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北千葉道路「外環道~東松戸」開通へさらに加速! 土地収用法適用でまず「西半分」完成目指す 「外環~成田空港」全通まであと9km

くるまのニュース / 2024年12月20日 14時50分

国土交通省 関東地方整備局は2024年12月20日、外環道~成田空港で計画されている「北千葉道路」について、外環道市川~東松戸の区間が「都市計画事業承認・認可」されたと発表しました。

■最後の未開通部「外環道~鎌ヶ谷」の一部工区

 国土交通省 関東地方整備局は2024年12月20日、外環道~成田空港で計画されている「北千葉道路」について、外環道市川~東松戸の区間が「都市計画事業承認・認可」されたと発表しました。

 北千葉道路は、市川市内の外環道から「北千葉JCT(仮)」で東へ分岐し、北総鉄道の南側を並行。新鎌ヶ谷からは、鉄道と一体的に、線路両側を並行して、成田空港方面へ直結していくものです。

 基本的に「側道」と「信号ゼロ本線」の2段構えですが、まだ影も形もない外環道~鎌ヶ谷区間の「信号ゼロ本線」は有料事業となる計画です。

 信号ゼロの有料区間は外環道から地下で分岐し、トンネルで松戸市内へ。そこから一気に高架になり、鎌ヶ谷で向かっていきます。

 完成すれば、せっかく千葉県の主要東西軸であるのに「鎌ヶ谷~成田」という中途半端な状態になっている北千葉道路が、いよいよ「外環道~成田」となり、大動脈ネットワークとして生まれ変わることとなります。

 気になる進捗ですが、未開通の外環道~新鎌ヶ谷の約9kmのうち、2024年4月にやっと外環道~松戸市川東ICのわずか3.5kmだけが事業化しただけです。信号ゼロの有料部に至っては、外環道~松戸市川西ICの1.9kmしか事業化していません。

 都市計画決定と環境アセスメントは全線で終わっているので、あとは事業化が少しずつ進むのを待つしかありません。

 さて、今回のニュースですが、その外環道~松戸市川東ICの3.5kmが、「都市計画事業認可」を受けました。

 都市計画法では、第59条に基づいて「都市計画事業承認」が告示されると、土地収用法の規定が適用されるようになり、事業がよりスムーズに進んでいきます。

 道路事業でこの手続きが毎回行われるわけでなく、今回の区間が「円滑かつ着実な事業実施を図るため」、スピーディに整備を進めるべき計画だと国が認識していることになります。

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