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初心者必見! 「まだ大丈夫」が命取り? クルマの“健康管理”ってナニ!? 覚えておきたい「消耗品交換」のタイミングとは

くるまのニュース / 2025年1月31日 23時10分

クルマの消耗品は定期的な点検と交換が必要です。「まだ大丈夫」と交換を怠ると思わぬトラブルにつながる可能性があります。代表的な消耗品と交換目安を再確認しましょう。

■いつ交換すればいい?“クルマの消耗品”

 クルマを安全かつ快適に運転するためには、定期的な点検と交換が必要な「消耗品」の存在を無視することはできません。
 
 これらのパーツは使用状況や環境によって劣化が進み、交換を怠ると重大なトラブルにつながる可能性があります。それでは、代表的な消耗品とその交換の目安を見てみましょう。

 まず、エンジンオイルは、エンジン内部をスムーズに動かすための潤滑剤です。オイルが劣化するとエンジン内部の摩耗が進み、最終的にはエンジン自体の故障を招く恐れがあります。

 一般的に、5000kmから10000km走行ごと、または半年に1回の交換が推奨されています。しかし、ターボ車や高性能エンジン車はオイルの劣化が早いため、早めの交換を心がけましょう。

 そして、スパークプラグはエンジンの燃焼を助ける重要な部品で、劣化するとエンジンがかかりにくくなったり、燃費が悪化したりします。

 交換時期は車種や使用状況によって異なりますが、一般的なプラグの場合、交換の目安は2万km、長寿命のプラグでは10万km程度を目安に点検し、必要に応じて交換しましょう。

 また、エアフィルターはエンジンに供給する空気を清浄に保つ役割がありますが、汚れがたまると燃費の悪化を招き、エンジンの効率が低下します。エアフィルターの交換は1万kmから2万kmごと、または1年に1回が目安となります。

 さらに、エンジンの冷却を助けるラジエーター冷却液も重要です。これが劣化するとエンジンが過熱し、故障の原因になることがあります。

 冷却液(クーラント)は2年から3年に1回ですが、車種や冷却液の種類によって異なる場合があります。定期的に液量をチェックし、減っている場合は補充や交換を検討しましょう。

 エンジン始動時に問題を感じる場合やライトが暗くなったときは、バッテリーの劣化を示している可能性があります。バッテリーは約3~5年で寿命を迎えるため、定期的な点検をおすすめします。

 次に、タイヤは道路との唯一の接点であり、安全に直結します。タイヤ溝の深さが1.6mm未満になると、法的に使用が禁止されますが、それ以前でも摩耗やひび割れが見られれば早急に交換が必要です。

 目安としては、約3万km走行後、または4年ごとの交換が推奨されます。タイヤの空気圧もチェックし、適正な圧力を保つことで、安全性と燃費の向上が期待できます。

 また、ブレーキパッドは摩耗により制動力が低下し、重大な事故を引き起こす原因となることがあります。一般的な交換時期は3万kmから5万km走行後ですが、異音がする、ブレーキが効きづらいと感じた場合は、すぐに専門店で点検を受けましょう。

 最後に、ワイパーも重要な消耗品です。

 雨天時に視界を確保するために欠かせない部品ですが、ゴム部分が劣化すると、スジが残ったり、異音が発生したりします。特に1年に1回は交換を考え、視界が悪くなる前に交換することが望ましいです。ワイパーブレードは1年から2年での交換が推奨されます。

※ ※ ※

 消耗品の劣化は見えにくい部分が多いため、定期的な点検を行い、早期に交換することで安全な運転を維持できます。

 これらの部品が交換時期を迎えた際は、早めに交換することが、クルマの性能を保ち、事故を未然に防ぐためには重要です。クルマの健康管理を怠らず、快適なカーライフを楽しみましょう。

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