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ダイハツが斬新「4人乗り軽トラ」を提案! 旧車レトロな「“丸目”ライト」×パステルグリーンがめちゃカワイイ! 屋根開きスタイルの「バスケット」はアウトドアに最適な1台

くるまのニュース / 2025年1月29日 15時10分

ダイハツが2009年の東京モーターショーで公開した、斬新なスタイリングの軽トラック「バスケット」について振り返ります。

■一般ユーザーにも親しみやすい「新しい軽トラ」

 軽トラックは農業や配送ニーズに加え、近年ではアウトドアレジャーの道具として一般ユーザーからも親しまれています。その一方で、一般ユーザーを主なターゲットにしたモデルはありません。
 
 一方ダイハツは15年前、ポップで日常使いもできそうな軽トラックを披露していたのです。

ポップでカワイイ「バスケット」ポップでカワイイ「バスケット」

 それが2009年の東京モーターショーで披露された「basket(バスケット)」。

 当時ダイハツは、「オープン4シーターと広々デッキで、家庭菜園等のほのぼの生活を満喫できる『スローライフビークル』」と表現しています。

 ボディは全長3395mm×全幅1475mm×全高1550mm、ホイールベースは2490mmと、軽規格枠に収まるサイズ。

 エクステリアは自然との調和を感じるパステルグリーンを採用しました。これにより、従来の軽トラックイメージからの脱却を図り、アウトドアライフにも十分マッチするやさしい雰囲気になっています。

 またフロントフェイスも愛嬌のある丸型ヘッドライトにシンプルな直線状のグリル、ボディサイドもドアからリアのタイヤハウスまで3本のビードが通り、可愛らしさとクラシカルさを両立。

 これはインテリアも同様で、インパネやステアリング中央、シートなどは麻素材の風合いを活かし、インパネ下部やドア内張などの一部は外板のパステルグリーンをそのまま取り入れるなど、丁寧な暮らしを想像させます。

 リアは軽トラックとしては異例な後席シートが設けられ、4人乗車を実現。日常使いも問題なくできるようになっていました。

 そして、バスケットの最大の特徴は便利な軽トラックでありながらも、オープンエアースタイルを実現していた点です。

 ルーフはAピラーとBピラーを残し、そのほかはデッキを含めてソフトトップのオープンというかなり開放的かつ斬新な機構を採用。これにより、大きな荷物の積載性の確保と、4人乗りオープンカーという2つのキャラクターを持ち合わせていたのです。

 さらに、テールゲートはトラックの後部アオリのように垂直に倒れ、荷物の出し入れも容易な構造を採用。デッキはボディ同様の塗装が施され、トラックの荷台同様にビードも備え、汚れたアウトドアギアをそのまま放り込むことが可能です。

 また、リアシートの背もたれは荷台との仕切りにもなっており、前方に倒すことでトランクスルー機構のように、長尺物の積載もできました。

 なおパワートレインなどの詳細は不明ですが、駆動方式は4WDだったようで、アウトドアシーンでの走破性を確保。

 その一方でボディ構造はフレーム構造ではなく乗用車のような佇まいであったことから、乗用車のようなモノコック構造だったと見られます。

 そんなバスケットですが、奇抜なデザインや機構を採用するコンセプトカーとしては非常にリアリティがあり、十分実現しうるパッケージングであったことから登場への期待が高まっていました。

 しかし、公開から15年以上が経過した現在まで、直接的な市販モデルの登場は一切ありません。

 一方で現在は、キャンプなどのアウトドアレジャーが定着し、地方への移住や田舎暮らしといった生活スタイルも一般に浸透。

 従来は「仕事道具」として使われてきた軽トラックを、カスタムパーツなどを用いてアウトドアで活用する人も増えました。

 もし今、こうした一般にも親しみやすい軽トラックがあれば、十分にヒット作になる可能性があります。

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