「ジムニー5ドア」「クラウンエステート」「フォレスター」発売へ! 2025年の「新型車」どんなモデルが登場する? 注目車を大胆予想!
くるまのニュース / 2025年1月1日 10時10分
2025年もさまざまな新型車の発売が予想されます。一体どんなモデルが発売されるのでしょうか。注目モデルをピックアップしてみました。
■2025年は「新型車の氷河期」!? どんなモデルが登場するのか?
自動車産業は大変革期といわれている。
今までは「パワーユニット=エンジン」であり「運転=人」だったが、新しい時代になると「パワーユニット=電気」となり、「運転=人+ADAS」といったイメージに大きく変化する。
PCでいえばプログラムで動く時代から、AIで動く時代になるようなものだろう。
エンジン車を開発しても長い期間は売れないし、かといって電気自動車も普及期に入っていない。
そんなことから自動車の開発は踊り場を迎えている。つまり新型車を出しにくい環境にあると考えてもらってよかろう。
典型的なのが日産だ。ここにきて販売しているモデルの多くは発売から4年以上経っており、本来ならモデルチェンジ時期なのに出てこない。理由といえば「出しても売れない可能性が高い」からだ。
実際、日産は毎年3~4車種を開発していると聞く。
新車を開発しようとすれば4年くらい掛かります。開発に着手し、2年くらいで試作車が完成する。経営陣からGOサインが出たら、工場の生産ラインの設計や、プレス部品の型の制作。国交省の認証を取る手続きや、開発の煮詰めに入ります。
日産の場合、経営陣のGOをもらう段階で「これ売れるのか?」と聞かれるが、開発陣としちゃ売れる確証なし。返事を渋ると「じゃあ、やめよう」となり、新車が出なくなってしまう。
マツダは少し違う理由による。前の開発トップがラージプラットフォーム以外の開発を止めてしまった。ここにきて次期型「CX-5」の開発など始まっているようだけれど、市販されるまで4年近く掛かるだろう。
マツダの社長交代は2023年6月。この時点で次期型CX-5の開発をスタートしても、市販されるのはどんなに急いだって2026年。かくして日産やマツダから新型車は出てこないのだった。
日産やマツダ以外も文頭で触れた大変革期のため、数年前から新型車の開発を躊躇(ためら)っている。いろんな意味で2025年も「新型車の氷河期」になりそうな気配が濃厚だ。
とはいえ新型車が皆無ということでもない。
以下、少ない情報量のなかから、可能な限り正確な新型車予想をしてみたいと思う。もちろん当たらないかもしれないので、そのあたりはご容赦いただきたく。
2025年の新型車のトップバッターは、以前からウワサされているスズキ「ジムニー」の5ドア仕様が出てくるようだ。
ボディが長くなるため軽自動車ではなく、小型乗用車版「ジムニーシエラ」のロングバージョンになる。
このジムニー5ドアは、小型SUVの「フロンクス」同様、どうやらインド工場で生産する模様。
スズキはかつて3ドアの「エスクード」のホイールベースを伸ばして5ドア化した「エスクード ノマド」という大ヒット作を持っていたけれど、ジムニー5ドアは価格さえ妥当なら長い納車待ちになるくらい売れるだろう。
2番手は、発売を延期していたトヨタ「クラウンエステート」。すでにアメリカでは「クラウンシグニア」として販売されており、デザインなど周知の通り。今や希少なステーションワゴンの新型車だ。
2025年のトヨタは、デビューから7年を迎える「カローラセダン」や、「RAV4」のフルモデルチェンジもあるかもしれない。
本来なら最も元気なハズのトヨタながら、次世代モデルの開発に注力しているようだ。スポーツモデルも電気自動車も2026年の登場になるかもしれません。
続いて夏前にスバル「フォレスター」が登場予定。アメリカで先行発売されており、デザインもそのまんまだと考えていい。
「クロストレック」にも搭載されたが、新たなストロングハイブリッドでスバルは勝負に出る。
このハイブリッドシステムは、今後スバルの新型車はマイナーチェンジモデルを含めて全展開していく予定だ。
ちなみに、新型フォレスターは現行モデルよりもひと回り大きく見え、なかなかカッコ良いので、走行性能や価格次第では売れると思う。
■新型車を出さない可能性があるメーカーも存在!?
2025年で一番賑やかになりそうなのがダイハツ。不祥事が発覚した2023年春から新型車を全く出せていない。
この間、「ムーヴ」のフルモデルチェンジや、電気軽商用車のデビューなども予定されていたし、新型車だってスタンバイしていたという。
新型「プレリュード」2025年登場なるか!?
これらの順番待ちしていたニューモデルが2025年夏あたりから次々と出てくるようだ。軽自動車ジャンルに活気を与えると思う。
ホンダは軽ハイトワゴン「N-ONE」の電気自動車が確定している。新世代ハイブリッドを搭載する新型「プレリュード」も、早ければ2025年内にデビューするだろう。
どちらもたくさん売れるクルマでこそないものの、ブランドイメージが低迷しているホンダを活気づけてくれるかもしれない。
2020年にデビューした「フィット」は早いフルモデルチェンジが期待されるけれど、どうやら2025年までの新型車リストにないようだ。
日産、前述の通り開発が滞っており、ウワサにあがっている「リーフ」や「エルグランド」、CX-5のフルモデルチェンジは当面無し。市販決定直前で開発を凍結したり、開発そのものに着手していないためだ。
日産で可能性あるとすればアメリカで発売済みの「キックス」くらい。
マツダは皆無。大規模なマイナーチェンジすら難しい状況なので、特別仕様を出すなどして頑張るしか無いと思う。
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