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1360馬力! 日産が「次期GT-R」公開していた!? 「R36型」を予言する「ハイパーフォース」どんなモデル?

くるまのニュース / 2025年1月8日 16時10分

日産のスーパースポーツ「GT-R」は、現行モデル(R35型)が2025年に生産終了となりますが、次期型(R36型)を示唆するコンセプトモデルが公開されています。一体どのようなモデルなのでしょうか。

■「究極のスーパースポーツEV」を目指した1台

「GT-R」は、日産が世界に誇るスーパースポーツモデルです。
 
 しかし、「究極のドライビングプレジャーの追求」を掲げて開発された現行の「R35型」は2025年で販売が終了することが発表されています。
 
 そうなると、次の「R36型」がどのようなモデルになるのか気になるところですが、ある1台のコンセプトモデルが「次のGT-Rなのでは」と注目が集まっています。

 それが2023年に公開された「ニッサン ハイパーフォース」です。

 ハイパーフォースは、日産が「ジャパンモビリティショー2023」で世界初公開したEVコンセプトカーです。

 このとき、日産は全部で5台のコンセプトカーをお披露目しましたが、トリを飾る形で最後に登場したのがこのクルマでした。

 日産はハイパーフォースについて、「究極のドライビングプレジャーを追求しながら、高い環境性能と日常での快適性を兼ね備えた次世代の高性能スーパーカー」と紹介しており、なかでも注目を集めたのはスタイリングです。

 フロントのアンダー部分が前方にせり出た個性的なフォルムですが、グリルのセンター部分には白と赤で構成されたエンブレムを表示。

 さらにリアのコンビネーションランプは丸目4灯が採用されており、正式に「GT-Rの後継」という発表はなかったものの、どう見ても「GT-R」にしか見えないエクステリアデザインになっていました。

 そんなハイパーフォースは、走行性能を高めるため、パワートレインには最高1360馬力を生み出す1000kWの高出力モーターを採用。全固体電池と組み合わせることにより、高出力化と最適な重量バランスの調整を実現しました。

 また、車体の各部位にカーボンを使用して、軽量化も実施しています。

 さらに、高出力のパワーでも快適な運転が楽しめるよう、足回りはNISMOと開発した特製のサスペンションを装備。

 フロントとリアに配置した2つのモーターとブレーキを統合して制御する車両制御技術「e-4ORCE」を採用することで、路面状況に応じた最適なパワーバランスに調整します。

 加えて、NISMOと共同開発した空力設計も、ダウンフォースを高め、強力なコーナリング性能を生み出すポイントです。特に二段式のフロントボンネット、リアディフューザーは、高い冷却性能も兼ね備えていました。

 面白い機能としては、AR・VR機能を備えた専用ヘルメットを用いた「ゲームシミュレーターモード」が挙げられます。

 専用ヘルメットは、通常のヘルメットとしても利用できますが、VR用ブラインドシールドを使用すればバーチャル空間でタイムアタックや対戦プレイすることが可能。ほかにも、サーキットでARモードを使用すると、他のドライバーのゴーストをシールドに表示できました。

※ ※ ※

「究極のスーパースポーツEV」を目指したというハイパーフォースですが、エンブレムや丸目4灯のデザインだったことで、次期GT-Rになるのではと予想されています。

 果たして次期GT-RはEVとして登場するのか、それともデザインのみが採用されるのか、はたまた全く別物になるのか。今後の動きが注目されます。

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