ホンダの「小型ミニバン」が“ソロ車中泊”に最適! 初心者女子でも手軽に車内で寝られる「フリード クロスター」がスゴい!
くるまのニュース / 2025年1月6日 21時10分
ホンダ「フリード クロスター」や「ステップワゴン」は、手軽に車中泊を始めるのに最適なミニバンだといいます。両車の車内で快適な車中泊をおこなうコツとはどのようなものなのでしょうか。
■5人乗りの「フリード クロスター」が車中泊に向いているワケ
近年、クルマで寝泊まりする「車中泊」がブームとなっています。そして、ホンダの純正アクセサリーを展開するホンダアクセスは、車中泊を知り尽くしたインフルエンサーとともに、冬場でも快適に車中泊できるモデルの取材会を実施しました。
ホンダ「フリード クロスター」と「ステップワゴン」では、手軽に車中泊をすることができるようです。
気軽に車中泊できるホンダ 新型「フリード クロスター」
軽キャンパーで全国を旅する「まるななさん」(北海道在住)は、女子のソロ車中泊で映画を見て楽しむ仕様を提案してくれました。
ベースとして選んだのはフリード クロスターの5人乗り仕様。
「車中泊用に車内を全部覆ってくれるプライバシーシェードが純正オプションで設定されていて、すべてのガラス面をしっかりと覆ってくれて車内を真っ暗にすることができます。
この真っ暗な空間が映画を観るのにちょうど良いと思ったので、今回はプロジェクターとスクリーンをセットし、車内で映画鑑賞しながらまったりする車中泊仕様を考えてみました」(まるななさん)
確かにプライバシーシェードで覆われた車内は真っ暗。車中泊するときは外からの光が入ると気になるものですが、そういった心配もないくらい、暗い車内を実現できます。
“シアター仕様”に欠かせないスクリーンは、100円ショップなどで手に入る突っ張り棒や遮光シェードをルーフラックに固定。プロジェクターはディーラーオプションのシートバックテーブルの上に設置し、電源はポータブル電源から供給しています。
クロスターの2列シート5人乗り仕様は、荷室部分にユーティリティーボードが設置され、2段式の大容量ラゲッジスペースになっています。
そして、2列目シートをダブルフォールダウン機構で倒すと、ユーティリティーボードと並行な真っ平らな広々スペースが出現し、段差を埋めずに車中泊することが可能です。
「今回は冬場の車中泊ということで、銀マットを敷いて下からの冷気を遮断し、暖を取るために電熱マットと布団を使います。それだけで、だれでも簡単に車中泊を楽しめます」(まるななさん)
小さなテーブルを置いて本やマグカップを置くのも良い感じです。荷物は右リア側に設置するトランクサイドボックスに収納したほか、フリード クロスターに備わるユーティリティサイドパネルも収納に活用しています。
リアゲートを開けた先はテールゲートタープを広げて、屋外で日差しを遮りながらコーヒーを飲んだりする空間も作り、ゆったりとくつろげる車中泊仕様を作り上げました。
「車中泊用に女性がDIYで作るのは難しいかもしれませんが、ホンダは純正アクセサリーが充実しているので、何も作るものは必要なく、ただ単純にシートを倒して布団を敷いただけ。車中泊初心者の女子でも簡単にできます」と、フリード クロスターなら手軽に車中泊仕様を楽しめると言います。
「クロスターの外観はアウトドアにぴったりなスタイリングをしていて、どこか旅に行きたいなと思わせてくれます」とスタイリングに魅力に感じたそうですが、このアウトドアテイストが女子の車中泊に最適とのこと。
「女子の1人旅は何かと危険な目に遭う可能性も否定できず、外観はあまり女の子っぽい仕様にしすぎない方がいいかもしれません。
その分、内装は思いっきり好きな空間に仕上げて、自分の家とは趣向が異なる、もう一つの新たな部屋に仕立てるのが、車中泊を楽しむポイントだと思います」と女子旅の注意点と楽しみ方を教えてくれました。
■2人で車中泊するなら「ステップワゴン」がマジで使える!
次に、車中泊専門雑誌「カーネル」編集長の大橋さんが提案するのは「父子の冒険オトコ旅」というコンセプトのステップワゴンです。
「父と子の2人旅を想定した車中泊仕様ですが、実は何も手を加えなくても、ステップワゴンの素性の良さを活用しています」とのこと。
外から車内を覗かれないようにするために、前席と後席を分けるセパレートカーテンや、プライバシーシェードを使って目隠ししました。
広い室内空間で2人が余裕で車中泊できる
「窓から冷気が入ってくるので、冬は厚めのシェードが良いかもしれませんが、夏ではこのプライバシーシェードで十分です」(カーネル編集長 大橋さん)
就寝スペースも特別なことはやっていないと言い、「このステップワゴンは2列目がキャプテンシート仕様なのですが、左右に動く機構を使うと車内のセンターに寄せることができます。サードシートとセカンドシートをフルフラットにすることで広大なベッドスペースが生まれます」と、ステップワゴンで平らなスペースを生み出す方法を教えてくれました。
「冬の車中泊対策では、電熱マットを敷いています。電源はポータブル電源から供給しています。
完全なフルフラットではなく、サードシートに段差ができると心配されるかもしれませんが、身長170cm前後の人だとサードシートの段差の部分がちょうど枕になり、セカンドシートの段差は足の下になるのでそれほど気になりません。
それでも段差が気になるなら、エアマットを設置すれば問題ありません」(カーネル編集長 大橋さん)
確かに、リアゲート側に頭を向けて寝転がると段差部分が枕として使えそうで、これなら快適な車中泊ができるというわけです。
「セカンドシートとサードシート下に広大な収納スペースがあるので、そこにたくさんのキャンプグッズを収納できます。
カヤックも助手席を後方に倒すことで載せることができます。
ステップワゴンは広大なスペースを持っているので、多くの荷物を積むことができるのが魅力です」(カーネル編集長 大橋さん)
2人分のキャンプのグッズはもちろん、カヤックといった長尺物も積載可能なステップワゴンの収納力の高さに、改めて驚かされました。
※ ※ ※
フリード クロスター(5人乗り仕様)やステップワゴンでは、特別なアイテムを用意しなくても快適な車中泊ができそうです。
布団だけ持ってとりあえず車中泊をスタートさせてみるのも良いかもしれません。
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