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ホンダに250ccの「スーパーカブ」があった!? 「自動遠心クラッチ」じゃない“トルコンAT”搭載! ワイドボディ&大径ホイールがカッコイイ! 衝撃の「ボスカブ」コンセプトとは

くるまのニュース / 2025年2月9日 11時10分

ホンダに250ccの「スーパーカブ」があった!? 「自動遠心クラッチ」じゃない“トルコンAT”搭載! ワイドボディ&大径ホイールがカッコイイ! 衝撃の「ボスカブ」コンセプトとは

■ホンダが提案する大人のためのウィークエンドバイク

 ホンダは1999年10月、千葉・幕張メッセで開催された「第33回東京モーターショー」(現・ジャパンモビリティーショー)において、「Be Smart, Have Fun!」をテーマに、環境に優しく安全性の高い二輪車の未来を提案する展示を行いました。

 このショーでは、環境・安全・ITS(高度道路交通システム)などの先進技術を披露するほか、未来の自動車として様々なコンセプトカーが各社から出展されました。

 その中で注目を集めたコンセプトモデルの一つが、ホンダ「BOSS CUB(ボスカブ)」です。

 ボスカブは、ホンダの長年にわたるベストセラーモデル「スーパーカブ」をデザインイメージとしたオートマチック仕様のコンセプトバイクです。

 週末のツーリングをより快適に楽しめる、余裕を持ったまさに“大人のためのウィークエンドバイク”として開発されました。

 スーパーカブの利便性や乗りやすさを継承しながら、大人の嗜好に応える洗練されたデザインが特徴です。

 ボディサイズは全長1820mm×全幅770mm×全高1040mmです。

 当時のスーパーカブ50(全長1800mm×全幅660mm×全高1010mm)と比較すると全体的に拡張されワイドなボディが快適性や安定感を向上させていました。

 外装では、ウインドプロテクションとして優秀な、取り外し可能なレッグシールドを備え、快適性を確保。

 シート形状は、1998年にブラジルで登場したスーパーカブの派生モデル「C100 Biz」で採用されていた厚みのある前後席一体型シートを採用し、長距離の運転でも快適に過ごせるような配慮が見られます。

 足回りには、フロントにブレーキディスク、リアにドラムブレーキを搭載。さらに、5スポークの大径アルミホイールにバイアスタイヤを装着し、走行安定性も確保されています。

 パワーユニットは、水冷4ストロークOHC単気筒の248ccエンジンを搭載。トルコン式ミッションを組み合わせることで、250ccクラスならではパワーとスムーズな加速、手軽な操作性を両立させていました。

 スーパーカブの乗りやすさや手軽さといった実用性と、250ccクラスの走行性能を持ち合わせたボスカブは、日常の足としてはもちろん、レジャー用途にも適した一台といえるでしょう。

 モーターショーでの発表以降、市販化の話題も期待されましたが、最終的にコンセプトモデルとしてのみの登場となりました。

 しかし、そのユニークなコンセプトとスーパーカブのDNAを受け継いだデザインは、多くのバイクファンの記憶に残っており、現在でもネット上では現実化を待ち続けている声が多く見受けられます。

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