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「マイナ免許証」って一体何ですか? 無いと「置いてけぼり」にされますか? まだ何も理解できてないのですが、結局どれだけ「得」するんでしょうか。

くるまのニュース / 2025年2月2日 17時10分

2025年3月から運用開始となる「マイナ免許証」。新しい制度が始まることに、漠然とした不安を抱く人や、面倒に感じている人は少なくないと思いますが、マイナ免許証は私たちにとってメリットの多い制度です。

■保険証に続いて「運転免許証」も! どんなもの?

 いよいよ2025年3月から、マイナンバーカードと運転免許証、および運転経歴証明書が一体化される「マイナ免許証」の運用が開始となります。
 
 この「マイナ免許証」とは、そもそもどういった制度なのでしょうか。

画像はイメージ画像はイメージ

 「マイナ免許証」とは、マイナンバーカードに、運転免許に関する情報が記録されたものです。

 警視庁によると、マイナ免許証に記録される情報は、免許証番号、有効期限、免許の種類や条件に係る事項、顔写真などとのこと。券面には記載されず、ICチップに記録されるのみで、目には見えません。

 保有は希望制。そのため、従来の運転免許証のみを保有することも可能ですし、一体化させてマイナ免許証のみを保有し、従来の運転免許証は返納することも可能。また、一体化させたうえでマイナ免許証と運転免許証の両方を保有することも可能だそうです。

 マイナンバーカードとの一体化としては、健康保険証と一体化された「マイナ保険証」もあります。こちらは診療情報や過去の薬剤情報、特定検診などの情報を共有できることで、それらを踏まえた医療を受けられるほか、医療費が安く済んだり、医療費控除の申請が簡単になるなど、多くのメリットがありますが、マイナ免許証においても、メリットは多いです。

 もっとも大きなメリットは、更新時講習。優良運転者(ゴールド免許)と一般運転者(ブルーの免許)は、更新時講習をオンラインで受講することが可能になるのです。マイナ免許証のみの人のほか、マイナ免許証と従来の運転免許の両方を保有している人も可能。オンライン講習受講後は、警察署や運転免許試験場などで視力検査などの更新手続きを行う必要がありますが、オンラインで事前に講習が受けられることは、待ち時間が減り、負担軽減になりますよね。

 その更新の際の手数料も、マイナ免許証では安くなります。これまで2500円だった更新時手数料が、マイナ免許証では2100円と、400円も安くなるのです。一方で、従来の免許証で更新する際は2850円、マイナ免許証と従来の免許証両方の場合は2950円と値上がりに。(マイナ保険証と同様に)マイナ免許証普及のための策だと思われます。

 また、住所や氏名に変更があった際の手続きも楽になります。これまで変更があったときは、市町村に届け出をしたあと、警察署でも変更の届出をする必要がありましたが、マイナ免許証では市町村に届け出をすれば、警察への届け出は不要。

 もっともこれは、マイナ免許証と従来の免許証の両方を保有する人は利用できず、「マイナ免許証のみを保有する人」だけが受けられるサービスです。

 とはいえ引っ越しが多い人にとっては、うれしいサービスかもしれません。また、住所地以外での免許の更新(経由地更新)の手続きが迅速化される、というメリットもあります。

※ ※ ※

 ただ、マイナ免許証は、券面に記録がないために、有効期限切れ(失効)には十分に注意する必要があります。

 有効期間や免許種別などを確認するためには「マイナポータル」にログインするか、「マイナ免許証読み取りアプリ」を利用することになります。さっとカードから目で確認できないのが難点ですが、「うっかり失効」を防ぐため、こまめに確認しておきましょう。

 新しい制度が導入されることで、漠然と不安に思っている人は少なくないと思いますが、不便になることはありません。もちろん逆に、先述したメリットに「特段の必要性」を感じない場合は、従来のままという選択肢も残されています。必ずしも社会保障から「取り残される」ような事態にはならないでしょう。

 マイナ免許証の開始は、2025年3月24日から。警察庁によると、マイナンバーカードと運転免許証の一体化については、予約制が導入されるとのこと。詳細については、警視庁ホームページでお知らせする、とのことなので、気になる方はチェックしてみてください。

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