日産が「フェアレディZ」を発売! まだ新車で買える!? 伝説の“GT-Rカラー”「ミッドナイトパープル」に“歴代最強”の「NISMO」も継続! 「2025年モデル」受注開始で注文も殺到?
くるまのニュース / 2025年1月31日 12時50分
日産が受注を開始した2025年生産予定の「フェアレディZ」について、さっそく販売店には多くの反響が寄せられているようです。
■まだ間に合う!? 本気で欲しいなら「急いで」ディーラーへ
日産は2025年1月10日、「フェアレディZ」および「フェアレディZ NISMO」における2025年度生産車両の新規注文受付を開始したと発表しました。
長らく受注停止となっていたフェアレディZですが、受注状況や納期について実際はどうなのでしょうか。販売店に聞いてみました。
日産「フェアレディZ」(RZ34型)
2021年8月にニューヨークでワールドプレミアとなり、日本では2022年1月に開催された「東京オートサロン2022」会場でお披露目となった現行フェアレディZ(RZ34型)。
1969年にデビューした初代フェアレディZ(S30型)から数えて7世代目にあたり、歴代フェアレディZへのオマージュを随所に盛り込んだデザインが特徴です。
ボディサイズは全長4380mm×全幅1845mm×全高1315mm、トランスミッションは、6速MTに加えてマニュアルモード付フルレンジ電子制御9速ATが設定されています。
エンジンは新開発の3リッターV型6気筒ツインターボエンジン「VR30DDTT型」を搭載し、最高出力405ps/6400rpm、最大トルク475N・m/1600-5600rpmを発生します。
また、2023年8月には新色追加などを実施した2024年改良モデル登場とともに、スポーツブランド「NISMO」が手掛けたハイパフォーマンスモデルである「フェアレディZ NISMO」が追加されています。
エンジンはよりパワーアップされ、最高出力420ps/6400rpm、最大トルク520N・m/2000-5200rpmを発生します。
さらに、専用のシャシやブレーキシステム、トランスミッションの変速レスポンス向上と耐久性のアップ、ボディ剛性の強化も図られています。
このほか、「NISMOステルスグレー/スーパーブラック」といった専用色の設定や、フロントグリル、フロント/リアバンパー、フェンダーモール、サイドシルプロテクター、リアスポイラー、リアLEDフォグランプ、レカロシートがフェアレディZ NISMO専用となるなど、変更点は多岐にわたります。
最新のフェアレディZの価格(消費税込)は、549万7800円から675万9500円、フェアレディZ NISMOは930万2700円です。
しかし、現行型発表当初から受注停止の状況が続き、ファンをやきもきさせていたこともあり、今回ようやく受注再開となりました。
さっそく販売店には多数の問い合わせが入っているようで、首都圏にある日産ディーラーのスタッフは以下のように話します。
「日産を代表するモデルのひとつだけに注目度はかなり高いです。ただ、高額なモデルですので、問い合わせが多くても受注に結びつくケースは少ない印象です。
それでも選ばれる方は、2025年度の生産開始枠から採用された新色のミッドナイトパープル、432オレンジ、ステルスグレー/スーパーブラック 2トーンのなかから選ばれる方が中心です。
なかでも人気があるのはステルスグレー/スーパーブラック 2トーンですね。フェアレディZのご納期は4ヶ月以上を見ていただいています。
また、フェアレディZ NISMOの2025年度生産台数は1000台を予定しており、多くのご注文をいただいた場合は抽選となります」
また、別の販売店でもこのように話します。
「問い合わせは多いのですが、高額なモデルであり、なおかつ2シーターということもあって、実際にご契約に至るのは50代以上の方が多いです。
独身の方や、子育てが一段落してようやく自分の趣味に時間とお金が使えるようになり、若いときに憧れていたフェアレディZを…ということで選ばれる方がほとんどですね。
肌感覚ですが、フェアレディZ NISMO狙いの方が多い印象です。こちらのモデルは2025年度の生産台数が1000台となり、申し込み多数の場合派抽選です。
受付期間は1月9日から1月31日までですので、迷っていらっしゃる方がお早めにご決断ください」
やはり問い合わせは非常に多いようですが、懸念点は価格の高さ。そこの踏ん切りがつかない人がいるようです。
最低でも500万円オーバーとなれば、決して安いクルマではありません。しかし、フェアレディZは今では希少になってしまった純粋なスポーツカーです。
限定モデルでもない限り「欲しいと思ったときに注文できる」ことは非常に重要なこと。このさき、どのタイミングで販売終了になっても不思議ではありません。
メーカー側にもさまざまな事情があるのは百も承知のうえで、ファンをつなぎとめておくためにも、安定的な供給を望みたいところです。
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