機械式駐車場で出庫させた愛車が「ボコボコ」に… 一体何が起きた? 知らぬ間に起こる「最悪の悲劇」“うっかり”が原因のことも! どう対処すればいい?
くるまのニュース / 2025年1月13日 10時10分
機械式立体駐車場に入庫後、出庫してきた愛車がボコボコに大破。そんなことが起きるようです。一体どうすればいいのでしょうか。
■駐車場出庫させたら愛車がボコボコ… どうすればいいのか
何気なく止めた機械式立体駐車場。用事が済んでクルマを出庫させたところ、愛車がボコボコになって出てきました。
一体何が起きたのでしょう。その後、どのように対処すればいいのでしょうか。
これは、多くの場合で「止めたクルマのサイズオーバー」が原因です。
実は、機械式立体駐車場を利用する時、駐車可能なクルマのサイズをしっかりと確認する必要があります。
立体駐車場だけではなく、一時的に利用するようなコインパーキングなども含め、多くの駐車場では、入庫可能なクルマのサイズが定められています。
全長や全幅、全高以外にも、例えば左右のタイヤ間の距離や、タイヤ後端から車体後端までの距離(オーバーハング)、全幅とは異なりミラーと畳んだときの最大幅など、細かいサイズ規定があるのです。
たとえ入口をすんなりと入れても、駐車場内にクルマを収納する際に回転したり上下に動いたりすると、規定サイズをオーバーしている場合では接触する危険性があります。
近年ではSUVやミニバンなどのハイルーフ車も多く、高さ制限に引っかかってしまうこともあるかもしれません。
さらに、サイドミラーやアンテナの格納忘れでパーツの破損に至る例や、何らかの原因でキーのリモコンが押されたり、施錠し忘れて電動テールゲートやスライドドアが空いてしまい、破損に至る例もあります。
スタッフが常駐している駐車場であれば、高さをチェックしてくれたり、機械操作を任せられたりして便利ですが、ユーザー自身が操作しなければならない駐車場も多く存在し、そうした駐車場での事故事例は多数報告されています。
では、もし駐車中にトランクやドアが開いてしまったり実はサイズオーバーしていたりなど、クルマがボコボコになって出てきてしまったら、どうすればいいのでしょうか。
もちろん最優先ですべきこととして、まずは駐車場スタッフまたは管理会社に連絡して対応を依頼しましょう。
多くの駐車場で非常時の連絡先が書かれているため、たとえ自身のクルマや駐車場施設に目に見える損害が出ていない場合でも、何かしらのトラブルを生じさせている恐れもありますので、絶対に連絡を入れましょう。
■車両保険は使える? 駐車場にも被害があったらどうする?
もし破損が起こっている場合、ひとまず警察の介入などが必要になりますが、加入している自動車保険の内容によっては、修理費用に保険が使えることもあります。
事故が起きたらまずは管理者に連絡を。保険が使える可能性もある(画像はイメージ)
まず、駐車しようとした機械式駐車場に損害を与えてしまった場合は「対物賠償責任保険」の補償対象となります。
その反対に、自分のクルマがへこんだり傷がついたりした場合には「車両保険」で補償されることとなります。
車両保険は、多くの保険会社で「一般補償型」と「エコノミー型(限定補償型)」の2種類が用意されていますが、機械式駐車場での自損事故でも補償されるのは一般補償型のみです。
車両保険に加入している人は、自動車保険加入時にどちらか選択しているはずですので、自動車保険証券の記載を確認しておくといいでしょう。
なお、自動車保険では「等級制度」を導入しており、事故により保険を使うと翌年度以降の等級が下がって保険料が割高となる仕組みになっています。
対物賠償責任保険と車両保険のいずれかまたは両方を使用した場合、通常は「3等級ダウン事故」としてカウントされ、翌年度以降の3年間は保険料が高くなる点には注意が必要です。
クルマにできた傷が小さいなど修理が安価に住む場合は、修理費を自分で支払ったほうが、その後3年間アップする保険料の差額より安くなることもあります。
加入している保険会社または保険代理店に相談すれば、翌年度以降の保険料の概算額を試算してくれることもありますので確認してみるといいでしょう。
また、保険会社に連絡を入れたとしても、修理費の金額によって保険を使わないという選択も可能ですので、まずは相談するとよさそうです。
※ ※ ※
機械式駐車場では、わずかなサイズオーバーでもクルマに傷がついてしまうかもしれません。
特に、車検証上のサイズはクリアしていても、アンテナやドアミラーなどの飛び出している部分や、ルーフキャリアを積載している場合などには注意が必要です。
自分のクルマのサイズを事前にしっかりと把握し、サイズがギリギリとなる場合には別の駐車場を探すことも考えましょう。
また、ドアミラーやアンテナなどが格納されているか、トランクやドアが閉まっているか、パーキングブレーキがしっかりかかっているかも今一度確認したほうが安全です。
さらに、スマートキーを持っている場合は、カバンの中でほかの荷物に押され、知らない間に解錠や開扉操作が行われないよう荷物を整理しておくことも、駐車場での悲劇を防ぐ有効な手段といえます。
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