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訪日中国人の高速バス利用「昨年の11倍」に激増!? “春節ラッシュ”に明らかな変化 「快眠高級シート」利用率も「日本人の2倍」に!? 背景は若者世代か

くるまのニュース / 2025年2月6日 7時0分

高速バスを運行するWILLER EXPRESSは2025年2月4日、春節ならびに春運期間における高速バスの予約動向を明らかにしました。

■従来の「団体ツアー」から変化? 爆増する高速バス利用

 高速バスを運行するWILLER EXPRESSは2025年2月4日、春節ならびに春運期間における高速バスの予約動向を明らかにしました。

 中国における「正月休み」は日本と違い、「旧正月」にあたる1月28日~2月4日です(春節)。大型連休ということで海外旅行を含む大移動(春運)が行われます。

 当然、隣にある日本へも中国人が多くやってきます。

 今回、高速バス「WILLER EXPRESS」の場合、今年の訪日中国人旅行客の数は「2473人」に達し、1月28日時点で前年と比べて「11倍」というすさまじい増加を見せたとのこと。

 また春運の初週となる1月13日週だけで801人がバスを利用し、週単位では過去最多となったそうです。

 特に多かったのは「関東~関西線」で、全体の約8割。関東~関西だけで見ると「前年比14倍」とものすごい増加を見せています。

 この数字は、コロナ前である2019年と比べても9倍以上であり、これは回復途上である訪日中国人全体の傾向と比べても「高速バス市場では傾向が異なるようです」(同社)と分析しています。

 同社は、この高速バス利用の激増の背景について「訪日中国人大学生が、個人旅行をするようになり、バスを選ぶようになった」と分析。

「WILLER EXPRESS」の利用者の6割超が「18~23歳」に集中していることに表れています。

 また、大学生など若者年齢層は、春節のピーク期間を避けて日本にやって来る傾向があり、「少しでも旅行費用を抑えるため、運賃が割高になる春節期間からずらして旅行を計画している」とみられています。

 さらに、日本人利用者との違いとして、快適性を向上させたプレミアムシートの利用者が多いとしています。

 同社は座席に大型フードやパーテーションにより「圧倒的個室感」を備えた「DOME(ドーム)」や、大型シェルによる個室性とフラット性を高めた「ReBorn(リボーン)」を展開。1万円を超える料金設定ながら「夜行バスであんなに眠れたのは初めてなくらい快適でした」など好評を博しています。

 同社のデータでは、これら2種類のプレミアムシートの利用率は、日本人(国内在住)の11.6%に対し、訪日中国人は23.7%。志向性は日本人の2倍で、全体の4人に1人がプレミアムシートを選択するという結果が出ています。

 もともと、中国人の「団体旅行→個人旅行」という傾向が明らかになっており、ウィラーでも2024年2月に予約サイトへ中国系決済サービス「WeChat Pay」「Alipay+」を導入。今後も「予約時や乗車時のご案内などにおいてもサービスの質を高めていきたいと考えます」としています。

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