日本初の「寝台バス」3月に実証運行開始へ 「完全に横になれる夜行バス」ついに実現! 新開発の「フルフラットシート」東京~徳島・高知便で誕生
くるまのニュース / 2025年1月30日 11時15分
高知駅前観光は2025年1月30日、国内初となる「寝台バス」の実証運行を、同年3月4日に開始すると発表しました。
■「フルフラット座席」はじめての事例
高知駅前観光は2025年1月30日、国内初となる「寝台バス」の実証運行を、同年3月4日に開始すると発表しました。
日本における夜行バスは、あくまで「シートに腰掛ける」ことしかできず、「完全に横になって眠る」サービスは保安上認められていませんでした。
しかし、熟睡して移動するのに難があることから、夜行バスを敬遠する人も少なくありません。
そんななか、深夜移動へのニーズが高まっていることをうけ、2024年11月に国土交通省が「フルフラット座席を備える高速バスの安全性に関するガイドライン」を公表。
「2点式座席ベルト」「転落防止プレート」などの技術要件をまとめ、フルフラット座席で完全に横になってバス移動しても乗客が安全であるという“お墨付き”が誕生したことで、いよいよ実現への機運が高まっていました。
今回、その第1号となるのが、高松駅前観光の運行する「スマイルライナー」(東京~徳島・高知)です。
同社は独自の新型リクライニングシート「ソメイユプロフォン(Sommeil profond)」を開発。2023年11月のバス技術展示会「バステクin首都圏」でも披露されていましたが、このたび国土交通省のガイドライン策定をうけて、ガイドライン対応をおこない、車検も取得。実証運行を実現した形です。
ソメイユプロフォンは、前後の2席が一体で、通常のシートからフルフラットになる際に「上側席」「下側席」の縦2段構造になります。シート幅48cm×頭上空間53cm×身長側長さ185cmというサイズです。2席を1ユニットとして、あくまでバス車内の「一部のみ」に導入することも可能。バス1両につき、最大12ユニット(24人分)まで設置可能といいます。名称はフランス語で「熟睡」を意味するといいます。
今回は半年間のモニター運行ということで、通常のシート車と同様の料金で利用できます。
約5か月のモニター運行が行われ、週1での運行を予定しています。秋ごろから通常運行になる予定で、同時に他のバス会社へも、この座席商品「ソメイユプロフォン」を展開するとしています。
予約は2月7日から。ウェブ予約「発車オーライネット」から。
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