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知らないと「うっかり違反」になるかも? 運転中に出現する謎の「青いイカ」の正体は? 無視すればヤバいことに! 近年特に重要な理由とは

くるまのニュース / 2025年1月27日 20時10分

自動車に標準で装備されている、謎の「青いイカ」のようなもの。意外と知らない人も多く、様々な反響が上がっています。その正体は一体何なのでしょうか。

■クルマの「謎のイカ」の意味とは

 自動車に標準で装備されている、謎の「青いイカ」のようなもの。
 
 意外と知らない人も多く、様々な反響が上がっています。その正体は一体何なのでしょうか。

 謎の「青いイカ」は、運転席の目の前の「メーターパネル」に出現します。

 正式名称は「ハイビーム表示灯」などと言われます。このランプが点灯すると、ハイビームが照らされている状態だということです。

 ハイビームは、クルマのヘッドライトのひとつ。おもに夜間にONにして前方を照らすヘッドライトですが、下向きで近くの前方を照らす「ロービーム」と、より遠くを照らす「ハイビーム」の2種類が装備されています。

 ハイビームは「走行用前照灯」として、前方100m先を照らします。道路交通法でも「夜間は、前照灯をつけなければならない」という趣旨の条文があります。

 しかし、ハイビームは前方へ鋭く照らされるため、対向車のドライバーにとっては、目がくらむほど眩しいライトになります。

 目がくらんで事故を起こすと危ないので、対向車がいたり、先行車がいたり、他に交通の妨げとなるおそれがある場合は、「灯火の光度を減ずるなど操作しなければならない」という条文もあるのです。

 この「灯火の高度を減ずる」というのが、下向きの「ロービーム」への切り替えにあたるわけです。

 古くからハイビーム/ロービームの切り替えは、ハンドルのレバーを操作することでドライバー自ら手動でおこなってきました。

 運転中ふとした時に「あれ?今ってハイビームモードだっけ?ロービームだっけ?」と迷う時に、試しにカチカチと切り替えたりせずとも、メーターパネルの「青いイカ」が点灯しているかどうか確認するだけで、把握できる仕組みなのです。

 このランプは、近年ますます重要になっています。

 というのは、ハイビーム/ロービームの切り替えは、多くのクルマで今や自動化されているからです。

 周囲の明るさや交通状況に応じて、ドライバーの知らぬ間にどんどん切り替わっていきます。手動であれば自分の判断を多少なりとも記憶しているものですが、自動が当たり前だと、その習慣もありません。

 そんななか、「大丈夫か?前にクルマがいるけど、ちゃんとロービームになっているか?」などと、とっさに点灯状況が気になる場合、このランプは重宝するわけです。

 ※ ※ ※

 ちなみに、ロービームにすべき場面でハイビームのままだと、周囲の危険を招いているということで、「減光等義務違反」という立派な交通違反に該当してしまいます。

 取り締まられると、違反点数1点と反則金に(普通車の場合6000円)。交通安全のため、ハイビームが切り替えできているか、注意を払いましょう。もし自動切り替えがうまく作動していない場合、オートハイビーム機能をキャンセルして、手動切り替えモードにすることも必要です。

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