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「プリウス“クーペ”」風カスタムカーがスゴい! 「インテグラ」ベースなのに「斬新サメ顔」採用で大反響の「650vision」! GAUS学生によるオートサロン2024注目モデルとは

くるまのニュース / 2025年1月1日 8時10分

前回の「東京オートサロン2024」で非常に注目を浴びた「プリウスクーペ」とは、どのようなクルマなのでしょうか。

■まさかの「トヨタ公認プリウスクーペ」

 日本最大のカスタムカーの祭典「東京オートサロン」では、パーツメーカーや自動車メーカー本体が意匠を凝らしたコンセプトモデルやカスタムカーなどを披露します。
 
 いっぽう、未来の整備士やエンジニアを育てる自動車大学校も出展し、学生による渾身の作品が披露されますが、前回の「東京オートサロン2024」では、“プリウスクーペ”と称されるカスタムカーが公開され、話題になりました。

 それが群馬自動車大学校(GAUS)カスタマイズ科による「650vision」です。

 650visionは、同カスタマイズ科が卒業製作の一環として手掛けたカスタムカー。ベース車は学校の教材車として使っていたホンダ「インテグラ タイプR(2代目・DC5型)」が採用されました。

 学生による全く新しい発想によって、内外装のほとんどにモディファイを加えたことで、インテグラがベースであるとはわからないほど新しいデザインになりました。

 車名である650visionの由来は、「プリウス(現行型・60系)」の「6」、DC5(インテグラ)の「5」、「IS350(由来は後述)」の「0」、そして近未来的な、コンセプトカーのようなイメージの「vision」から来ているといいます。

 フロントフェイスは、2023年1月発売のトヨタ「プリウス」(5代目)に採用された、「ハンマーヘッド」をモチーフとしたデザインを採用。ヘッドライトは実際のプリウスのものを加工して取り付け。

 フロントバンパーは、大きな開口部をもつスポーティなデザインのものを装着したほか、大きく盛り上がった前後フェンダーで大胆にワイドボディ化を実現。イエローのボディも相まって、ショーカーらしい迫力が生まれました。

 ドアハンドルは撤去し、クオーターウインドウに装着されたセンサー部でドアが開閉する機構も採用するなど、意欲的なカスタムも施されています。

 リアもダックテール形状のトランク一体型スポイラーを装着し、テールランプはレクサス「IS」中期モデル用の“後期ルック”風社外品を流用し、精悍なブラックで真一文字スタイルのユニットを装着しました。

 また、足回りはエアサスを装着して自在に車高をコントロールできる変更。リムの深いホワイトの「ワーク マイスター」ホイールは、車高を下げるとフェンダー端ギリギリまでホイールリム面が合わせられる「ツライチ」状態になり、迫力満点です。

 インテリアはアルカンターラ素材をほぼ全面にあしらって加飾。ドアトリムやエアコン吹き出し口周辺、シートステッチにはエクステリアと同じ黄色のアクセントが施しています。

 リアシート部にはエアサス用タンクをあえて見せるように配置し、リアシートバックのパネル部には製作担当の学生の名前が刻まれ、ホワイトのアンビエントイルミネーションで彩られます。

 トランクは大型ウーハーが装備され、オーディオにもこだわりが見られるなど、エクステリアにとどまらず、全面に及んでカスタムが施されました。

 元がインテグラとは想像もつかない大胆なスタイリングとなった650visionは当時、GAUS公式X(旧:Twitter)でも製作過程が投稿され、多数の反響が寄せられていたほか、会場でも非常に多くの来場者から注目を集めました。

 さらに、ブースを訪問したトヨタ自動車 豊田章男会長から直々に「プリウスクーペ」の“公認”を受け、ボンネットにはサインが刻まれるなど、来場者だけでなくメーカーサイドからの評価も上々となっています。

※ ※ ※

 次回2025年の「東京オートサロン2025」は、1月10日から3日間、幕張メッセ(千葉市美浜区)で開催されます。

 例年GAUSでは東京オートサロンへ出展しており、再び披露される懇親のオリジナルカスタムカーの登場にも期待が高まります。

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