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シエラも登場した2代目「ジムニー」、歴代モデルの中で最も老若男女に愛された名車

くるまのニュース / 2018年7月2日 6時30分

歴代ジムニーの中でも、もっとも人々の心に強く残っているモデルと言えば、2代目なのではないでしょうか。1981年に登場したSJ30は、基本的なメカニズムは先代から受け継ぎながらも、どこかジープの模倣でしかなかったジムニーに、デザインでも性能面でも確固たるオリジナリティを与えていきました。

■80年代中盤からの"ヨンクブーム"に影響された2代目ジムニー

 歴代ジムニーの中でも、もっとも人々の心に強く残っているモデルと言えば、2代目なのではないでしょうか。1981年に登場したSJ30は、基本的なメカニズムは先代から受け継ぎながらも、どこかジープの模倣でしかなかったジムニーに、デザインでも性能面でも確固たるオリジナリティを与えていきました。登場時のキャッチコピー「Tough&Neat(頑丈でこぎれいな、の意)」の通り、ただの実用車ではないという印象を体現していたのです。

 その最たるものが、ボディバリエーションです。先代から受け継いだソフトトップ(幌)に加えて、ソフトトップ/ハーフメタルドア、ソフトトップ/フルメタルドア、ハードトップという4つのボディを順次ラインナップ(1990年にはパノラミックルーフを追加)。レジャーなど多様なニーズに応えていました。

 2代目をひと言で表現すると「進化」。80年代中盤からおこった“ヨンクブーム”に影響されて、四駆マニア以外の人にも受け入れられる製品企画がされていました。

 まず登場時のエンジンは、直列3気筒2サイクルエンジンでしたが、1984年に登場したビッグマイナーチェンジ版のJA71では、直列4気筒電子制御インタークーラーターボエンジンに換装。さらに1990年登場のJA11型は660ccに排気量アップ、1995年にはJA22にDOHC4バルブ化されたエンジンが搭載されるなど、時代に合わせた改良が行われています。

 JA12/22型では、長年使い続けてきたリーフスプリング式のリアサスペンションを、コイルスプリング式に変更。走行性能や乗り心地を大幅に改善しました。

■小型車枠の「シエラ」が登場した2代目ジムニー

 小型車枠のジムニーが登場したのも、2代目のトピックです。それまで排気量の大きいジムニーは輸出専用モデルでしたが、国内ニーズの高まりによって、1982年にSJ40型ジムニー1000を発売。以降、JA51型ジムニー1300、JB31型ジムニーシエラ、JB32型ジムニーシエラという新機軸になっていきます。

1982年 ジムニー1000 (SJ40)

 ジムニーの商品性は多様化し、これによって幅広い層のユーザーの獲得に成功。その名を知らない人は少なくなり、アウトドアブームの潮流に乗って、老若男女がジムニーに乗るようになっていったのです。

 しかし90年代末期になると四輪駆動車のRV化、SUV化が急速に進み、無骨なで本格派の匂いを残すジムニーは、ライト路線を進んでいたライバル・パジェロミニに太刀打ちできなくなっていったのです。2代目は3回の大きなマイナーチェンジをおこなって18年間製造されましたが、1998年に惜しまれながらその役割を終えました。

 とは言え、2代目が自動車の歴史の中で担った役割が大きいと言えます。未だ2代目に乗っているユーザーも多く、”2代目がベストジムニー”という声も少なくありません。4代目の最新型ジムニーの各部デザインにも、大きな影響を与えているモデルなのです。

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