マツダ斬新「“2ドア”スポーツカー」に注目! 次期型“RX-7”と噂の「画期的ロータリーエンジン」搭載モデルがスゴイ! 流麗ボディ採用のコンセプトカー「アイコニックSP」市販化への課題とは?
くるまのニュース / 2025年2月3日 18時10分
自動車ファンのなかでは「RX-7の事実上の後継車」と考えるユーザーも多いマツダのロータリースポーツコンセプトカー「アイコニックSP」ですが、市販化するにあたってどのような点が課題となるでしょうか。
■「RX-7」の後継?「RX-9」?MAZDA ICONIC SPとは
2023年10月に開催された「ジャパンモビリティーショー2023」において、マツダはコンパクトスポーツカーコンセプトの「MAZDA ICONIC SP(マツダ アイコニック SP)」を世界初公開しました。
同車は、低くかまえたスポーティなシルエットと滑らかなボディラインを持ち、そのスタイリングはマツダが掲げる「魂動デザイン」の最終進化形と言えるでしょう。
公表されているボディサイズは、全長4180mm×全幅1850mm×全高1150mmです。
これは、マツダの往年の名スポーツカーである「RX-7(FD3S)」に近い数字であるため、MAZDA ICONIC SPを「RX-7の事実上の後継車」、つまり「RX-9」と考えるユーザーも少なくないようです。
もちろん、単にサイズが近いということだけが理由ではありません。
MAZDA ICONIC SPのデザインを特徴づける低重心のプロポーションは、RX-7にも搭載されていたロータリーエンジンの技術によって形成されています。
さらに詳しく見ると、RX-7に搭載されていたのは1.3リッターのロータリーエンジンですが、MAZDA ICONIC SPには「2ローターRotary-EVシステム」と呼ばれる最新式のパワートレインが搭載される予定です。
このパワートレインは、2基の発電用ローターから電力を供給する仕組みのものであり、その発電にはカーボンニュートラル燃料が用いられると言います。
これはまさしく「現代のロータリーエンジン」と呼べるものであり、そういった点もまた、MAZDA ICONIC SPが「RX-9」と考えられる理由のひとつとされています。
とはいえ、現時点ではMAZDA ICONIC SPが「RX-9」であるという公式なアナウンスはなく、あくまでも一部のユーザーによる予想の域を出ていません。
ただ、MAZDA ICONIC SPのスタイリングやパワートレインを見ると、多くのファンが「RX-9」の登場を期待してしまうのも無理はないでしょう。
■MAZDA ICONIC SPの市販化に「軽量化」がカギに
「RX-9」という名称であるかどうかはともかく、MAZDA ICONIC SPは実際に市販されるのでしょうか。
内装の造形はかなり現実的!
2023年10月にMAZDA ICONIC SPが発表された際には、マツダはその市販化について名言を避けています。
そのため、MAZDA ICONIC SPが市販を前提としないものである可能性も考えられる一方、内外装の作り込みを見る限り、単なるショーモデルではないことがうかがえます。
また、2024年2月にはマツダのパワートレイン開発本部パワートレイン技術開発部に「RE開発グループ」が復活したことで、MAZDA ICONIC SPの市販化が現実味を帯びてきました。
こうした経緯を考えると、MAZDA ICONIC SPが市販化される可能性は高いとみてよさそうです。
ただ、そのためにはいくつかのハードルを乗り越えなければならないのも事実。
そのひとつが、軽量化です。
MAZDA ICONIC SPは、最高出力370PSを発揮しながらも車両重量は1450kgとなることが公表されています。
パワーウェイトレシオはわずか3.9となっており、これは現在販売されている国産スポーツカーのなかでは日産「GT-R」や「フェアレディZ」と並ぶ水準です。
ただ、「2ローターRotary-EVシステム」に近い構造のパワートレインを持つ「MX-30 ロータリーEV」の車重は1780kgと、通常のMX-30と比べて300kg以上の重さです。
このことから、MAZDA ICONIC SPに搭載される見込みのパワートレインもそれなりの重量となることが予想されます。
しかし、一定の最高出力を維持したうえでパワートレインそのものを軽量化するのは難しく、この点をどのようにクリアするのかが、MAZDA ICONIC SPの市販化の大きなカギとなりそうです。
※ ※ ※
一方、マツダは2021年7月から8月にかけて、アルミ合金製のスペースフレーム構造を採用した車体構造に関する特許を出願しています。
これはクーペボディの2ドアスポーツカー向けのものとなっており、「ロードスター」への採用を想定したものでないことは明らかです。
現時点では、これがMAZDA ICONIC SPの市販化を示す確固たる証拠とは言えません。
しかし、市販化への大きなハードルとなっている1450kgという車両重量を達成するためには、ボディそのものの軽量化は必要不可欠であるのも事実です。
具体的な時期については、マツダからの公式なアナウンスを待つ必要があるものの、こうした背景を考えると、MAZDA ICONIC SPが市販化に向けて動き出していることは確かなようです。
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