「RSグレード」設定でホンダのスポーツイメージ復活! 「タイプR」ほど過激じゃない!? ちょうど良い“スポーティグレード”とは?
くるまのニュース / 2025年1月30日 20時10分
「N-BOX」の大ヒットやミニバン、SUVのラインナップが多いホンダですが、かつてのスポーティなイメージを彷彿とさせるRSグレードを復活させています。一体どのようなグレードなのでしょうか。
■程よくスポーティな「RSグレード」とは?
軽スーパーハイトワゴン「N-BOX」の大ヒットをはじめ、「ステップワゴン」や「フリード」「ヴェゼル」「ZR-V」などのミニバンやSUVのラインナップが中心のホンダですが、かつてはスポーティなイメージが強いメーカーでした。
そんななか、スポーティなイメージを彷彿とさせるRSグレードが、ホンダのラインナップに復活しています。
RSグレードとはどのようなモデルなのでしょうか。
ホンダには「タイプR」という本格的なスポーツモデルがありますが、RSはそこまでの速さや性能を求めたモデルではなく、実用的でありながらスポーティな走行フィーリングが得られるグレードという位置づけです。
現在のクルマは、低燃費などの「環境性能」や、ぶつからないための「安全性能」、外部デバイスとの連携を果たす「コネクティッド性能」が重視されていますが、1980年代から2000年代は、どれだけスポーティに走りを楽しめるかという「走行性能」も同様に重視され、人気を集める理由のひとつとなっていました。
各社はさまざまなスポーツグレードを用意して、ベース車両よりも高性能なモデルとすることで差別化を図っていたのですが、こういったスポーツグレードでは「長距離を高速で移動できる」という意味を持たせた「GT(グランド・ツーリング)」などが有名です。
そんななか、ホンダは1974年に当時の「シビック」にRSと名付けたグレードを発表。「ロード・セイリング」の頭文字を取ったRSグレードでは、ベース車両の最高出力が66馬力だったのに対し、キャブなどに高性能パーツを盛り込み76馬力へとパワーアップさせました。
その高性能さが市場で高評価を得たことから、それ以降のホンダ車でスポーティなグレードの名称としてRSを使用しています。
現在ホンダは、「N-ONE」「フィット」「シビック」にRSグレードを設定。海外専売となっている「シティ」などにもRSグレードが用意され、主に東南アジアで人気を博しています。
RSグレードの特徴として、専用バンパーやスポイラー類の追加、ステアリングやシート表皮にも専用のデザインや材質を採用するほか、専用のアルミホイールやチューニングされたサスペンションを装備するなど、程よいスポーティさが魅力です。
ネットでの評価を見ても、「走りの質が一段高くなる」「メーカー純正で見た目がカッコ良くなるのがいい」といった意見が多数。一方で「タイヤが太くなって小回りが効きにくくなった」という指摘もありますが、RSグレードはおおむね高い評価を得ているようです。
実際にRSグレードを選んだ人に話を聞いてみました。
「シビックRS」をお乗りのOさん(40代男性)は、家族も快適に乗れ、それでいてちょうどいいスポーティなクルマが欲しくてシビックRSを購入したそうです。
「見た目には一部の外装をブラックアウト化している程度ですが、足回りは専用サスペンションを採用したり、操作感がアップするチューニングが施されているようです。
自分としては家族を乗せるときはしなやかに、1人で乗るときはスポーティに走りたいので、過敏ではない適度なスポーティさのさじ加減の上手さがRSの魅力だと思います」
シビックRSは、2024年9月の「シビック」のマイナーチェンジで追加されたMT専用グレードで、初期受注(約3000台)のうち約7割が6速MTを選択するなど、走りを楽しみたい人から支持されています。
この流れを見ても、「スポーティさへの回帰」への気運が徐々に高まってきていることがわかります。
※ ※ ※
ミニバンやSUVが主流なのは変わりませんが、スポーツカーやスポーティなモデルに注目度が高まっているのも事実。
ホンダのRSグレードは手軽にスポーティな気分も味わえ、「運転の楽しさ」というクルマ本来の魅力を味わえるでしょう。
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