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トヨタの「“本格”FRスポーツカー」がスゴイ! MT&全長4.1m級の「コンパクトボディ」が楽しそう! ちょっと“怒り顔”もカワイイ「S-FR レーシング」ってどんなクルマ?

くるまのニュース / 2025年1月8日 11時45分

「東京モーターショー2016」でトヨタが初披露した「S-FRレーシングコンセプト」は、どんなクルマだったのでしょうか。

■「S-FR」の強化版?

 自動車メーカーが新しいデザインや技術、アイデアを試すために製作する「コンセプトモデル」。

 毎年1月に開催されるカスタムカーの祭典「東京オートサロン」でも、近年では自動車メーカーが新型車やモータースポーツに関連したコンセプトモデルを出展するようになり、年々その規模が拡大しています。

 その中でも、2016年開催の東京オートサロンでトヨタが初披露した「S-FR Racing Concept(以下、S-FRレーシングコンセプト)」は、非常に高い注目を集めた1台でした。

 ベースとなった「S-FR」は、2015年秋に開催された「第44回東京モーターショー」でトヨタが世界初公開した4人乗りのライトウェイトスポーツカーで、“ヨタハチ”ことトヨタ「スポーツ800」や「カローラレビン/スプリンタートレノ(AE86型)」といった往年のトヨタのライトウェイトスポーツの伝統を受け継いだコンセプトモデルでした。

 運転する楽しさを教えてくれるエントリーモデルとして市販化を前提に設計され、車両価格150万円以下で販売される想定のもと開発が進んでいたといいます。

 ボディサイズは、全長3900mm×全幅1695mm×全高1320mm、ホイールベース2480mmと、4mを切るコンパクトな5ナンバーサイズに収め、クルマが自分の意のままに反応し、日常のドライブでも車両との対話を楽しめるような体験を提供することを目指して開発されました。

 そのコンパクトなボディは革新的な軽量化を実現、軽快で快適な走りを生み出しており、エントリーモデルならではのシンプルな構成を採用することで、スポーツカーとしての魅力を維持しつつ、ドライバーとの距離を縮める親しみやすいクルマを目指しています。

 また、ライトウェイトスポーツ特有の軽快感を活かしながら、クルマを自在に操る楽しさを追求しています。FR(フロントエンジン・リヤドライブ)ならではの特性を備え、ドライバーの操作に応じて車両が思い通りに反応し、その挙動を感じ取りながらコントロールする心地良さも追求していました。

 デザイン面では、ロングノーズとワイドスタンスがスポーツカーとしての力強さを表現し、丸みを帯びた親しみやすいスタイルが特徴。シンプルかつモダンなインテリアは「親しみやすいシンプルさ」と「走りへの期待感」を両立しており、車両全体で魅力的なビジュアルを作り上げています。

 パッケージングでは本格的なFRレイアウトを採用し、フロントミッドシップにエンジンを配置することで最適な重量配分を実現。また、独立懸架サスペンションにより優れたコーナリング性能を確保しています。トランスミッションは6速MTを採用し、ドライビングの軽快さと操作の楽しさを提供するものとしていました。

 トヨタは、このクルマについて肩肘を張らずに運転やカスタマイズを楽しめる「愛車」として、多くのユーザーが語り合い、その魅力を共有できる存在を目指した、と伝えていました。

 S-FRのお披露目の約3カ月後に、サーキット走行を想定とした派生モデルとして、S-FRレーシングコンセプトが発表されています。

 S-FRレーシングコンセプトは、S-FRをベースに大きく張り出したオーバーフェンダーや大胆なエアアウトレットを備えたエンジンフードに加え、フロントアンダースポイラー、カナード、リヤスポイラーなどの大型エアロパーツを採用しています。

 ボディサイズは全長4100mm×全幅1735mm×全高1270mm。S-FRと比べて全長が110+mm、全幅が+40mm、全高が-50mmです。

 現在、トヨタはモータースポーツ部門「TOYOTA GAZOO Racing(トヨタ ガズーレーシング 以下、TGR)」で、「GR86」と姉妹車のスバル「BRZ」のカスタマーモータースポーツ(自動車メーカーが製造・販売したモータースポーツ用車両で個人や企業であるユーザーが自主的に行うモータースポーツ活動)であるワンメイクレース「GR86/BRZ Cup」を主宰しています。

 S-FRが市販化されれば、このクルマのワンメイクレースをTGRが主宰する可能性が見えてきます。

 しかし、市販化に向けて行われていたS-FRの開発は、2020年になると凍結されたといううわさが流れました。2024年に入ってからは開発が再び始動したといううわさも流れましたが、真偽のほどはわかりません。

 2025年開催の東京モーターショーでは、何か進展が見られるのでしょうか。期待してみてもいいかもしれません。

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