新車は人気が無いけど中古で人気!? おすすめクルマ5選
くるまのニュース / 2018年6月30日 11時30分
新車販売時に人気のクルマは、中古市場でも高値が付いています。では、新車時にあまり売れていないけど、中古車だと人気があるクルマにはどのようなの傾向があるのでしょうか。
■クルマの人気は販売台数に比例する?
自動車メーカーがラインナップしているクルマには、必ずしも売れ筋ばかりではありません。現行でラインナップされている車種の中には、ひっそりと販売され続けているクルマも存在します。
今回は、そんな各メーカーの現行ラインナップの中で新車販売は堅調ではないけれど、中古車では人気が高いクルマを紹介。まず、新車販売の人気は「日本自動車販売協会連合会(通称:自販連)」の2018年1月~5月の新車販売台数データを参考にします。
このデータは、「現行ラインナップ」「商用車・軽自動車を除く」「ブランド名で統一表記」という条件下から月別の販売台数TOP50を発表しているため、この中から各メーカーホームページに掲載している車種を照らし合わせて、TOP50に車種名がないものをピックアップします。
2018年1月から5月までの新車販売台数TOP50に入らなかった現行ラインナップ一覧
図は2018年1月~5月の新車販売に車種名が記載されていないクルマです。中でも、トヨタはミニバンジャンルのラインナップ(9車種)すべてがランキングに名を連ねるという人気ぶりです。
名を連ねた車種の中で筆者が気になったのは、トヨタ「マークX」、日産「ジューク」、スバル「レガシィ」、三菱「パジェロ」、スズキ「ジムニー」と言ったクルマをある程度知っていれば一度は耳にしたことがあるはずのクルマ達です。知名度はあるけど新車販売が不調の理由とはなんなのか。それぞれの現状やおすすめの理由を紐解いていきます。
過去にSUV形乗用車販売台数第1位を獲得した日産・ジューク
<トヨタ マークX(通算11代目:2009年~)>
新車価格:265万6800円~
中古価格:約44万円~
トヨタ「マークX」は、先代のマークIIから続くトヨタのミドルサイズセダンとして、長年人気があるモデル。しかし、近年の新車販売台数は低迷しています。その理由として、2017年夏に発売されたトヨタ「カムリ」のセールスが好調なことやレクサスブランドの「IS/GS」の存在など同メーカー内でのライバル車がいる以上、「マークX」の存在意義が不明確とっているからです。しかし、クルマ自体のポテンシャルは高く、セダンでスポーティな走りを楽しみたい人には狙い目のクルマです。
<日産 ジューク(初代:2010年~)>
新車価格:197万5320円~
中古相場:約49万円~約248万円
日産「ジューク」は、2011年に国内SUV販売台数1位を獲得したこともあるモデル。発売から8年経ちますが、フルモデルチェンジをせず販売を続けているクルマです。そのため、目新しさがないことやライバル車の投入などで、最近の新車販売では台数を稼ぐことができていません。しかし、いまでも通じるデザインや取り回しのし易いサイズ感などで中古市場では人気の車種です。
<スバル レガシィ(6代目:2014年~)>
新車価格:302万4000円~
中古価格:約100万円~
スバル「レガシィ/レガシィアウトバック」は、長年にわたりスバルブランドのメインモデルとして販売。しかし、現在のスバルラインナップには「レヴォーグ(ワゴン)」「インプレッサ(セダン/ワゴン)」「スバル XV(SUV)」といった車種が存在し、ユーザーニーズや価格帯から検討範囲がふえたこともあり、販売台数が減っていると予想できます。
<三菱 パジェロ(4代目:2006年~)>
新車価格:327万7800円~
中古価格:約65万円~
三菱「パジェロ」は、日本を代表するオフロードSUVとして販売。特に、ダカール・ラリー(パリダカ)での経験を活かした四輪制御技術には定評があります。2006年に現行モデル(4代目)が登場し、現在までに多くの改良が施され常に最新技術が採用。モデルライフとしては長いですが、耐久性が売りのモデルでもあることから中古市場でも人気があります。
<スズキ ジムニーシエラ(3代目:2000年~)>
新車価格:116万8600円~
中古価格:約35万円~
スズキ「ジムニーシエラ」は、軽自動車「ジムニー(3代目)」の派生モデルとして誕生。1.3リッターエンジンを搭載し、ジムニーを一回り大きくさせたサイズです。2000年からデビューしているモデルですが、2018年7月にフルモデルチェンジが予定されていることから、中古相場価格にも変動が予想されるた注目の1台と言えます。
新車での販売台数が少なくても、車種知名度が高いクルマはそれなりの信頼性があるクルマと言えます。また、中古車相場的にも今回挙げた5台は、モデルライフが長く、価格帯や車体状態の幅が広いので、検討時には現車の確認を必ずすることをおすすめします。
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