レクサスの「小さな高級車」全長4.2mの小型ボディに“クラス超え”高級インテリアがスゴい！ 最小SUV「LBX」どんなモデル？

レクサス最小SUVとしてラインナップされる「LBX」ですが、小型車でありながら高級感のあるインテリアが備わります。どのようなモデルなのでしょうか。

■レクサス最小SUVの高級感がハンパない！

　レクサスはさまざまなSUVをラインナップしていますが、そのなかでも最も小さいモデルが「LBX」です。
　
　2023年12月下旬に発売されたLBXですが、2024年上期（4月から9月）に1万1395台を登録するなど、登場からまもなく「レクサス車で一番売れているモデル」となっています。

　最小SUVといえども、その中身はレクサスらしい高級感あふれるものとなっています。「小さな高級車」ともいえるLBXとは、どのようなモデルなのでしょうか。

　新型LBXのボディサイズは全長4190mm×全幅1825mm×全高1545mm、ホイールベースは2580mmと、レクサスのコンパクトSUVの「UX」やかつて販売されていたハッチバック「CT」よりも全長は短く設定されています。

　コンセプトは「高級車の概念を変えるサイズのヒエラルキーを超えた次世代レクサスモデル」とし、コンパクトながらも走行性能やデザイン性も追求したといいます。

　プラットフォームはトヨタ「ヤリス」や「アクア」などと同じコンパクトカー向けの「TNGA GA-B」を採用。これにレクサス専用開発を施したうえ、サスペンションやブレーキなどもチューニングをおこなうなど、レクサスの提唱する乗り味「Lexus Driving Signature」にマッチする操縦安定性を実現しました。

　パワートレインは1.5リッター3気筒エンジンにモーターを組み合わせるハイブリッドで、駆動方式はFFまたは4WD（E-Four）が設定されます。

　デザインコンセプトは「Premium Casual（プレミアム カジュアル）」。コンパクトでありながら、存在感と上質感を併せ持つクロスオーバーを目指しました。

　外観は、レクサスのアイデンティティである「スピンドルグリル」を昇華させ、空力性能を意識した新テーマ「ユニファイドスピンドル」を採用。大きく張り出した前後フェンダーやワイド＆ローなデザインが、動力性能の高さを表現しています。

　内装は、レクサス車に共通する「Tazuna Concept（タヅナコンセプト）」を採用し、プレミアムコンパクトにふさわしい仕立てにこだわりました。

　水平基調のインパネからドアトリムまでが繋がったような連続的なデザインとすることで、包み込まれるような感覚を表現。アンビエントイルミネーションを装備するなど、上質かつシックな室内空間が広がります。

　ラインナップでは、「Cool（クール）」「Relax（リラックス）」「Bespoke Build（ビスポークビルド／抽選受付終了）」といった、主に内外装の仕立てが異なる3タイプを用意。

　ベーシックなクールは、セミアニリン本革×ウルトラスエード素材を用いたコンビシートが装備され、ドアアームレストやコンソールなどにスエード調素材が用いられています。

　内装色はブラック＆ダークグレーとし、シートやコンソール、ドアトリムなどにはタンカラーのステッチがあしらわれるなど、さりげないアクセントがオシャレなインテリアを演出します。

　リラックスはシート全体がセミアニリン素材となり、アームレストなども合成皮革「L tex」を採用。内装色はサドルタンとブラックがラインナップされますが、ブラックには白いステッチが施され、シックで大人っぽい雰囲気が味わえます。

　ビスポークビルドはオーダーメイドモデルで、表皮色やシートベルト、ステッチの色の変更、配色やトリム部の加飾を追加することが可能。

　ステアリングやセンターコンソールの側面部、シートの肩口部の色も変えることができるほか、「LEXUS LBX Bespoke Build」のメタルプレートも備わるなど、特別感のある仕上がりです。

　ビスポークビルドの内装色は、専用の「オーカー」「ダークローズ」「ソリスホワイト」を用意。外装色やビスポークビルド専用アイテムを組み合わせることで約33万通りのパターンが可能となっており、自分だけのLBXを手に入れることができます。

　LBXの価格（消費税込）は460万円から576万円です。