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スバル「究極のWRX STI」がスゴかった! 歴代史上“最高にパワフル”な水平対向ターボ搭載! オーバーフェンダーがイカつい米国専用「S209」どんなモデル?

くるまのニュース / 2025年1月27日 18時10分

スバル/STIのコンプリートカー「Sシリーズ」には、唯一の北米専用車として「S209」がラインナップされたことがあります。一体どのようなモデルなのでしょうか。

■STIモデルで最高出力のエンジンを搭載!

 スバル「WRX」は、高い走行性能を誇る4WDのスポーツセダンです。もともとWRXは「インプレッサ」のスポーツグレードに付けられていた名称ですが、2014年のフルモデルチェンジの際に独立したモデル(初代WRX)となりました。
 
 このWRXには、2リッターエンジンとCVTを搭載する「S4」というグレードに加え、「STI」というトップモデルがありました。

 そしてこのSTIをさらに強力にした「S209」というコンプリートカーが存在したのですが、どのようなモデルだったのでしょうか。

 2019年に登場したS209は、米国仕様の「WRX STI」をベースとした米国専用のコンプリートカー。スバルテクニカインターナショナル(STI)がエンジンや足回りにチューニングを施し、さまざまな専用装備を追加した、“究極のWRX STI”といえる1台でした。

 もともとスバル/STIでは、「S207」や「S208」といった、WRX STIをベースとするコンプリートカーシリーズとして通称「Sシリーズ」を国内で展開しており、S209は米国初のSシリーズとして開発されたもの。

 そんなS209で特に気合の入ったカスタムが施されているのはエンジンです。米国向けのWRX STIに搭載されていた2.5リッター水平対向ターボエンジン「EJ25」に、専用開発の大径ターボチャージャーや専用ECUを装備。これを6速MTで操ります。

 さらに大型のエアクリーナー・吸気ダクト、大口径テールパイプ装備の低背圧マフラーを備えるなど、吸排気系にも大幅なチューニングを施しました。

 その結果、STIモデルでは最高出力となる341hpを記録。歴代で見てもトップクラスの性能に仕上がっています。

 強力なパワーを制御できるよう、足回りには専用開発のビルシュタインダンパーと専用コイルスプリング、強化ブッシュを組み合わせる形で装備。タイヤも歴代STIモデルで最大幅のダンロップ製265/35R19ハイグリップタイヤで、強力なグリップ力により安定した走行を生み出します。

 外観では、各部に取り付けられたエアロパーツもS209の特徴です。

 例えば、フロントにはアンダースポイラーやサイドカナードを装備し、空力はもちろん、見た目もスタイリッシュなデザインに仕上がっています。また、WRXらしさを高めるドライカーボン製の大型リアウイングも魅力でした。

 さらに、オーバーフェンダーの専用ワイドボディは、ストラットタワーバーやドロースティフナーで補強し、走行時の安定性を向上。ほかにも、カーボンルーフを採用するなど車体の軽量化も実現しています。

 加えて、「STI」「S209」といったロゴの入ったRECAROの専用フロントシートや、「S209」ロゴ入り装飾パネル、サイドプレートなど、コンプリートカーという特別なモデルだけに、インテリアにも手が加えられました。

 そんなS209は、最高レベルのパワーを備えた最強のWRX STIでしたが、北米市場向けのコンプリートカーということで日本での入手は困難です。

 中古市場でも滅多に登場せず、見掛けたらラッキーだといえる1台でしょう。

※ ※ ※

 スバル/STIは、新たなSシリーズとして「S210」を2025年夏に日本で販売することを発表しました。

 こちらは現行となる2代目「WRX S4」をベースとしたモデルで、ニュルブルクリンク24時間レースの参戦車両に注がれたノウハウが盛り込まれています。

 アグレッシブな内外装の専用装備はもちろん、当然エンジンにも手が加えられており、2リッター水平対向ターボエンジンは300馬力までパワーアップを実現。

 500台の限定販売となるようですが、デビューが楽しみなSシリーズが登場しました。

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