日産「“5ドアワゴン”GT-R!?」出現に反響多数! 「あの頃は良かった」「この値段!?」 5速MT×強力「直6ツインターボ」採用! ド迫力エアロ「フル武装」のステージアが米で落札
くるまのニュース / 2025年1月27日 15時10分
昨年10月、アメリカで1997年式の日産「ステージア260RS」が500万円を超える価格で落札されました。20年以上前の国産ステーションワゴンについたプレミア価格へ、ネット上には様々な反響が寄せられています。
■心臓は”R”譲り!ワゴンの皮を被った狼!
アメリカのオークションサイトcars & bidsで2024年10月、日産「ステージア260RS」(WGNC34改型)に日本円で約514万円のプライスが付きました。
新車価格を超える驚きの高値に、ネット上では様々なコメントが寄せられました。
この個体を出品したcars & bidsは、1980年代以降に生産されたクルマを専門に扱うアメリカのオークショニアです。
今回落札されたのは、日産が1996年に日産が発売したステーションワゴン、「ステージア」。
スバルのステーションワゴン「レガシィツーリングワゴン」のヒットをきっかけとする“ワゴンブーム”のなか、日産が激戦区の市場に送り込んだ入魂の一台でした。
ステージアの魅力は、プラットフォームをR33型「スカイライン」などと共用したことによる圧倒的な運動性能の高さでした。
スカイラインや「ローレル」で実績のある「RB型」直列6気筒エンジンや、スタビリティの高い前後サスペンションといったメカニズムを受け継いだステージアは、スポーツセダン顔負けの速さと楽しさを持つ一方で、ステーションワゴンとして高い利便性を兼ね備えたユニークなモデルとなっていました。
そんなステージアをベースに、オーテックジャパン(当時/現:日産モータースポーツ&カスタマイズ)が製作したスペシャルモデルが、ステージア・オーテックバージョン「260RS」です。
260RSのコンセプトはシンプルかつ過激なもの。なんと当時のスカイラインの最速モデルである、BCNR33型「スカイラインGT-R」のパワートレインを、ステージアに移植してしまったのです。
心臓は当然、GT-R譲りの2.6リッター直6DOHCツインターボ「RB26DETT型」エンジン。最高出力280ps、最大トルク37.5kg-mを発生する本気仕様のステージアになっていました。
また、駆動システムもGT-Rと同様の電子制御4WD「アテーサE-TS」を採用し、ミッションは5速MTのみ。外装は迫力ある専用エアロパーツで固めています。
そのほか、専用サスペンションやイタリア・ブレンボ社製の強力なブレーキシステムの採用、ボディ各部には専用の補強も施すなど、まさに“ワゴンの皮を被った”R33GT-Rと呼べる硬派なクルマに仕上がっていました。
さて、今回出品された260RSは1997年式の初期モデルです。走行距離は現在約17万6000km、外装は純正に近い良好なコンディションです。
一方、ホイールはBCNR33型の次世代であるBNR34型スカイラインGT-R用18インチアルミホイールへ交換、内装回りも追加メーターやMOMO製ステアリング、ニスモ製シフトノブなどを装着し、雰囲気を盛り上げるカスタムも加えられています。
エンジン関連はさらにこだわりの仕様。出品情報には、ARC製インタークーラーや社外インジェクター、HKS製ターボキットにVカムシステム、「F-CON Vプロ」によるフルコン制御など、本格的なチューニング内容が記載されています。
オークションは43件の激しい入札合戦の末、3万3750ドル(当日レートで約514万円)で落札。新車価格の約440万円を大幅に超える落札額に対し、オークションサイトの利用者からは驚きの声が上がり、多くの関心を集めました。
また、このオークションの結果を伝えた記事にも様々なコメントが寄せられました。
「あの頃の日産は本気だった」と登場時の衝撃を思い返すコメントや、「RB26エンジンを積んでてこの値段だと今やお買い得に感じる」と、昨今のスカイラインGT-Rの相場高騰を実感するコメントには、多くのいいねが付けられました。
また、特別装備である大型リアスポイラーに関するトリビアを書き込む人も。そのサイズ故にスポイラーには「回転ブラシのイラストともに『洗車機禁止』とまあまあ目立つステッカーが貼られていた」とか。それはまさに260RSの硬派さを表すエピソードです。
海外での日本製ヒストリックカーの人気上昇もあり、今後ますます広い注目を集める日本のちょっと古いクルマ。まだまだブームは過熱しそうです。
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