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私のクルマ、“軽自動車”だけど「外車」です! ご近所にも自慢できちゃう!? 超珍しい「海外メーカー製の軽自動車」とは!

くるまのニュース / 2025年1月18日 14時10分

維持費の安さなどメリットの多い「軽自動車」。日本独自の規格であるものの、中には海外の自動車メーカーが作った軽自動車も存在します。一体どのようなクルマなのでしょうか。

■海外メーカー製の「軽自動車」が存在!

 購入価格の安さ、維持費の安さ、取り回しのしやすさなど、メリットの多い「軽自動車」。
 
 日本独自の規格であるため、基本的には海外に存在しない概念であるものの、実は海外の自動車メーカーが作ったいわゆる「外車(輸入車)」にも軽自動車は存在します。
 
 一体どのようなクルマなのか、3つの例を紹介しましょう。

 日本における軽自動車とは、ボディサイズが全長3.4m以下×全幅1.48m以下×全高2.0m以下で、エンジンの排気量が660cc以下、乗車定員が4人以下、貨物積載量が350kg以下の自動車を指します。

 そして先述のように、この条件に当てはまるクルマを軽自動車と呼ぶのは日本だけですが、海外の自動車メーカーが上記の条件に当てはまるクルマを作った場合でも、日本国内では軽自動車として販売することができます。

 実際に軽自動車として市販化された、3つの具体例を挙げていきましょう。

■ケータハム「セブン160/セブン170」

 セブン160は、イギリスの小規模自動車メーカーであるケータハムが製造・販売していた軽自動車。

 ドアも屋根もないオープンな構造が特徴で、着座位置がとても低いことから、車内からの眺めはゴーカートに乗っているかのような光景です。

 パワーユニットは、スズキの軽自動車である「ジムニー」に搭載されているのと同じ、658ccの3気筒ターボエンジンを搭載。

 5速MTと組み合わせ、最高出力80馬力を発揮し、0-100km/h加速は6.9秒、最高速度160km/hというスペックを誇ります。

 セブン160のボディサイズは、全長3100mm×全幅1470mm×全高1090mmで、車両重量はわずか490kg。

 軽自動車でありながら鋭い加速性能を実現しているのは、この490kgという軽量ボディによるものです。

 ただしクルマとの一体感や爽快感を味わえる反面、エアコンやパワーステアリングといった現代では当たり前となっている装備がついていない点には、注意しなければいけません。

 セブン160はすでに新車販売が終了しており、中古車市場では約500万円から約900万円といった価格で限られた台数が出回っています。

 2021年から後継モデルとしてセブン170シリーズの170Sが販売されており、セブン160とほぼ同じ特徴を持ちながら、車両重量は50kg軽い440kg、エンジンの最高出力は85馬力と性能を向上。

 こちらはヒーター、アロイホイール、リアLEDライト、ストライプの入った新たなデザインが採用され、811万8000円から新車で購入可能です。

■フィアット「126」

 126は、イタリアの自動車メーカーであるフィアットが製造、販売していた軽自動車。

 海外では1972年から2000年まで販売され、日本国内でも並行輸入車(正規ルート外で輸入されたクルマ)として複数台が持ち込まれたほか、1989年にはドイツのコーチビルダーが手掛けたオープンモデルのカスタム仕様が「DAP 650」の車名で10台販売されました。

 角形ヘッドランプを採用したデザインが特徴で、コンパクトなサイズながらも大人4人の乗車が可能です。

 パワーユニットは、594cc、652cc、702ccの3種類の空冷直列2気筒OHVエンジンを搭載し、現代の軽自動車規格に該当するのは前者の2モデル。1990年の軽自動車規格改定で、以降に日本に持ち込まれたクルマは軽乗用車登録が可能になっています。

 594ccモデルの場合、4速MTと組み合わせて最高出力23馬力を発揮します。

 ボディサイズは、全長3054mm×全幅1377mm×全高1335mm、車両重量は595kgと、現代の一般的な軽自動車よりも小さい車体が特徴。

 126(DAP 650)はすでに新車販売が終了しており、今では中古車市場では価格未公開(要問い合わせ)で1台のみ出回っている状況です(2025年1月現在)。

■スマート「スマートK」

 スマートKは、ドイツの自動車メーカーであるスマートが製造、販売していた軽自動車。

 2002年から2004年まで日本国内で正規販売されたモデルで、ドイツ車でありながら、日本向け専用ボディを持っていました。

 乗車定員はわずか2人という、軽自動車の中でもさらにコンパクトな車体が特徴。

 一方で、専用本革トリムとスポーツシートを採用した高級感あふれるインテリアが演出されており、スポーティなパドルシフトを装備しているのもスマートKの個性的なポイントです。

 パワーユニットは、最高出力55馬力・最大トルク80Nmを発揮する598ccの直列3気筒ターボエンジンを搭載。6速ATと組み合わせています。

 ボディサイズは、全長2540mm×全幅1470mm×全高1550mmで、車両重量は750kg。

 このスマートKも新車販売が終了しており、中古車市場では約25万円から約80万円でわずかに出回っている状況です。

※ ※ ※

 このように、海外の自動車メーカーが製造した珍しい軽自動車も存在します。

 紹介したのは3車種ですが、高価格ながら新車で購入できるものから中古で手軽に購入できるモデルまで、幅広い選択肢が用意されています。

 もし「軽自動車が欲しいけど他人と違うクルマがいい」と考えているのであれば、愛車候補の選択肢に加えてみてはいかがでしょうか。

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