約300万円でトヨタの「パフォーマンスモデル」買える!? カッコいい「プリウスPHEV」の新「Gグレード」どんな人が買ってる? 都民ならさらに安く手に入るかも!?
くるまのニュース / 2024年12月20日 11時45分
トヨタ「プリウスPHEV」の「Gグレード」が2024年10月1日に発売されました。税込み車両価格が390万円と400万円を切った新たな仕様とはどのようなものなのでしょうか。
■トヨタ「プリウスPHEV」の「Gグレード」どんな人が買う?
2024年10月1日にトヨタから「プリウス」プラグインハイブリッドモデル(PHEV)に新しく「G」グレードが追加されました。
発表当時は、「400万円以下でPHEVが買える」と話題になりましたが、どのようなユーザーが関心を示しているにでしょうか。
プリウスは1997年12月にハイブリッド車として登場しました。低燃費でデザイン性が高く、コンパクトで運転のしやすい特徴を持つクルマです。
現行モデルは2023年1月に登場した5代目です。
現行モデルはボディサイズが全長4600mm×全幅1780mm×全高1430mmであり、広々とした空間があります。
また、より低重心なボディに変更されると同時にルーフ後端に向けて盛り上がるプリウス独自のモノフォルムシルエットが採用されました。
さらに、従来のモデルとデザインを大きく刷新し、動力性能も向上しています。
そのため、高いデザイン性によって若者からも人気があり、幅広い層から支持されるようになりました。
また、2023年3月にはプリウスPHEVが発売されます。
PHEVの特徴についてトヨタは「PHEVモデルは、コンパクトかつ大容量な駆動用バッテリーと、高出力の駆動用モーター、高効率なガソリンエンジンを組み合わせた最新のプラグインハイブリッドシステムを搭載したプリウスのハイパフォーマンスモデルとして誕生しました」と説明しています。
ハイパフォーマンスモデルと名乗る所以は、システム最高出力223馬力を誇り、0-100km/h加速6.7秒という高い動力性能を持っている点です。
それでいて、カタログ燃費は19インチタイヤ装着車(26.0km/L)、17インチタイヤ装着車30.1km/Lという低燃費を実現しています。
またPHEVならではのEV航続距離は、19インチタイヤ装着車(87km)、17インチタイヤ装着車(105km)を達成しているのです。
そんなプリウスPHEVですが、発売当初は「Zグレード」の「FF/460万円」のみの設定でした。
しかし、2024年10月には新たに「Gグレード」が設定され、「FF/370万円」、「E-Four/392万円」が用意されています。
Gグレードはエクステリアやボディサイズに関してはZグレードと比較しても大きな差はありません。
しかし、Zグレードではオプションでソーラー充電システムやパノラマルーフを設定することが可能でしたが、Gグレードではできなくなっています。
その他、シートがレザーからファブリックに変更に。ワイヤレス充電器がなくなり、ナビ液晶が12.3インチから8インチに変更されました。
では、新たに登場したGグレードを選ぶのは、どのような人なのでしょうか。
関東圏のトヨタ販売店担当者は次のように話します。
「プリウスPHEVは『PHEVかつコンパクト感のあるモデルがほしい』という人から人気があります。
GグレードはZグレードと比べて、内装の質感の違いやオプションが限られます。
しかし、本体価格が70万円程度安くなるということもあり、『必要最低限の装備で充分』『安くなって手が出せるようになった』という人からコストメリットの面で選ばれます。
また、PHEVは最大100万円の補助金があり、Gグレードは実質300万円程度で購入可能です」
関西圏の販売店担当者は次のように話します。
「プリウスPHEVは一軒家やマンションで設備を整えている人から選ばれます。
PHEVでプリウスのようなコンパクト感のあるモデルが他にないということもあり、幅広い層からオーダーがあります。
ハイブリッド車に比べて社用車として使用する人はあまりいませんが、デザインが気に入り、毎日決まった距離を通勤で使用したいという人から選ばれやすいという印象です」
※ ※ ※
新たなGグレードは、内装の質感やオプション設定の面では上級グレードであるZグレードに劣りますが、それまでPHEVに興味はあるものの手が届かなかったユーザーにはありがたい仕様と言えそうです。
ちなみにプリウスPHEVの補助金が最も多いとされるのが東京都です。
国からのCEV補助金(55万円)、東京都からのZEV補助金(45万円)+メーカー別補助金(10万円)が受けられます。
さらに23区の一部では個人に対して1台10万円の助成金が支給される場所もあるようです。
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