斬新「ハイエース“トラック”」初公開! 角目2灯「旧車レトロデザイン」×2m超えのめちゃ広い荷台が凄い! “アメ車”感で超カッコイイTSD「ハイトラッキン」をTASで披露
くるまのニュース / 2025年1月16日 12時50分
2025年1月開催の「東京オートサロン」で、トヨタの商用バン「ハイエース」に荷台を備えたカスタムカーが披露されました。一体どのようなクルマなのでしょうか。
■斬新「ハイエーストラック」 新作のフロントフェイスにも注目
世界最大級のカスタムカーの祭典「東京オートサロン2025」が2025年1月10日から3日間開催され、カスタムパーツメーカー・ショップによる渾身のカスタムカーが多数披露されました。
なかでも、TSD Styling(横浜市保土ケ谷区)が手掛けた「Hi-Truckin’(ハイトラッキン)」は注目の1台といえます。
TSD Stylingはスズキカスタムコンプリート横浜として、スズキ車の新車販売・カスタムを手掛ける傍ら、トヨタ「ハイエース」やスズキ「エブリイ」などの商用バンのカスタムも行っています。
今回披露されたハイトラッキンは、ハイエースバン(現行型・200系)をベースにしたカスタムカーです。
最大の特徴はそのリアで、スライドドアより後ろを切断し、トラックのようなデッキを設置。デッキの寸法は最大長2200mm(ゲート開時)×最大幅1535mm×最大高700mm、最大積載量は約1000kgを確保しており、大型の荷物も運搬可能。
さらに、ハイエースのラゲッジが通常鉄板むき出しになっているのに対し、ハイトラッキンではラプター塗装(梨地塗装)を施すことで、汚れや傷つきを気にせずに荷物を運ぶことができます。
リアゲートは横開き式とトラックのアオリのように縦開きの2パターンを設定。縦開きの仕様では、ナンバープレートホルダーを車体側に移動させることで、荷物をしっかり固定すればゲートを開けたまま走行できるようになっているのもポイントです。
リアを切断したことで不足する強度については、室内側に新たに設けた隔壁にビード(凹凸)構造をもたせることで対応。もちろん車検にも通るといいます。
それ以外の点はハイエースバンと共通で、リアシートも普段通り使えるほか、運転免許も普通免許で大丈夫とのことです。
今回展示されたショーカーでは、この荷台架装に加え、エクステリアとインテリアをそれぞれオリジナルでカスタム。
TSD Stylingの担当者はカスタムしたポイントについて以下のように話します。
「アメ車のシボレーなどで『シャイアンフェイス』というものがあるんです。今回取り付けたフロントフェイスはそれをイメージした新作です。
このほかは、もともとリフトアップしてあったものを車高を下げて、90年代に流行った『ローライダー』カスタムのトラックで流行った仕上げをしています」
シャイアンフェイスとは、1990年代にヒットしたシボレーのSUV「サバーバン」や「タホ」のうち、廉価グレード専用のフロントフェイスの通称。
上級モデルが上下2段のライトにメッキグリルを組み合わせ、押し出しの強さと高級感を演出していたのに対し、シャイアンフェイスではシンプルな角目1灯に無塗装のグリルを組み合わせ、非常に質素なスタイリングが特徴です。
本場アメリカでは、このシャイアンフェイスのシンプルさが現代では新しく映るということから、カスタムとしてあえて上級仕様からシャイアンフェイスに換装するという人もいるようです。
今回、初めて角目の姿になり、さらにロアのメッキバンパー風ガーニッシュを組み合わせて旧車感や道具感が強調され、男らしいスタイルに変身。
ボディサイドはメッキのフェンダーモールや懐かしいワイヤーホイールを備え、トータルでアメ車っぽい雰囲気に仕上がっています。
またインテリアも、ウッドステアリングやフローリング調の床に加え、レザーの風合いと当時のアメ車のファブリック素材を再現したコンビシートカバーを装着。エクステリアの世界観にマッチするこだわりのカスタムが施されています。
※ ※ ※
担当者によるとハイエースをベースに荷台換装した理由は、実は運転免許制度の変化にあるといいます。
準中型免許が新設され、普通免許で2tトラックが運転できなくなったことにより、若手の消防隊員が従来の消防車に乗れないという問題が発生。
これに対して、普通免許でも運転できる積載量1tのハイエースの荷台にポンプユニットを搭載した消防車を製作しようと考えたのがきっかけだそうです。
実際に消防ポンプ車を製作したほか、市販モデルとして強度や耐久性も考慮し、商用でも使えるように設計。
TSD Stylingでは、荷台換装車として構造変更や予備検査費用なども含めたパッケージとして253万円(税込/登録諸費用別)で提供しています。
普通免許では運転できないけれども、軽トラックなどでは不十分で、十分な信頼性のあるトラックが欲しいという人には、ピッタリの1台かもしれません。
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