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2025年は「道路開通ラッシュ」!? 悲願の「全線開通」路線も! “鉄道廃止区間”にも次々と高速道路が!? 全国どこでどんな道路が完成するのか

くるまのニュース / 2025年1月9日 14時50分

2025年は、全国各地で道路開通の予定が目白押しとなっています。いったい今年はどこでどのような道路が開通するのでしょうか。

■各地で高規格道路が開通予定

 2025年は、全国各地で道路開通の予定が目白押しとなっています。
 
 いったい今年はどこでどのような道路が開通するのでしょうか。※一部「2025年度」開通予定も含む。遅くて2026年3月末までに開通予定。

【首都圏】
●圏央道 4車線化
 首都圏郊外を千葉~茨城~埼玉~東京~神奈川でぐるりと結ぶ圏央道ですが、茨城~埼玉区間はまだ多くが対面通行の暫定2車線で、細かい工区割ごとに工事が進められ、できたところから供用開始となっています。

 2025年に4車線化完成する見込みなのは「幸手~五霞(4.2km)春ごろ」「つくば~つくば牛久~牛久阿見(7.6km)夏ごろ」「阿見東~稲敷(6.0km)夏ごろ」です。さらに「つくば中央~つくば(4.3km)」は来年3月頃までという予定です。

●<休廃止>首都高八重洲線、KK線
 2025年上旬から、銀座を走る高架道路「KK線」は廃止に。直通元である「首都高八重洲線」も、約10年間の休止となります。

 理由は丸の内~京橋を新たに地下でつなぐ「新京橋連結路」の整備着工です。都心環状線の日本橋川区間を地下化するため、江戸橋ランプが廃止となり、その代替ルートとして新設されるのです。KK線が担ってきた役割も、この新京橋連結路へ集約されます。

【北海道】
●後志道 仁木IC~余市IC
 札樽道の延伸区間として、小樽から余市、倶知安、ニセコまでが事業化済み。将来は黒松内で道央道に接続し、函館・新千歳空港から国際リゾート地へのアクセスを担います。そのなかで、延伸区間が「2024年度中」に開通する予定です。JR函館本線の交通ネットワークを担う高規格道路です。

●日高道 日高厚賀IC~新冠IC
 日高道は、苫小牧から分岐して、えりも岬の手前である浦河まで行く計画で、静内までが事業化済み。そのうち9.1kmの延伸部が2025年度に開通予定です。JR日高本線の廃止区間の代わりとなる高規格道路です。

●音威子府バイパス
 北海道縦貫道として、旭川と稚内をつなぐ壮大な計画の一部です。国道40号の高規格化であり、JR宗谷本線の道路版と言えます。雪崩危険地帯で狭く急カーブも多い、音威子府~中川の区間を丸ごとバイパスする19kmが、2025年度開通予定です。

■悲願の「ぐるり一周」まであとわずかに!?

【東北】
●日本海東北道 象潟IC~小砂川IC、二ツ井今泉道路
 新潟から青森を日本海側につなぐ壮大な高規格道路も、気づけばほとんどが開通しました。JR羽越本線や奥羽本線に相当するネットワーク路線です。そのなかで数少ない未開通部が、山形・秋田県境の「遊佐象潟道路」区間です。そのうち秋田県側から県境付近までの9.9kmが、2025年度開通予定です。

 もうひとつが、能代~大館でポツンと途切れた最後の未開通部「二ツ井今泉道路」です。ここがつながれば、いよいよ秋田県内はまるごと「東北道直結」となります。

工事が進む三遠南信道の鳳来峡~東栄(画像:Google Earth)。工事が進む三遠南信道の鳳来峡~東栄(画像:Google Earth)。

●下北半島縦貫道路 むつ南バイパス、横浜南バイパス、横浜北バイパス
 野辺地から分岐して、下北半島へのアクセスを強化する高規格道路です。JR大湊線に相当する路線です。すでに全線事業化済みで、南半分は完成。むつ市内も完成。2025年度に、北からは5.3km、南からは8.5km延伸予定です。

●東北中央道 横堀道路
 東北横断道は福島から山形・新庄を経て、横手で東北横断道に直結する計画です。山形新幹線と同じく新庄市内までは開通済みですが、そこから横手までがまだブツ切れ状態です。

