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斬新「シルビア“ミニバン”」がスゴイ! “4人乗り1BOXボディ”に「FR×SRエンジン×5速MT」採用! シルビア顔のスポコン仕様な花壇自動車大「セレビア」とは?

くるまのニュース / 2025年1月12日 16時10分

東京オートサロンには毎年全国の自動車大学校も多く参加し、学生たちのアイデアが盛り込まれたユニークな車両が展示され、来場者の目を引いています。過去にはミニバンにワイスピ風のカスタムを施したモデルが披露されていました。一体どのようなクルマなのでしょうか。

■セレナだけどシルビア顔!? スポーツカーの要素満載のミニバン

 東京オートサロンは毎年、カスタマイズカー愛好者や自動車業界の注目を集める一大イベントです。
 
 このイベントには全国の自動車大学校も多く参加し、学生たちの斬新なアイデアをもとに作られたユニークな車両が展示され、多くの来場者の目を引いています。
 
 そのなかで、東京オートサロン2024内では、スポーツカーのエンジンを搭載し、マニュアルトランスミッションを採用したとあるミニバンに、一風変わったカスタムを施したモデルが披露されていました。
 
 一体どのようなクルマなのでしょうか。

 そのモデルとは、仙台市青葉区に所在する花壇自動車大学校が手掛けた「セレビア」です。

 同車は「スポコン(スポーツコンパクト)」のテーマのもと、日産のミッドサイズミニバン「セレナ」の初代モデル(最終型の1997年式)をベースに、内外装にカスタム及びチューニングが施されている1台です。

 初代セレナは、現在のFFレイアウトのミニバンとは異なり、エンジンがフロントシート下に配置された「セミキャブオーバータイプ」で、FRレイアウトを採用していました。

 また、日産がかつて展開していたスポーツカー「シルビア」などで知られるSR20型エンジンが搭載されていたこと、マニュアルトランスミッションの設定があったこと、そして1990年代のFRスポーツカーの価格が高騰するなか、比較的手頃な価格で手に入ったこともあり、初代セレナをベースとしたといいます。

 そんなセレビアでは、随所にシルビアの要素が用いられています。

 エクステリアでは、6代目シルビア(S14型・前期モデル)のフロントバンパーを装着。

 車高は極限まで低く設定され、足回りにはワンオフ加工が施されています。

 また、フロントとリアにはそれぞれ9Jと9.5Jという超ワイドホイールを収めるためにフェンダーをオーバーフェンダー化。

 さらに、フロントフェンダーはサイクルフェンダーに変更され、タイヤハウスが拡大されているため、ステアリングの切れ角もしっかり確保されています。

 なおボディカラーは、映画「ワイルドスピード」シリーズ初期作に登場する車両を彷彿とさせる「スカラベ」をテーマにカスタムペイントが施され、古いミニバンの印象を覆す、走りを意識したものに仕上がりました。

 インテリアに目を移すと、フロントシートにはスパルコ製のフルバケットシートが2脚取り付けられ、後部座席では3列目シートを撤去して2列目にリクライニングバケットシートを設置。

 これにより、広々とした足元空間が確保され、トヨタ「アルファード」にも引けを取らない快適性を実現しています。

 エンジン自体は自然吸気のままで改造はされていませんが、排気系には5ZIGEN製シルビア用エキゾーストマニホールドをベースにしたワンオフ品が装着され、独自のマフラーと組み合わせることでスポーティな走行感覚を引き立てています。

 なお、製作にあたっては、エンジンのターボ化や機械式LSDの装着、エンジンルームのワイヤータック化など、さらなる改造案があったものの、オートサロン開催に間に合わせるため、作業期間の都合で一部のアイデアは断念せざるを得なかったとのこと。

 それでも、短期間でここまでの完成度を実現した学生たちの技術力と情熱には多くの称賛が寄せられていました。

※ ※ ※

 次回、2025年1月開催の東京オートサロン2025にも花壇自動車大学校はブースを出展。
 
 そこでは、三菱の軽SUV「ekクロスEV」をベースとしたカスタムカー「ek Mobility X」を初公開しました。

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