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ブレーキランプが「謎の点滅」! 突然“チカチカ”光る意味はナニ? まばゆい「赤ライト」の“素早い点滅”に隠されたメッセージとは!

くるまのニュース / 2025年1月30日 18時30分

前走車がブレーキランプを点滅させていることには、どのような意味があるのでしょうか。2パターンが考えられます。

■ブレーキランプが「謎の点滅」 何のサイン?

 運転中に、前を走るクルマがブレーキランプをチカチカと点滅させているのを見かけることがあります。

 このようなブレーキランプの点滅では、「運転者が意図的に行っている場合」と「システムが作動している場合」の2パターンが考えられますが、それぞれどのような意味を持ち、見かけた場合はどのような行動をとれば良いのでしょうか。

 まず運転者が意図してやっている場合ですが、これは「制動予告」と呼ばれる行為です。

 路上に予期しない障害物が現れた場合や、渋滞の最後尾に追いついた場合など、「ブレーキを踏むことを後続車が予測しにくい状況」が発生したときに、これからブレーキを踏むことを後続車に知らせる目的で行います。

 やりかたとしては、ブレーキをクルマが停止するまで一気に踏み込むのではなく、最初に何度かポンポンと踏んでからグッと強く踏み込むだけです。

 もし運転中に先行車がブレーキランプをチカチカさせたら、「前方に何か異変が起きており、これから減速や停止をするのかもしれない」と予測して、車間距離を取りましょう。

 次に、システムが作動している場合ですが、こちらは「エマージェンシーストップシグナル」というシステムの効果です。

 エマージェンシーストップシグナルは、近年搭載するクルマが増えてきている機能であり、車種によって「急ブレーキを踏んだ際に自動的にブレーキランプが高速点滅を繰り返す」パターンや、「通常ブレーキを踏んだときと同じようにブレーキランプが点灯し、ハザードランプが素早く点滅する」パターンがあります。

 前者の例としては、日産のハッチバックである「ノート」が挙げられ、60km/h以上の速度で走行中に急ブレーキを踏むと、ブレーキランプが点滅。

 ブレーキから足を離すか、ブレーキを踏んでいても速度変化が“急ブレーキではなくなった”と判断されると点滅が終了します。

 これは運転者が意図的に制動予告するよりも規則的かつ素早くブレーキランプが点滅することから、緊急度が伝わりやすいと考えられます。

 また、ホンダの軽自動車である「N-BOX」の場合は、同じく60km/h以上の速度で走行中に急ブレーキを踏むと、ブレーキランプが点灯するとともにハザードランプが素早く点滅。

 ブレーキから足を離すか、ブレーキを踏んでいても急ブレーキではなくなった場合に点滅が終了する点は先述したノートと同じですが、ハザードランプを手動でオンにした場合もシステムが停止する点がノートとの違いです。

 このように、前者、後者どちらの場合でも、先行車のブレーキランプがチカチカしているかハザードランプが高速点滅している際は、急ブレーキを踏んでいるサインであることには変わりないので、見かけた時は減速して車間距離を取り、必要に応じて自車にもハザードランプをつけましょう。

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