全長5.2mの“超高級車”「センチュリー ミニバン」が凄い! 約1500万円の“最上級モデル”は「プラネタリウム」も搭載! ビュイック版の超豪華「センチュリー」は米国と中国の合作!
くるまのニュース / 2025年1月3日 18時10分
トヨタの最高級車として知られる「センチュリー」。実は、海外でもビュイックというブランドがセンチュリーの名を冠したクルマを販売しています。一体どのようなクルマなのでしょうか。
■海外の「センチュリー」はプラネタリウム搭載!
トヨタブランドの頂点に君臨する最高級車として知られる「センチュリー」。
しかし実は海外では、トヨタとは異なるブランドがセンチュリーの名を冠した高級車を販売しています。
海外に存在するもう1つのセンチュリーとは、一体どのようなクルマなのでしょうか。
この海外のセンチュリーとは、アメリカの自動車メーカー「ゼネラルモーターズ」と中国の自動車メーカー「上海汽車」の合弁会社「上汽通用汽車」が展開するブランド、「ビュイック」のフラッグシップミニバンです。
ビュイック版センチュリーの初代モデルが登場したのは1936年で、当時はゼネラルモーターズが独自展開しており、ボディタイプもミニバンではなくセダンでした。
ミニバンとして登場したのは2022年に発売された7代目モデルからであり、このモデルが今でも現行モデルとして販売されています。
ボディサイズは、全長5230mm×全幅1980mm×全高1867mm、ホイールベースは3130mmと、海外モデルらしく大柄な車体が特徴。
エクステリアは、ビュイックの最新のデザイン哲学を反映させ、逆L字型のヘッドライトと一文字型のテールライトが特徴となっています。
各所に装飾されたメッキパーツは、高級感を演出。
インテリアは、グレードによって「3列シート6人乗り」「3列シート7人乗り」「2列シート4人乗り」が設定されており、とくに4人乗り仕様では1列目と2列目の空間が完全に分けられ、2列目側に32インチのスクリーンを設置することで、まるでリビングのような快適な空間が広がっています。
そのほか、13リッターの容量を持つ冷蔵庫や、流れ星を再現できるプラネタリウムといった、超豪華な装備が充実。
さらに、特許取得済みの静音技術「Quiet-Tuning」を搭載しているのも同車の魅力となるポイントです。
このQuiet-Tuningは、2層ガラスや静音タイヤ、アメリカの音響機器メーカーであるBOSE社製のANCアクティブノイズリダクションテクノロジーなどで構成された技術で、外部の騒音を感じることなく、静寂で快適な車内空間を作り上げています。
パワーユニットは、2.0リッター直列4気筒ターボエンジンと電気モーターからなる、48Vマイルドハイブリッドシステムを搭載。
9速ATと組み合わせ、最高出力236馬力・最大トルク350Nmを発揮します。
車両価格は、46万9900元(約969万8242円)から68万9000元(約1422万236円)です。
※ ※ ※
初代モデルから数えると約88年の歴史を誇る、海外版のセンチュリー。
奇しくもトヨタのセンチュリーと同様に、海外でもただのミニバンではなく、フラッグシップモデルに位置づけられる高級車として存在しています。
車内で快適に過ごせるように様々な工夫がされており、プラネタリウムまで設置されているというのは、ある意味「家の中より豪華」といえるのかもしれません。
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