 そのなかで、横手から湯沢町の「雄勝こまちIC」まで開通済みの北部区間が、さらに3.7km延伸するのが「横堀道路」工区です。2025年度開通予定です。

【東海・中部】
●東海環状道 大安IC~いなべIC、大野神戸IC~本巣IC~山県IC
 新名神~名神~東海北陸道を南北に直結する夢のルートとなります。新名神~名神の未開通区間が大安~いなべ~養老ですが、三重・岐阜県境のいなべ~養老はトンネル工事の遅れで2026年度となる見通し。その手前までが「2024年度中」に開通予定です。

 いっぽう名神~東海北陸道の未開通区間では、大野神戸~本巣が難工事で2025年度に遅れる見込み。本巣~山県が今年3月までには先行開通となります。

●三遠南信道 東栄IC~鳳来峡IC
 浜松からまっすぐ北進し、日本有数の山岳地帯を貫いて、飯田で中央道へ直結します。悲願の「浜松~長野」最短ルートとなります。

 浜松いなさJCTから13.9km先の鳳来峡ICまで開通済みですが、そこから東栄ICまで7.1kmが、2025年度に開通予定です。

【中国】
●山陰道 出雲IC~出雲湖陵IC~出雲多伎IC、石見三隅IC~遠田IC
 舞鶴若狭道から分岐し、豊岡・鳥取・米子・松江…と日本海側を西進して山口県へ至る壮大な高規格道路です。JR山陰本線に相当するネットワーク路線です。気づけばかなりの距離が開通済みで、東西に長い島根県も、石見から西が未開通という段階に達しています。

 そんななか、途中でブツ切れになっているのが出雲区間で、そこがついにつながります。開通予定は2025年3月2日です。

 さらに、その「石見から西」も、2025年度に「三隅・益田道路」工区15.2kmが延伸予定。ついに益田市内へ突入していきます。なお、益田市内では2工区がブツ切れで先行開通しています。

■悲願の「全線開通」も!?

【四国】
●徳島南部道 小松島南IC~阿南IC
 徳島県南部エリアをつなぐ高規格道路です。JR牟岐線に相当する路線です。これまで徳島JCTから吉野川を渡った先の7.1kmが開通済みでした。2025年度には、反対の阿南市側3.2kmが先行開通予定です。

全通間近な都城志布志道路(画像:都城市)。全通間近な都城志布志道路(画像:都城市)。

●高知東部道 南国安芸道路 高知龍馬空港~香南のいち
 高知市内から室戸岬方面へ伸びる高規格道路です。鉄道ではごめん・なはり線に相当する路線です。そのまま山岳地帯を抜けて、徳島県方面へつなぐ計画。完成すれば、断絶している「高知~徳島南部」の直結ルートが形成されます。国が進める「四国8の字ネットワーク」の一環です。

 そのうち、2025年3月15日に、途中でブツ切れ状態になっていた空港周辺の3.5kmが開通します。これで、高知道から芸西村までの27.5kmが全通を果たします。

●北川道路 和田トンネル
 先述の「高知・徳島県境」区間でも、2025年2月8日に難所がまたひとつ解消されます。とにかく恐ろしい山道が延々と続き、実質的に通行困難な国道493号。そこを高規格化するのが「阿南安芸道」で、そのひとつが北川道路です。奈半利から柏木ICまでの5kmが開通済みでしたが、そこからさらにトンネルで4km延伸します。

【九州】
●都城志布志道路 全通
 都城で九州道から分岐し、まっすぐ南下して、重要港のある志布志へ直結する高規格道路です。かつての国鉄志布志線に相当する路線です。

 最後の最後まで未開通だった、九州道からの分岐部(都城IC~乙房IC)が2025年2月15日に悲願の開通を迎えます。

 さらに、東関東道と接続する志布志ICから、志布志港までの3.2kmも、3月23日に開通予定です。

●西九州道 松浦IC~平戸IC
 西九州道は佐世保で終点ではなく、さらにぐるっと平戸を経由して、松浦から伊万里へ抜けるルートも計画されれています。松浦鉄道に相当する路線です。松浦から伊万里市内へ10.3kmがブツ切れで開通済み。2025年度には、松浦側から7.5kmが延伸します。西九州道の佐々ICまでは、あと11.6kmです。

●その他(4車線化)
 西九州道の佐世保IC~佐々IC、東九州道の宇佐IC~院内ICが2024年度内に4車線化。東九州道 鹿児島区間の隼人西IC~隼人東ICも2025年夏ごろに4車線化予定です。

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