1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. ライフ

約204万円! 7人乗れる国産「“最安”ミニバン」どんなクルマ? トヨタの“超”お買い得ミニバン「シエンタ X」とは

くるまのニュース / 2025年2月1日 14時10分

ファミリー層を中心に人気のあるトヨタのコンパクトミニバン「シエンタ」には、消費税込みで「203万5200円」という廉価な3列・7人乗り仕様があります。国産ミニバン最安値のグレードは、いったいどのような装備内容となっているのでしょうか。

■200万円ちょっとで買える「3列シートミニバン」どう違う!?

 トヨタの人気コンパクトミニバン「シエンタ」でもっとも高価なグレードは「HYBRID Z」(E-Four)の323万4600円ですが、3列・7人乗りの最安値グレードは「X」(2WD)で203万5200円と、わずか200万円少々で済みます(価格は消費税込み、以下同)。
 
 この最廉価グレードは、上位グレードと比べてどれほど異なるのでしょうか。

 2022年8月のフルモデルチェンジで通算3代目となったシエンタ。

 現行型では1.5リッターガソリン車と、同ハイブリッド車をラインアップしており、それぞれに3列シート・7人乗りと、2列シート・5人乗りが設定されています。

 駆動方式は、2WD(FF)に加え、ハイブリッド車のみE-Four(4WD)も設定されています。

 全長4260mm×全幅1695mm×全高1695-1715mmのコンパクトなボディに便利な両側スライドドアをもち、フランス車のようなお洒落なエクステリアデザインが特徴です。

 前後席の間も広く設けられており、買い物かごを足元にそのまま置くことも可能となっているほか、330mmの低いフロア地上高とパワースライドドア開口部の高さが先代よりも高くなっていることで、後席の乗降性が優れているのも特徴。

 室内高も1300mmと高く、開放感ある室内となっています。

 そんなシエンタは、Xグレードをベースに、中間グレードの「G」、上位グレードの「Z」の3つが用意されています。

 最安値のXは、5人乗りが199万5200円から、7人乗りでも203万5200円と、200万前後で手に入れることができる貴重な存在となっています。

 これは国産のミニバンとしては最も安い設定ですが、上位グレードとはどこがどう違うのかは気になるところでしょう。

 エクステリアは、最大9パターンあるボディ設定色が、Xでは「ホワイトパール」「ブラック」「ベージュ」「アーバンカーキ」の4色に絞られます。ただしいずれもシエンタの人気色なので、大きな問題はないでしょう。

 スチールホイール+樹脂フルキャップのホイールカバーという設定は3グレードで大きく変わりませんが、他グレードのようにアルミホイールのオプション設定はありません。

 グリルモールはブラック塗装となり(Zは金属調塗装)、2灯式LEDヘッドランプもマニュアルレベリング機能(Zはオートレベリング機能有)となるなど、細部まで変更点がありますが、オーナー以外はわからないくらいの差異かもしれません。

 ターンランプとクリアランスランプはバルブ式となり(ZはLED)、テールランプもライン発光機能のないLEDランプですが、これまたいわれないと気づかないレベルでしょう。

■贅沢装備は省いても「安全装備」は標準装着!

 インテリアでは、2列目パワースライドドアが助手席側のみ(Z、Gは両側パワースライドドア有)となり、ステアリングホイールはウレタン製に(Zは本革巻き)。

 メーターはアナログメーター+4.2インチディスプレイ(Zはオプティトロンメーター+7.0インチディスプレイ)となります。

機能性を重視したシンプルな内装! トヨタ「シエンタ X」の装備とは機能性を重視したシンプルな内装! トヨタ「シエンタ X」の装備とは

 インストルメントパネルやドアアームレスト、フロントサイドインサイドドアハンドルはブラック樹脂製に(Zはファブリック巻きやシルバー塗装)、運転席アームレストや後席用サンシェードもない(Zで標準装備)など、加飾面でも細かな違いがあります。

 装備面では、ZとGには標準装備のディスプレイオーディオ、前側ドライブレコーダー、パノラミックビューモニターが付いていません。

 ただしともにオプションで装着可能なので、必要に応じて追加したり、オーディオやナビなどは後から量販店などで装着することも可能です。

 USB充電端子は、Xでも前席にType-Cが2個標準装備され、GやZに標準装備の後席用もオプションで追加することができます。

 なおZやGはオートエアコンなのに対し、Xはマニュアルエアコン&ダイヤル式コントロールに。また天井サーキュレーターもオプション設定から外されています。

 ただし、安全運転に関わる運転支援機能「トヨタセーフティセンス」は標準装備されています。

「レーントレーシングアシスト」や「レーダークルーズコントロール」(全車速追従機能付)、「オートマチックハイビーム」、歩行者や二輪車を検知して衝突回避支援をする「プリクラッシュセーフティ」や、「プロアクティブドライビングアシスト」なども含まれます。

 唯一「ブラインドスポットモニター」は備わりませんが、これもプラス4万9500円で装着可能です。

 贅沢装備は省いても、安全装備を削ぐことはないという、トヨタの方針がうかがえます。

※ ※ ※

 このようにXグレードは必要最低限の装備に絞られているため、全ての人にオススメできるグレードではないかもしれません。

 ただ、ちょうど良いボディサイズと広い室内、両側スライドドアの利便性をもつシエンタの魅力を、最もリーズナブルに享受できる買い得なグレードともいえ、検討してみる価値は十分にあるでしょう。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください