1台目は「スカイライン(V35)」をベースに日産の往年の名車「ケンメリ」風に仕上げるものです。

 もう1台は「ステージア(M35)」をベースに「フェアレディZ」風に仕上げるもので、Zのデザイン性と利便性を兼ね備えた「家族と歩むスポーツワゴン」を目指していくとしています。

 京都校のSNSでは、学生達の手によってこの2台の製作が進んでいる様子が投稿されています。

 果たしてどのような姿でお披露目されるのか、2025年も注目です。

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